衆院選が始まり選挙カーが毎日回ってきます。雇用も焦点になっていますが、ある党派は「雇用が増えたというが、その大半は非正規ではないか！」と叫んでいますが現在国内総労働者数は求職者も含めた数は約6,600万人。前年比で男性は定年退職やニート増で約12万人減、一方で女性は主婦や育児中女性を中心に約50万人増。女性がワークライフバランスを求めてパートやハケンなど家事・育児の両立を目指し理想の働きやすいスタイルを望み社会進出してきているのだからこんなこと当たり前の結果なのに、結局いつまで経っても男性労働者の目線でしか雇用・労働を考えていないからこういう見当外れの議論になるのだろうなと感じます。男性がだらしないと言ってしまえばそれまでですが、主婦や育児中の方がどんどん社会に進出してきてワークライフバランスを目指しているのですから正規であろうと非正規であろうとあまり興味がないのが現実で、こういった女性が求めているのは「雇用形態」ではなく「はたらく」なのです。男性や独身者だけの視点でのみ議論されていてはたらく主婦やママさんが増えているという現実がそっくり見落とされていたり、「雇用」と「はたらく」の違いが分かっていない人がまだまだ日本には多いのかなとも思いますが・・・。ふと感じたので書いてみましたが、選挙期間中ですし、特定の党派に肩入れするつもりも非難するつもりで書いているわけでもないので、このへんで。