みなさまは職場で様々なお仕事に携わっていることと思いますが、お仕事をするうえでは与えられた業務以外にも社会人としての一般常識やビジネスマナーが求められる場面が多々あります。PCスキルや経理スキル、専門スキル以外にも日常的に組織ではたらくうえで必要なスキル、これがビジネスマナースキルといわれるものです。
その大半は経験から習得する部分が大きく、本を読んだり教わったりしての勉強ではなかなか身に付くものでもありません。また、間違っていたとしてもそれを指摘していただける方もあまりいらっしゃらないと思いますので自分で気づいて独学で覚えなければならないスキルです。あえて指摘はしないが「ビジネスマナーが足りないな」と周囲からは内心思われてしまい、自分自身は指摘されないため気付かずに通り過ぎてしまう、そんな恥ずかしい思いをしないために、このたびオフィスタでは「職場でのビジネスマナー・マニュアル」を発行いたしました。
自分は社会人経験が長いのでビジネスマナーは身についていると過信されている方が多いのもマナースキル向上を遮る原因になっています。
例えばここで1問、お葬式のときの香典には新札を入れますか?使用したお札を入れますか?
正解は「新札を入れる」が正解です。新札を入れてはいけないと思っている方は残念ながら不正解です。確かにひと昔前はそうでした。昔は今のように近くに銀行があったりコンビニATMなどない時代でしたから新札を香典袋に入れるということは「あらかじめ香典を用意して亡くなるのを待っていたのではないか」と思われるため新札はNGだったのです。しかし今の時代、お金を銀行から降ろすことはたやすい時代ですよね。折れ曲がった皺のあるお札では、「銀行に行く手間も惜しんだ」と思われてしまうのです。現代では香典袋には新札を入れるのがマナーなのです。このようにマナーというのは時代とともに常に進化するものです。ひと昔前のマナー・常識が、今の時代では非常識と言われてしまうこともあるのです。常に新しいマナーをキャッチするアンテナを常日頃立てておくことが大切です。
マニュアルは大きく「人と接する際の対応」と「作業を行ううえで一般常識を基に行うもの」の2つに分けて図表を交えてわかりやすく解説しています。
お客様が来たときの接客や電話の対応などは「人と接する際の対応」に含まれます。冠婚葬祭や香典といった作成や手配などは「作業を行ううえで一般常識を基に行うもの」に含まれます。どちらも一般常識として経験の中から自分で身につけていくものですから、誰かが教えてくれる分野ではないので、特に学校を卒業したばかりの若い方には身につけるのはとても大変ではあります。しかし、社会に出た以上は、また企業ではたらく以上は、持っていなくてはならない重要スキルです。習得が難しい反面、身につけていて当たり前と言われるのがビジネスマナーです。
配布は無料ですので、ご希望の方はオフィスタ総務部までお問い合わせください。