同じ言葉であっても、人によって意味やニュアンスに違いがある | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

同じ言葉であっても、人によって意味やニュアンスに違いがある

 

みなさま、こんにちは。

カウンセリングサービスの松尾たかです。

 

毎週火曜日は「うまくいくコミュニケーション」というテーマで、

4人のカウンセラーがお届けしています。

 

★火曜日のメンバーは、こちら

優木るな

成宮千織

大麻織江

 

そして、私、松尾たかです。

 

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立春を過ぎたのに、昨日は東京に雪が降り積もりました。

滅多にない雪道に滑らないように細心の注意を払いながら帰ってきました。

 

寒さも厳しい折、みなさま体調にはお気をつけくださいね。

 

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パートナーや友人・家族、会社の同僚・上司との間で、意志疎通が上手くいかずに困ったり、トラブルになったりしたことはありませんか。

 

トラブルとまではいかなくても、ちょっとしたやりとりや些細なことで、

相手に腹が立ったり、逆に相手からムッとされたりしたことは多くの人が経験したことがあると思います。

 

私たちは自分が(無意識にこうだと)思っていることに気づいていない時、

悪気はないのですが、みんなも同じように考えていると思い込んでいるのかもしれません。

 

◇同じ言葉でも人によってイメージや意味、ニュアンスに違いがある

 

人との関係で上手くいかなくなってしまった時、

言葉の行き違い、誤解、勘違いなどが起こっていることが考えられます。

 

単純な話をすれば、「ピンク色が好き」と言ったとしても、

自分と相手が全く同じ色を思い浮かべているとは限りません。

 

もちろん、お互いにピンクと言われる色を想像してるのですが、

ピンク色にも濃い薄いと色に幅があることを考えれば、

ピンク=桜色のイメージである人もいれば、

ピンク=濃い華やかなピンク (たとえば、ショッキングピンク)

をイメージする人もいます。

 

そのイメージは、その人が育った過程でいつのまにか持つようになったものなので、

それがいいとか悪いとか、正しいとか間違っているとかいうものではありません。

単に私(その人)にとって、ピンク色=こんな色 ということなだけです。

 

もし誰かから、「ピンク色の布を買ってきて」と頼まれたとして、

私が買っていったピンクの布と相手が求めていたピンク色とピッタリ一致するかといえば、きっとそうではないと思います。

 

けれども、相手から色見本とか、あそこに売っていたあのピンクのやつ、と細かく指示されたり、私が相手にピンクでもどんなピンク?と質問して擦り合わせていれば一致する可能性は高くなりますよね。

 

 

◇その言葉にあなたはどんなイメージや意味付けをしていますか

 

最近は人の特性を表現するのに「天然」という言葉を耳にすることも多くなりましたが、この「天然」と言う言葉も、きっと人によっては捉え方や感じ方が異なるのではないでしょうか?

 

一例としてあげるなら、

ほんわかしてなごませてくれる人、おっとりした人、という捉え方もあれば、

受け答えがちょっとずれたような人、周りと少し違った言動をするような人と、

人によって捉え方は感じ方はいろいろあると考えられます。

 

同じ言葉(単語)を使ったとしても、

実は相手と自分の言葉のニュアンスや意味が異なっていることでズレが生じ、

気づいた時には話が合致しない、行き違っていたなんてことが起きるのです。

 

笑い話で終わることであればいいのですが、

場合によっては、そのたった一言にお互いの捉え方・感じ方に違いがあることに気づかず、カチンときたりケンカになったりして、気まずくなったまま疎遠になることもあり得るのです。

 

何気ない言葉にイラっとしたり、傷ついたりするのも、

相手と自分のその言葉に対するイメージや意味が違っているからなんですね。

 

先の「天然」言う言葉も、相手は誉め言葉のつもりで使っていても、

あなたがその言葉に良くないイメージや「バカにされた」という意味付けをしているとしたら、イヤな気分になりますよね。

もちろん、あなたがいい意味で言ったのに、相手が怒るといったケースもあります。

 

このように自分が使用する言葉の意味やニュアンスと相手の捉え方に違いがあると、行き違いや誤解が生じることになるのです。

 

私たちは育った環境や体験を通して、

無意識にその言葉(単語)にイメージやニュアンスを持っていますし、(自分なりの)意味付けをしています。

 

言葉や物事に対して、その人その人で違いがあることを知っていれば、

相手の言葉に自分がネガティブな反応や印象を受けたとしても、「それはどういうこと(意味)なの?」と相手に尋ねることも出来ますから、自分の思い込みによる解釈や誤解を減らすこともできるわけです。

 

無意識に使っている言葉なら、

なおさらその言葉にどんな意味やニュアンスを持たせているのかを自分自身で知っておくことは人との関係をスムーズに進めるためにも大切だと言えるでしょう。

 

あなたが自分の使っている言葉に興味を持つと、自分のことをさらに深く知るきっかけになります。

誰かの言動にイラっときたり、イヤな気分になった時は、自分を知るチャンスだと思ってみてくださいね。

 

最後後までお読みいただきありがとうございました。

 

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次回の火曜日「うまくいくコミュニケーション」は

優木るなが担当いたします。

どうぞお楽しみに。

 

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