なぜいつも2番目のポジションなのか
こんにちは。
カウンセリングサービスの まえじまようこです。
爽やかな季節になりましたね。
なぜいつも2番目のポジションなのか
彼の本命になれない、2番目のポジションの恋愛を繰り返してきた私。
心理学を学ぶきっかけになったのも、この苦しい恋愛を繰り返していることに気づいたからでした。
2番目のポジションのご相談は、実はとても多かったりします。
どうして苦しい恋愛になってしまうのか、私が持っていた心のパターン、思い込みから紐解いてみたいと思います。
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「風邪薬を買ってきてほしい」
残業もそろそろ片付こうとしている時に届いた、彼からのLINE。
夜10時に開いているドラッグストアなんて、あるのかな。
薬を買えても、彼の家に着くのは11時過ぎちゃう。
でもやっぱり、せっかくの彼のLINEに応えたい。
仕事を何とか片付けて、開いているドラッグストアを探して薬を買って、慌てて電車に飛び乗って。
地下鉄の駅から、人通りも無くなった彼の家までの道を急ぐ私。
笑顔で薬を渡して、ちょっとだけ彼と一緒にいて、終電で家に戻る。
彼の役に立てたなら嬉しいけど。
でもやっと会えたのに、いい彼女の役を演じているような気がして、なんだか虚しい。
彼には別の女性の存在を感じていました。
だから私は、なんとか彼の役に立ちたかった。
そうすることで彼に認められたかったし、愛されたいと思っていました。
あのときの私には、愛される自信がありませんでした。
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私はことごとく「2番目のポジション」の恋愛を繰り返していて、彼にとっての1番になれないと、いつも苦しんできました。
例えば、
付き合っているはずの彼には本命の彼女がいるみたい、とか。
好きになった人は既婚者だった、とか。
彼はいつも忙しくて、約束してもドタキャンばっかり、とか。
彼には優先する別の存在があって、それが本命の彼女だったり、仕事や趣味だったりするんです。
かつて私自身が受けたカウンセリングで
「あなたは自分で2番目を選んでいるんですよ」と言われて、驚いたことを思い出します。
私には2番目のポジションの扱いがふさわしいという無意識の思い込みだったり、一人になりたくない怖れや不安がありました。
「この私が愛されるわけがない。」
「私なんかが必要とされるわけがない」
「こんな私だから嫌われないようにしないと」
「私は選ばれない」
私のように2番目のポジションで悩んでいる方は、心が怖気づいてしまっていることがとても多いんです。
心理学では「自分の心の内を外の世界に映し出して見ている」と考えます。
自分が「私なんかどうせ愛されない、認めてもらえない、私は選ばれない」と思っていると、
「愛されない、認めてもらえない、彼の1番にしてもらえない」という現実を引き寄せてしまったりするんですね。
「人は、自分が自分を扱っているようにしか、人からも扱われない」そう言われたりもします。
自分で2番目を選んでいると言われたのは、こういった思い込みから「無意識のうちに、自分で2番目のポジションを選んでいる」という意味だったんです。
あなたは「私なんか」と思っていませんか?
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「私なんか」と思ってしまう背景には、育った環境だったり、いじめの経験が原因になっていたり、コンプレックスの影響などいろいろあると思います。
自分に自信がないから相手の言うなりで、受け身の恋愛をしてしまったり。
自分を否定している分、こんな自分を受け入れてくれる彼にしがみついてしまったり。
彼への執着が強い分、都合のいい女になって我慢してしまったり。
「こんな自分を相手にしてくれるのは、彼しかいない」と、彼を失いたくない気持ちが強くなっているのかもしれません。
自分の存在価値を感じたいから、2番目のポジションでも必要とされていると思いたいのかもしれません。
こういう恋愛では辛いし苦しいし、自分の価値を感じたいはずが、返って自分の価値を見えなくしてしまっているのではないでしょうか。
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「私は愛されない」という私の思い込みは、両親との関係性が大きく影響していました。
病気の妹に手がかかっていた両親。
健康で手のかからない私と妹を比べたら、どうしたって「私は放っておかれている」と感じてしまいます。
放っておかれる、イコール愛されていない。
そこから「私は愛されない」という思い込みができたのでしょう。
そしてもうひとつ、「自分にとって大切な両親を、病気の妹に譲ってあげたい」思いからも、2番目のポジションにつながっていたことに気づいたのです。
私は自分の大切なものを譲ることで、誰かを愛そうとしてきました。
彼のことを本命の彼女に譲ることで、私は彼を愛そうとしてきたことに気づくことができました。
カウンセリングでその思い込みの原因を紐解き、勘違いを見直し、両親からの愛を受け取り直すことに私は何度も向き合ってきました。
放っておかれたように感じて私は傷ついたけれど、あのときの両親には余裕などなくて手いっぱいだったことを理解することができました。
私は両親にとって愛される存在だということを思い出し、感じられるようになると、私の意識は変わり始めました。
少しづつ、自分を大切に扱えるようになったんです。
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相手を優先するよりも、まず自分の気持ちを優先できたとしたら。
あのときの私だったら、
「ごめん、まだ残業中だから、今日はちょっと行けない」
そう彼に伝えられたかもしれません。
相手に別の女性の存在を感じたら、
「私を1番に愛してくれないなら、もういいわ」
と、苦しむような恋愛を終わらせる選択ができるのかもしれません。
仕事や趣味に忙しくてなかなか会えない彼だったら、
「あなたに会えなくて寂しい」って伝えることもできるでしょうし、我慢しない恋愛を選ぶことができるのかもしれません。
自分の本当の気持ちを大切にできると、自分のことをもっと大切にされるべき存在だと、きっと思えてくるでしょう。
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あなたはどんな人に好感を持ちますか。
あなたのことを受け入れてくれる人、わかってくれる人ではないでしょうか。
あなたがどんな自分でも受け入れられるようになると、笑顔でいることも多くなって、周りの人にも受け入れてもらえることが増えていくはずです。
自分に自信が感じられるようになり、相手の顔色を伺ったり、嫌われるかもと恐れたりすることも減っていくでしょう。
そんなあなたは、きっと周りには輝いて見えるはず。
2番目のポジションを返上して、大切にされる自分、愛されている自分を取り戻しませんか。
あなたの世界は、もっともっとやさしい世界になるはずです。
お読みいただきありがとうございました。
来週は青山リナカウンセラーがお届けします。
お楽しみに ♪
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