サッカーのワールドカップも日本が敗れてしまったため盛り上がりも薄れてしまいましたが、期間中はやはり国内は熱気溢れるといった雰囲気でしたね。日韓共催のワールドカップのときと比べると放映時間等の関係もあったのか若干トーンダウンは否めませんでした。私はサッカーは詳しくないのですが、日本が高い守備力を持っていることは全試合を通じてよくわかりました。圧倒的な得点力でしびれるようなシュートを決める優勝候補各国のシーンも爽快ですが、地味ながらも得点を許さない日本の試合もなかなか渋みがあって面白かったです。
サッカーの華は得点ですのでシュートを決めるFWの選手が新聞メディアでも大きく取り上げられがちなのですが、DF陣の頑張りで“地味ながらも守る”という一体感は組織力という点で素晴らしいものがありました。また、出場機会に恵まれなかったベンチのスター選手の陰ながらの一体感もあったのでしょう。
そういえば私が新入社員の当時に「会社の華は営業職であり、事務職はサッカーでいえばDFだ。」というような言葉を聞いたことがあります。当時は“あー、なるほどな”という感じでしたが、DFがしっかりしている組織もなかなか強いものだなと日本戦のTVをみていてふと思ったものです。
ちなみに今大会の注目を集めたアルゼンチン監督のマラドーナ。スーパースター選手のメッシよりも注目され今更ながらその存在感には驚きです。あれほどの個性とカリスマをもった指揮官がいれば確かに強い組織がつくれるんだろうなと考えてしまいます・・・