第153話「くるみん」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

オフィスタでは、次世代育成支援対策推進法第13条により認定を受け、同法第14条の厚生労働大臣認定マークを取得しました。

共働きのご夫婦や育児とお仕事の両立を目指す方にとって、勤め先の会社がいかに子育てに理解があるか?いかに子育てに適した環境が整備されているかはとっても重要なことですよね。

しかし、どの企業が「はたらくママさんに理解を示してくれている会社なのか」を知ることは難しいと思います。社規には育児に関する休暇等の規程があっても実際には運用されていなかったり、取り組みがされていない、職場の全社員が深い理解を持っているとは限らない、ということもあります。そこで、子育てサポート企業・子育て支援企業といった、育児とお仕事の両立に理解を持っている女性支援の目印指針として「くるみんマーク」という大臣認定があります。

「くるみんマーク」は次世代育成支援対策推進法第13条の認定を受けた企業だけが、同法第14条により厚生労働大臣が指定する認定マークを掲げても良いとされる公的認定です。(担当部局:厚生労働省雇用均等・児童家庭局職業家庭両立課)

この法律は、平成157月に成立・公布され、次代の社会を担う子どもが健やかに生まれ、育成される環境の整備を行う次世代育成支援対策を進めるため、国や地方公共団体による取組だけでなく、101人以上の従業員がいる会社は行動計画を策定し届出することとされています。

事業主(会社)は、従業員の子育て支援のための行動計画を策定し、それを実際に実施し、その結果が一定の要件(取得基準)を満たす場合にのみ認定を受けることができます。

その認定を受けたことを証明する認定マークが「くるみんマーク」です。

実際に育児中の女性が育児とお仕事の両立を行うのは大変なことですし、将来ママさんになる女性にとっても会社の職場環境がどうなのか心配・不安はあるでしょう。そして企業側もなかなか制度としてこれらママさんへの支援に対する行動指針を作り、それを実際に遂行するのは大変なことです。いわば、くるみんは子育て支援に積極的に取り組む企業の目印なのですが、多くの企業がこの取り組みを実現できていないため、国内に何千万という会社が存在するにもかかわらず認定を取得している会社は日本国内でわずか1,000社ほどしかありません(H23.6月末で1,095)。結果として「くるみんマーク」もあまり知られていないというのが現実です。

自分の勤める会社、これから勤めようとする会社が子育てに適した環境が整っているかどうか、周りの社員は子育てとお仕事の両立に理解をもってくれているかどうかは女性にとっては、とっても重要なこと。

そんなときに、「くるみんマーク」がついている会社かどうかで、女性や育児中の人が働きやすい雇用環境が整備されているかどうかを判断するための指針なのです。

認定を取得するためには、雇用環境の整備について行動計画策定指針に照らし適切な行動計画を策定したり、子を持つ労働者を対象とする育児休業の制度または勤務時間短縮等の措置に準ずる措置を講じたりと様々な基準をクリアしなければなりませんが、これらすべての項目をクリアするのが難しいといった企業が多いようですが、オフィスタのコンセプトは、“はたらく女性/育児とお仕事“ですので、これらはかなりハードルは低く感じられ、むしろ当初よりこれ以上の各種支援を実施してきておりましたので、あっさりクリアというのが実感でした。むしろこれ以上のガイドラインを作成し実行していたくらいです。「くるみん」を取得した事業主は税制優遇制度が適用されたりしますが、オフィスタとしては育児とお仕事の支援企業としての位置づけを公的にみなさまに公開するため今回取得してみました。


「子供がいるとすぐ休むでしょう」とか「迎えに行くから残業しないでしょう」と子供がいるというだけで就職の間口が狭められてしまう現在、こうした次世代認定を取得した企業が増えることを祈っております。そして、既に次世代認定を取得している企業・団体さまとの連携を行うことで国内の雇用環境に資することができればと願っております。

くるみんマークに関する記事はオフィスタNEWS39号(平成23815日発行)にて特集されておりますので、お時間のある時にご覧ください。


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