共感することの大切さ | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

共感することの大切さ

 

みなさま、こんにちは!一澤藍子です。

毎週日曜日は、『自分プロデュース』というテーマで、高塚早苗カウンセラー、岡田えりこカウンセラー、福野てるすけカウンセラーと、そして一澤藍子がお届けしています。

 

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

  自然と共感する私たち人間

 

先日のこと。娘と車に乗っていると、太陽の光が降り注いでいて、明るく、とても晴れているのに、急に雨が降ってきました。

 

私が咄嗟に「わあ!キツネの嫁入りだねー!」というと、13歳の娘は「なにそれ?」と言いました。今時の子は、『キツネの嫁入り』を知らない?!と、驚いたんです。

こういう晴れているお天気なのに雨が降っていることを、『キツネの嫁入り』っていうんだよ。と伝えると、へえーー、と物珍しそうに言っていました。

私が幼い頃、空は晴れているのに、雨粒が落ちてくることがあると、誰からともなく「わあー!キツネの嫁入りだー!」なんて言っていた気がします。われ先にと、気づいた私がいち早く言うこともありました。

ほんとうだねー、そうだねー、キツネの嫁入りだねー、って。

珍しいねー、晴れているのにねー、おもしろいねー、そうだねー。

 

そう言い合って、ただその時の状況の、ただその気持ちを共感するためだけに言い合っていたのかな、って思い出しました。

だとすれば、私たちは本当に幼い頃から自然と気持ちを共有したり、共感したりすることができる生き物なんだなぁ、と。この時、しみじみと思いました。

 

 

 

  共感し合うことで私たちが感じられる要素

 

共感し合うことで、私たちはどんなことを感じるのでしょうか?

 

先ほどの、キツネの嫁入りは、単なるお天気の現象。ほんの小さな一例ですが、例えば嬉しいことがあった時、悲しいことがあった時、楽しい時、不安な時。私たちは感情を感じます。それを共感してくれる人がいた場合、心はどんな風にとらえるのでしょうか。

 

 

安心感

誰かが自分の感情や経験に共感をしてくれた時、自分を理解してくれていると感じることで、孤立感や不安感が軽減されたりします。

 

共感してもらうことで、また自分が共感をすることで、誰かと共にいることを実感したり、「わかってもらえた」と思うことで、心がホッとしたり、安心感が生まれたりすることがあったりします。

 

 

肯定感

共感してもらうことで、自己肯定感が高まる場合もあります。

 

誰かから受け入れてもらうことによって、自分自身の存在や、感じ方、考え方が、正しいか間違っているかではなく、「認められた」と感じられたりすることもあると思います。これは誰かからの理解や共感を通じて、自分を受け入れることで、自己評価が上がる場合もあるかもしれません。

 

また、現状にちょっと自信が持てたりする場合もあり、じゃあ現状を踏まえて自分が次にどうするか、を考えやすくなったりするのではないかと思います。

 

 

感情の解放

 
共感を通じて私たちの心の中の感情は解放されたり、発散されたりすることもあると思います。
 
誰かが、自分の感情に共感をしてくれることで、自分の感情を解放しやすくなることも考えられます。感情の抑圧や、隠すこと、偽ることは心理的に負担がかかり、私たちの心のストレスとなってしまうことも少なくありませんが、共感してもらうことで感情を解放し、心の負担が減少するとも言われています。
 

 

  私たちが自分らしくあるために

 

共感する・共感してもらう、と言うことはすなわち、寄り添い合うと言うことにも似ていると思います。

 

安心を感じられたり、肯定してもらえた感じがあって、自分はそのままでいいんだと思えたり、もっとどうしていきたいかを考える力になったり。感情を外に解放してあげたりできます。

私たちは無意識に、こんなことを日々の中でもさりげなく行っている時もあり、人との繋がりで、お互いの現在地を確認しあったりしているのではないかと思うのです。

人には価値観があり、考え方も人それぞれではありますが、まずは自分の気持ちを共感してもらうことによって、心が軽くなるということが大いにあると思うのです。

 

そんな風に共感してもらえて嬉しい経験があったとすれば、それをまた今度は誰かにしてあげることによって、自分もまた「誰かの理解者になれる」という、ちょっとした自信にもつながるのではないかなと思います。

意見をぶつかり合わせてディスカッションする必要性のある場面もあるとは思いますが、距離の近い人との関係では、共感することの大切さをちょっと心に留めておいて、小さなことでも、大きなことでも、その感情を共有しあいながら、日々過ごせると、毎日がちょっと心穏やかになったりするのではないでしょうか。

「キツネの嫁入りだねー」なんて言い合って、そうだねー、ほんとうだねー、って笑い合っていた幼い頃の私たちは、きっとごく自然なこととして、共感を大切にして、お友達関係を育んでいたのでしょうね。

大人になった私たちもまた、ちょっと自分の心が重たいなと感じた時には共感してもらったり、そして誰かあなたの大切な人が、しんどそうだな、って思った時には、その人の感情をただ共感してみたりすることで、心を軽やかにできることがあるかもしれない、って 思います。

皆さまの毎日が心穏やかで、楽しくありますように。何かのヒントになれば幸いです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

来週は、高塚早苗カウンセラーがお届けいたします。お楽しみに!!!



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