あなたのその自己イメージって本当ですか? | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

あなたのその自己イメージって本当ですか?

 

みなさま、こんにちは。

カウンセリングサービスの松尾たかです。

 

毎週火曜日は「うまくいくコミュニケーション」というテーマで、

4人のカウンセラーがお届けしています。

 

★火曜日のメンバーは、こちら

優木るな

成宮千織

大麻織江

 

そして、私、松尾たかです。

 

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早いもので今週で6月も終わりですね。

1年の半分が過ぎようとしていることにビックリしてしまいます。

 

この蒸し暑さでいい気分になりにくいこともあるけれど、

どんな時も気持ちを切り替える術があるといいですね。

 

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私たちは誰かに対して、自分なりのその人のイメージを持つように、

自分自身についても、自己イメージ(自己概念)というものを持っています。

 

他人に対して、「あなたはこういう人よね。」と思うように、

「私はこんな人、こういう人間。」と自分に対していつの間にか身につけた考えや想い=自己イメージがあります。

 

 

あなたは分のことをどんな人だと思っていますか?

どんな自己イメージをお持ちでしょうか。

 

「私は陽気です」

「私は思いついたらすぐ実行します」

「私は恥ずかしがり屋です」

「私の話はおもしろくないんです」

「私は絵が下手です」

などなど、自分に対するいろんなイメージがいくつもあると思います。

 

自分にとってポジティブなイメージもネガティブなイメージも、いつのまに思い込んだものが多いのですが、その自己イメージによって私たちは自分の態度や言動などを作っています。

 

たとえば、コミュニケーションが苦手と思っている人の多くは自分の中に、

「私は人と話すのが上手くない」

「私はみんなから相手にされない。いつも嫌われてしまう。」 

「私の気持ちはわかってもらえない」

そんなイメージや感覚をお持ちの方は多いようです。

 

その度合いに大小はあったとしても、心の奥底にその自己イメージがあるので、

最初から自分には出来るわけがないとか、自分にそんな(欲しい)才能は無いものとして諦めてしまいがちになるかもしれません。

 

この私のままでは受け入れてもらえないから、嫌われてしまうからと感じて、

一生懸命に好かれようといろいろ頑張ってみたり、自分を変えようと努力したりするのですが、

「自分はこういう人間」というイメージが強すぎると、その自己概念が自分自身にストップをかけるわけです。

 

「どうせあなた(=私)はこんな人間。それがあなた(=自分)なんだから、頑張ってもムダよ。無理よ。」

と心のなかで自分が自分にささやいていることがあります。

 

そんな声がどこからか聞こえてくると、そのような自己イメージを自分が持っているわけですから、「そうだよね。(それが私)」とつい同意してしまうのです。

 

「私は話すのが苦手」とか「私は嫌われている」というような自己イメージがあれば、誰かに挨拶をしたり、話しかけたりしても相手の反応が他の人に対する対応と比べて良くないように感じると、「私に話しかけられても嫌だよね」なんて必要以上に感じてしまうかもしれません。

 

本当は、自分の声が小さくて相手にはよく聞こえなかったのかもしれないし、相手は体調がよくないとか、何か悩みがあってそんな対応になっただけかもしれないのに、自分自身のもつ自己イメージで結論付けてしまうのです。

 

そして、自己イメージ通り「私は嫌われている」とある意味自分で納得するのです。なぜなら、私たちは自分の信じていることの証拠になるものを見たいように見て、聞きたいように聞くクセがあるからです。

 

 

自己イメージは持って産まれたものではなく、育ってきた過程で人や環境、経験・体験を通して作られます。

その中で、人から言われたことや自分が誰かと比べて「自分はこうなんだ」と思い込んでしまったこともあります。

 

たとえば、子どもの頃に跳び箱や鉄棒がうまく出来なかったことがあったとしたら、自分で「私は運動が不得意」と思ったかもしれないし、自転車をなかなかマスター出来ないとしたら、親や兄弟に「のろま。鈍い」なんて言われたかもしれません。

そのようなことを何度かあるうちに、自分自身にそのイメージが刷り込まれていき、「私は〇〇だ」という自己概念になるのです。

 

実際には、少し大きくなったあなたはそれが出来るようになっていても、そのイメージが心に焼き付いてしまったままその自己概念を握りしめているということもあります。

 

そして、何かにつけて「やっぱり私はこうなんだ」とそんな自分を見つけては(そう決めつけては)、さらに自己暗示をかけていることに気づきません。

 

それを回避するためには、まず自分の持つ自己イメージを知ってみましょう。

どんな自己イメージがでてくるでしょうか?

 

※私なら、「私は暗い」「面白みがない」「自分の思いを言葉にするのが下手」などがでてきます。

 

そして、もしその自己イメージが自分の欲しくないものだとしたら、

「その自己イメージは本当に正しい?」と自分自身に問いかけてみましょう。

 

※「暗い」って本当?正しい? 

 子どもの頃は無口で下を向いてたからそう思われることもあったけど、今はそうでもないかも。・・ (昔のイメージのままを信じているということですね。)

 

たとえ、その問いの答えが「YES(正しい)」だったとしても、それは現時点の話です。
その自己イメージを変えたいのであれば、「そうだと決めつけなくてもいいよ。変えてもいいよ。」

「それがダメな自分と結びつける必要はなよ」などと、自分にかけた魔法を解く言葉を何度も自分で自分に声をかけてあげてくださいね。

 

すぐに出来なくても、出来る時に少しずつトライ&エラーを繰り返しながら、何度もチャレンジしてもらえればと思います。やってみたことは、いつか実を結びます。

未来は変えていけるのですから、自分自身を諦める必要はありません。

 

もし、誰かから今まで自分の持っている自己イメージとは違う言葉を言われたことがあったとしたら、それがあなたにとって以外だとしても嬉しい言葉であるのなら全否定はせず、自分ではそう思えなくてもそう見る人もいるんだなあ、と一旦受け取ってみるのも自己イメージを変えるきっかけや助けになります。

 

私たちは自己イメージ(自己概念)は、書き換えていくことができます。

あなたが望む自己イメージをどんどん手にして、心地よい毎日を過ごせますように。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

あなたの自己イメージを変えていく小さなヒントにでもなれば幸いです。

 

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次回の火曜日「うまくいくコミュニケーション」は

優木るなが担当いたします。

どうぞお楽しみに。

 

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