自分らしい人生を取り戻す | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

自分らしい人生を取り戻す

中山塁

 

こんにちは、カウンセリングサービスの中山塁です。

 

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私達は社会というコミュニティの中で暮らしています。

その限りでは他人や周囲との接触はなかなか避けられないもので、
家族から始まり、友人・知人、恋人、会社の同僚や仕事上の付き合いなど、
たくさんの人間関係がありますね。

そして、その中で自分らしく生きるということに難しさを感じることもあると思います。

例えば、あなたが自分らしく生きようと思うと、
どんな感情が出てくるでしょうか。

気分がいい、毎日が幸せだという感情が出てきますでしょうか。
それとも、私ってわがままだなとか、迷惑じゃないかな?とか、案外そんなネガティブ寄りな感情が出てくるような気がするという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

かつての私はというと、そこに加えて「恥ずかしさ」を感じていました。

もし自分らしさを出してしまうと・・・、

変だ、おかしいと思われたら恥ずかしい。
自分が興味を持っているものを知られるのが恥ずかしい。
自分が幼稚だと思われたら恥ずかしい。

そんな「恥ずかしさ」が出てきてしまい、
欲しいものを欲しいと言わず、見たいものを見たいと言わず、
興味のあるものも興味のないフリをして過ごしていました。

それは、他人や周囲の中に擬態したような生き方であって、
自分らしく生きるということとは逆の生き方だったと思います。

ですがそんな私も、今では自分らしさをそこまで損なわずに暮らせていると思えるようにはなっているのですよね。

ということで今回は自分らしい人生を取り戻すということについて、
私の体験談をお話ししてみたいと思います。

***

若い頃の私には、ある強烈な思い込みがありました。
それは、社会では年齢に見合った常識的な振る舞いをしなければならないというものでした。

どうしてそんな思い込みを持ってしまったのかというと、
それは本当の自分を隠すためだったのでした。

若い頃の私は、自分で自分を幼稚な子供のようだと思っていました。
というのも、私は同年代が興味を持つようなものに興味が持てなかったからで、

学生時代は同年代の子達が部活に青春を注いでいる頃、
私は釣り好きの友人と釣りに勤しみ、皆がファッションや容姿に興味を寄せている頃、私は釣り具に興味を寄せていました(笑)

当時の私のイメージですが、釣りをする人というのは「おじさん」か「こども」で、

でも「こども」はやがて卒業するものだというイメージでした。

そんな中でまだ釣りを楽しんでいる自分は、
こどもから成長出来ていないというイメージがあったんですよね。

ですから、釣りばかりやっていることを同級生に知られたら、
きっと「まだそんなことやってるのかよ」とバカにされてしまったり、
とても恥ずかしい思いをしてしまうのではないかと恐れ、
私はいつも何食わぬ顔で、何にも興味の無いフリをして過ごしていたのでした。

そして冷静で常識的な人として振る舞うことで、
自分は大人ですよと、カモフラージュしていたわけです。
実際は、ただの冷めた奴にしか見えなかったと思いますけれどね。

そしてここからがさらに痛い話なのですが、
しょうもない話に一喜一憂したり、教室で騒ぎ暴れ回ったり、
タバコを持って来てイキッていたり、敢えて校則違反をしている同級生達を見て、
私はこう思ってしまったのです。

好き勝手やって、誰かの迷惑になることも考えられない、
お前らの方がよほど子供じゃないか、と。

私は常識的で、冷静で、授業も真面目に受けるし、校則違反もしない。
それが大人であることで、お前らには出来ていないことだと、
内心で勝手にマウントを取っていたのですね。

今思うと、いろいろと間違えちゃったなぁ~と思いますが、
そうとでも思わないと、あの場にいるのが辛すぎたのでしょうね。

なにせ、「本当は自分が精神的に一番幼稚なんじゃないか?」と思っていたのですから。そんな自己攻撃を打ち消すために心の中ではマウントを取り続けていたのです。

***

それからもずっと自分らしさを出せずに大人らしさを演じていると、
些細なことですが、頻繁に遭遇する困ることの中に、
誰かと一緒の時は自分が好きなものを選びづらいという問題がありました。

例えば、興味のあるお店があっても立ち寄りづらいとか、
面白そうなものがあってもミーハーな行動に思えて興味ないフリをしてしまったり、
誰かと食事や飲み会に行っても自分の好きなものを頼めないなどでした。

私、今はあまり飲まないのですが、コーラが好きだったのですね。
でも飲み会の席でコーラを注文するのは何だか子供っぽいと思われそうなので、
別に飲みたくもないけれどウーロン茶を注文するという選択をしていました。

ウーロン茶なんて家で作って飲めばよくない?と思いながらも、
子供っぽいと思われたくないという理由だけで選んでいたのです。
もちろん自業自得なのですが、好きなものを注文出来ない飲み会はあまり楽しくないし、行くだけ損だというイメージがありました。

そんな窮屈な生き方をしていた私が心理学に興味を持ち、
自分を癒すということを学び始めると、その仲間達と打ち上げに行く機会が多々ありました。

その打ち上げにはたくさんの大人が参加しているはずなのですが、
会場は毎回、幼稚園児が騒いでいるかのごとく、まあまあカオスな状態でした。

私はいつも呆気にとられていました。

これが大人の振るまいか?
大人として恥ずべきではないか?と。

そうして冷ややかな目線を送ってしまっている自分に気付きましたが、
彼らはもちろん私のことなど目にもくれず、どんちゃん騒ぎをしているのです。
そうしてたまに私に絡んでくる幼稚園児(大人)達を冷静にあしらいながら、
私は心の中で散々、「ああはなりたくない」とこき下ろしていましたが、
ある日ふと思ったのです。

みんなは楽しそうだな、と。

正直、大人のフリをしている時って、とてもつまらなかったのです。

でも、それって当然なんですよね。
私は自分が興味を持ったり楽しいと感じることのほとんどを「幼稚なこと」だとして、
自ら遠ざけてきたのです。

楽しいわけがなかったのです。

つまらないな。

そう感じて、私は何のために大人のフリをしているのだろう?と考えました。

幼稚であることをバカにされたくなかったから大人のフリをしていて、
でも今は、目の前のどんちゃん騒ぎの大人を幼稚だとバカにしている自分がいる。
それってすごく矛盾していないか?

そう思ったのです。

いつまでも幼稚さをバカにしている人がいるとしたら、それは私だった。
学生の頃からそれをしていたことにも、ずっと気付いていませんでした。
でもそこに気付いてからは、「純粋に場を楽しめる」という私に出来ないことが出来る人達のことが逆にすごいと思えるようになり、

「ああはなりたくない」から、「ああなれた方が楽なんじゃないか?」に変わっていったのです。

そうしてある日の打ち上げで、私はこっそりコーラを注文してみました。

すると早速、「何を飲んでいるの?」と聞かれたのです。
私が「コーラです」と答えると、その人は「ビールじゃなくていいの?」と気を遣ってくれました。いつもの私なら、「あ、じゃあビールをお願いします」と言ってしまうところを、

その日の私は「いえ、コーラがいいんですよ。」と伝えられました。

一般的には何でもないことだと思いますが、私的には、その日は自分の「好き」から逃げなかった自分がちょっぴり誇らしく思えたし、何だか少し、皆と打ち解けられたように感じられて嬉しかったのを今も覚えています。

それからの私は、自分の好きなことや興味のあることを否定することを止め、
むしろ肯定し、率先して飛びついていくようにしていきました。

そうして私は自分らしい人生の一部を取り戻せて来られた気がします。

***

世間体や周囲の目を気にし過ぎてしまうと、
自分らしく生きるということが難しくなることがあると思います。

でも私の経験のように自分の生き方を縛るものって、案外、自分自身の目だったりすることも少なくないんじゃないのかなと思います。そこに気付くことで、自分らしい人生を取り戻すヒントが見つかるのではないかと思います。

後は、自分の人生を良くしていこうという意欲と勇気。
それらがあれば、きっと自分の殻を打ち破ることも出来るのだろうと思います。

 

 

お読みいただきありがとうございました。

来週はなかやしのぶカウンセラーが担当致します♪ お楽しみに!

 

クローバー クローバー クローバー

 

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