助けてもらうことが苦手な人へ | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

助けてもらうことが苦手な人へ

カウンセリングサービスの北さとしです。

「仕事の心理学」は山田耕治カウンセラーすのせさちこカウンセラー

伊藤顕市カウンセラー、私の4名で隔週でお届けさせて頂きます。

 

年明けにテレビでニューイヤー駅伝を見ていました。

毎年のことながら、いろいろな人の思いを背負いながら走っている一人一人の

ランナーの姿に感動を覚えます。

「駅伝」なので当たり前ながら、1人で走るわけではありません。

10区間全員のランナーの力やそれをバックアップするメンバー全員の協力が

あって成り立っているんだなぁと改めてしみじみと感じました。

それに、昨年はランナーとしてではなく、ランナーをサポートする側だった

人、あるいはその逆で、昨年はサポートする側で今年はランナーとして出場

した人、みんな様々です。

 

さて、普段仕事をしていて、どうしても他人に仕事を手伝ってもらったり作業

の分担をお願いしなければならない場面は、結構あるのではないでしょうか。

私も、誰かにお願いしなければならない場面に遭遇する事は、日常的に

ありますし、逆に頼まれる場合も結構あります。

 

私の場合、頼まれるケースは別に構わないのですが、頼むケースにおいては

結構辛かったりします。いつも断られないか、冷汗かきながら頼んでいます。

 

『できれば、人に極力頼む範囲は減らしたい、頼むにしても、能力の有無に

関係なく負担の重い部分を自分が引き受けて(思い切り犠牲[泣])、

なるべく負担のかからない部分を人にお願いしよう。』

そういう風に考えることが結構多いのですが、皆さんはいかがでしょうか?

 

さて、人に仕事を手伝ってもらったり、作業の分担をお願いすることに抵抗が

強い人の場合、どんなことがネックになっているのでしょうか。

例えば、

「相手に断られはしないか?」

「断りはしないものの、内心相当に迷惑だと思っているのではないか」

ましてや、関係者に集まってもらってその場でお願いする場合などは、

ぐーんとハードルが上がりますよね。

こんな風に思いながら頼み事をするのは本当にストレスを感じますよね。

 

ストレスを感じるということは、頼むことに対してネガティブな反応が返って

くるとイメージしているのではないでしょうか。ネガティブな反応が返って

くると思っているなら、頼むたびに傷つくリスクを負う事になります。

そんなリスクを負うことに対しては抵抗感を感じるのも当然ですよね。

 

また、誰かのサポートを受ける事に抵抗がある場合、少なくともサポートを

受けること自体に対してのネガティブなイメージを抱いている場合もあると

思います。

例えば、

「1人で出来ないと競っている誰かに負けたような気分になることが悔しい」

「助けてもらうことがあたかも未熟なことであるかのように感じる」

「迷惑や負担になる」

 

助けてもらうことに対してネガティブな観念を持ち、一人で頑張るべきだと

思っていると、その分だけそれを外部にも投影してしまうため、こちらからは

他人も同じように1人で頑張っているかのごとく映ってしまう訳ですね。

もちろん本当に1人で頑張っている人も一定数はいるかもしれません。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しいんです。

実際には手助けしてもらっている人も確かにいるんですよね。なぜなら、私も

そうだし、これを読んでくださっている皆さんも誰かを助けたことが

あるのではないでしょうか。

言い換えれば、私たちが思い出す機会ないだけで、他の誰かを助けている分

だけ、助けられながら仕事をしている他の誰かがいると言う事なんですよね。

 

「自分だけ助けて貰っていて申し訳ない」そんなふうに思っていることがある

としたらどうか思い出してみて欲しいんですよね。

 

あなたによって助けられている誰かもいると言うことを。

 

今回も最後までお読みいただき有難うございました。

 

次回は伊藤顕市カウンセラーが担当いたします。お楽しみに!

 

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