過去と未来は別物 -望む未来を自由に描いてOK | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

過去と未来は別物 -望む未来を自由に描いてOK

みなさま、こんにちは。

カウンセリングサービスの松尾たかです。

 

毎週火曜日は「うまくいくコミュニケーション」というテーマで、

4人のカウンセラーがお届けしています。

 

★火曜日のメンバーは、こちら

優木るな

成宮千織

大麻織江

 

そして、私、松尾たかです。

 

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春から初夏へ

急な気温の変化についていくのも大変ですよね。

 

GWの真っ最中。

お仕事の方も、遊びに行く方も、

あなたにとって良い時間を過ごせますように。

 

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私たちは傷ついた経験があると、

「また同じことが起きるんじゃないか・・・」

そう思ってしまうことがあります。

 

もし、何度も同じような経験をしたとすれば、

いつのまにかそれは自分にとって信念のようなものになってしまいます。

 

過去の傷ついた経験と似たシチュエーションになると、

「あの時とまた同じになるのではないか」と

心は不安や怖れでいっぱいになります。

 

そして、その不安や怖れが大きくなりすぎると

「きっとあの時とまた同じことが起きる!」

と心の中で確信し、無意識のうちにまた同じことが起きると決めつけています。

 

たとえば、子どもの頃、クラス替えがあるたびに新しいクラスにすぐに馴染めず、

なかなか友達が出来なくて寂しい思いや悲しい思いをしたことがあったとしたら、

人によっては「私は人から好かれない」「人と上手くやれない」という思いを持つかもしれません。

 

そうすると、新しい場所(進学、就職、転職など)へ行くことを考えた時、

「知らない人の中で上手くやれるかしら。きっとまた誰とも親しくなれない。だって今までもそうだったんだから」

という気持ちが湧いてくるとすれば、

新しい場所へ行くことは、どれほど苦手で、すごく緊張を強いられることかと思います。

 

恋愛でも「最初はすごく仲が良かったのに、結局私はいつも振られるんだよね」

と心の奥で思い込んでいたとしたら、

恋愛が始まった最初の頃から、「今はラブラブでも、結局私は振られるんでしょ。」

という気持ちがいつも心のどこかに引っかかっていているかもしれません。

 

そして、そのネガティブな信念(思い込み)があると、

まだ何も起きてもいないのに、似たような状況を体験すると

「きっとまたこうなる。」と望んでいないことが起きてしまったかのように感じてしまうんですね。

 

++

 

私たちは、似たような状況があると今ここで感じている気持よりも、

昔傷ついた時の感情が引っ張り出されて、

あたかもそれが今感じている気持ちのように思ってしまいがちです。

 

過去と今とは、状況は似ていても相手や周囲は別の人であり、自分自身も成長して昔の私とは違っているはずです。

なのに、「また同じことが起きる」と勝手に決めてしまいます。(自分の中で断言しています。)

 

だけど、あなたは<あなたが望まない>同じことは起こさなくてもいいのです。

 

過去の痛みが大きければ怖さや不安から逃れるために、

知っている結果を設定しておくほうが安心できる気持ちになりやすいので、その未来を描いてしまいます。 

それがたとえ望まない結果であったとしてもです。 

 

不安や怖れがあると着地点が見えるというのは安心材料ではあるのですが、

過去と未来は別物です。

 

たとえ似た状況になっても、同じことが起きるとは限りません。

過去の痛みや辛かった感情を感じたとしても、それは過去に感じたものであって、

今がまた同じ結果になると決めなくていいのです。

 

過去がこうだったから未来もこうなる、と決めつけていると

未来がそうなるように私たちは行動してしまいます。

望まない未来なのに、そうなるように自分で仕向けてしまいます。

 

あなたは、また新しい場所で一人ぼっちの感情を感じたいですか?

パートナーとの関係を、相手は私を振る人にしたいですか?

 

あなたが望まない未来ではなく、

望む未来、欲しい未来を自由に描いていいのです

 

「私はきっと次の場所でも親しい人ができないんだわ」

「前の恋愛でも同じようなことがあったから、今のパートナーともきっと上手くいかないんだ」

と思うより、

 

「新しい職場で一人でも親しい人ができるといいな」

「仲間と一緒に楽しく仕事をしたい」

「今のパートナーともっと親密になりたい」

「お互いに本音で話ができる関係にしたい」

など、あなたがこうでありたいことを望んでいいんです。

 

過去は過去、未来は未来。

過去にあったことは変えられませんが、これから先の未来のことは変えていけるのです。

自分で選んでいけるのです。

 

過去に感じた痛みや感情があがってくることが悪いことではありません。

それは私たちへの注意喚起であり、その傷から抜け出すことを、

それを癒す時であることを教えてくれるだけです。

 

あなたの未来はあなたの想いが決めています。

想像力は創造力と言う言葉があるように、想いが行動に現れます。

 

あなたが過去の感情に飲み込まれず、過去と未来を切り分けることができますように。

あなたが本当に欲しいもの、望んでいるものを知って、そこへ進んでいくことを願っています。

 

最後後までお読みいただきありがとうございました。

 

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次回の火曜日「うまくいくコミュニケーション」は

優木るなが担当いたします。

どうぞお楽しみに。

 

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