禁煙のコツ | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

禁煙のコツ

こんにちは!

カウンセリングサービスの伊藤顕市(いとうけんいち)です。

 

毎週月曜日「仕事の心理学」のコーナーは、山田耕治カウンセラーすのせさちこカウンセラー北さとしカウンセラー、そして私、伊藤顕市の4名でお届けさせていただきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:

 

仕事の合間に一服と、タバコを嗜む人も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

僕自身、今では非喫煙者の仲間入りをさせてもらっていますが、タバコを15年以上吸ってきた経験があります。

 

僕の通勤路には灰皿が設置されているコンビニがあり、灰皿の周りでタバコを吸っている人々を見て、なんとなく禁煙について綴ってみようと思いました。

 

タバコを吸ってきた経験のある僕が、禁煙をどのように続けて来れたのか。

禁煙について思う事を綴ってみたいと思いますので、よろしければお付き合いください。

 

◇どうしてタバコを吸うようになったのか。

僕がタバコを吸うようになった理由は、「カッコイイと思った」「周りに喫煙者が多くいた」という理由からです。

僕が子どもの頃は、病院や電車内など、今では考えられない程あちらこちらでタバコが吸われていました。そのような環境もあってか、タバコに対して抵抗感が薄く、大人の象徴のような憧れさえ抱いていたように思います。

 

◇どうして禁煙しようと思ったのか。

「タバコに百害あって一利なし」

そう言われていることは知っていました。しかし、あまり実感がなかったのも事実です。

「体に害がある」「お金を失う」「時間を失う」などと言われても、「それを承知で吸っている」とさえ思っていました。

しかし、自分のためという見方ではなく、周りの人のためという見方を持つ事で、僕はタバコに対する見方が変わったように思います。

しかしながら、禁煙を決意した理由は「なんとなく」です。

 

◇タバコを吸わなくなって気づいたこと。

タバコを吸っていたときは、全然気づかなかったことに、ニオイがあります。

タバコを吸う人は、タバコのニオイに気づきません。臭いと感じるどころか良い匂いのように感じますが、非喫煙者からすると悪臭です。ウンコ踏んで来たのと遜色のない不快感です。

それと、時間以外に失うものにも気づきました。

それは、久しぶりに会う愛煙家の友人と二人でランチに出掛けた時の事です。

店員さんに席に案内されるやいなや「タバコ吸ってくる」と友人に席を外されたのです。

その時に感じた孤独感と寂しさと虚しさは、「もし、異性とのデートなら次は無いな」と確信するほどのものです。

 

◇楽な禁煙方法

僕自身、今までに何度か禁煙を試みては、楽に禁煙できる方法を探していました。

タバコを吸っているときは「やめようと思えば、すぐにやめれる」と思っていましたが、無理でした。

簡単にタバコをやめる方法、楽な禁煙方法など無いように思います。

禁煙は、とても難しいことだと思います。「タバコが必要なくなった」という状態を楽に早く手に入れたいと思いますが、そんな状態は、急にもたらされるのではなく、禁煙の苦しさを乗り越えた結果です。決して楽に早く手に入るものではありません。

 

◇禁煙している時の状況

心理的に禁止をすると欲求は大きくなってしまいます。

ですから、タバコを禁止するのではなく、選択するように僕は心がけました。

タバコを吸いたくなったら、「吸う」か「吸わない」かを選択するのです。ここで、「吸わない」を選び取る強い気持ちを持つのです。はじめの3日間は、かなり苦しみました。

しかし、その苦しみもずっと続くわけではありません。

タバコを吸わなくなって3日で体内からニコチンが消えると言われるので、まずは3日間タバコを吸わないようにします。

途中でタバコを吸いたくなります。僕の場合、それは水中で限界まで呼吸を我慢しているような感覚でした。タバコがまるで空気のような錯覚を覚えるほどの離脱症状を感じるかもしれません。

しかし、その強い欲求も3日を過ぎると落ち着きます。

吸いたい欲求を100点満点で評価すると、1日目100点、2日目110点、3日目105点、4日目60点、5日目50点、そしてどんどん減っていくような感じで、2ヶ月を過ぎると10〜30点を行き来する感じでした。(100点満点ですが、3日目までは限界を超えるような感じがしたので、この評価です)

 

◇禁煙のコツ

ニコチンが体から抜ける3日間は、身体的な依存状態で離脱症状も現れるかと思いますが、それ以降は習慣による精神的な依存状態になります。

習慣が定着するには、長くて3ヶ月必要と言われるので、3ヶ月は吸わない選択を選び取り続ける必要があります。

 

タバコを吸いたい欲求を「我慢」ではなく、「選択」によって選び取る。

初めは3日を目標にし、1週間、2週間、1ヶ月、と小刻みな目標を設定し、それを最低3ヶ月まで続ける。

 

期限のない挑戦は、絶望を感じます。終わりが見えるからこそ頑張れます。

そして、高過ぎる目標は挑戦する気になりません。小さな目標を達成しながら、少しづつ自信と力を育みながら挑んでください。

 

いかがですか?

禁煙って、かなり難しいですよね?

だからこそ、達成できた時に得られる自信も大きなものになると思いませんか?

 

ここまで綴って、一番のコツを紹介します。

 

それは、肩肘を張らない事です。

難しいことだから、と身構え過ぎてしまえば、心の余裕も無くなり、苦手意識や難しいと感じる気持ち、心のハードルがどんどん高くなってしまいます。

 

もし、うまく行かなかったとしても、準備が整っていなかっただけです。自分に合った方法ではなかっただけかも知れません。

落ち込む必要ありません。準備を整え、自分に合った方法を探せば良いだけです。

 

気負う事なく、「なんとなく」という軽い気持ちで禁煙するのが、成功のコツなのかも知れません。

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

来週は、山田耕治カウンセラーです。お楽しみに。

 

・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:・・:*:

 

◎伊藤顕市のブログ&プロフィールはこちら

 

★初回無料!伊藤顕市のカウンセリングは、平日の20時〜と、21時〜おこなっています。

 ご予約は       

 カウンセリング予約センター

 06-6190-5131まで    

 

 受付時間 12:00-20:30 

 月曜定休(祝日の場合は翌日代休)、他