パートナーに不満を感じたとき、自分の気持ちの見つけ方

こんにちは。
カウンセリングサービスの中谷恵美です。

毎週土曜日は「イキイキハッピーライフ」というテーマで
嶽きよみカウンセラー、
にしだしおカウンセラー 、
まえじまようこカウンセラー 、
中谷恵美の４人が週替わりでお届けいたします。

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みなさんは、パートナーに不満を感じるとき、どんなふうに気持ちを整えていますか。

少し前のこと、私は夫に対してイライラしていました。

普段は、私が夕食を作り、夫が食器を洗うのですが、
彼が「後でやるよ〜」といいつつ、そのまま。
翌日、私が片付けることになるのです。

最初の頃は、「彼も仕事で疲れているんだろうな。」と思っていました。

でも、そんな調子が続くと、私の方にも我慢の限界がやってきます。

夕食後、ソファーでくつろぐ夫の姿に心穏やかではありません。

「１０分もあれば皿洗いは終わるのに、なんでやってくれないの？」
「私だって疲れてても、買い物行って、夕食作ってるんですけど！？」
「仕事だけやっていれば良いっていうわけ？」
文句が口から出そうになるのをグッと抑えます。

「ちょっと、手伝ってくれない？」
いつもなら簡単に頼めることも、気が進みません。

お願いしたら、「疲れているのに」って不機嫌になるんじゃないか。
手伝ってくれたとしても、「やってやったんだから感謝しろよ」って、恩着せがましく言われるんじゃないか。
そんなの煩わしいから、自分でやった方が早い。

夫の前で、これ見よがしにため息をつきながら、私は後片付けをしていました。

このままだと、どんどん彼を嫌いになっちゃう！
そう思った私は、自分の気持ちを見つめてみることにしました。


◆不満の下にある気持ち

「どうして私はイライラしているんだろう？」
→だって、彼が忙しくて、家のことに全然見向きもしないから。

まず、でてきたのは夫への文句でした。

さらに、自分に問いかけてみました。


「じゃあ、彼が忙しくて、家に見向きもしないと、私はどうして困るんだろう？」

→私も仕事が忙しくて、料理作りたくなかったり、家事をしたくない時もある。
私だって、大変なのに。疲れているのに。
頑張ってる私のこと、気にしてくれない！

気持ちを書き出していくうちに、溜まっていた悲しみが出てきました。

もう疲れたの。
私ばかり我慢してるみたい。
もっと優しくしてほしい。
頑張ってるねって労ってー！


夫が家事をしてくれないという不満の下で私が感じていたのは、
「優しくしてほしい」
「頑張ってるねって労ってほしい」
というニーズ（欲求）でした。


◆まず自分から与える

「自分がほしいものは、まず自分から与える」という言葉があります。
私は、夫が私のニーズを満たしてくれるのを待っている状態で、自分では満たそうとしていないことに気づきました。

私は、彼に対して、優しくできているだろうか？
私は、彼の頑張りを認めているだろうか？

答えは、全部Noだったんです。


そこで、彼に優しくしたり、認めてあげられる自分になるためにも、まず自分に余裕を作ってあげることにしました。

お気に入りの紅茶を飲んで、ゆるむ時間を作ったり。

ゆっくりお風呂につかりながら、「無理しないんでいいんだよ」「頑張っているね」と、自分を労うつもりで、体をさすってみたり。

自分の中で、優しさが湧き上がっていくにつれて、不満感は小さくなっていきました。
徐々に、夫にも優しくしてあげたい気持ちが回復してました。

私「だけ」が頑張っているわけではなくて、私「たち」、お互いに頑張っているんだよね。そう思えたんです。

その日の夜は、夫にやさしい気持ちで「おかえり。今日もお仕事おつかれさま」と出迎えることができて、すっかり私の不満感はなくなっていました。

自分が無理していると、無意識に相手にも無理強いしたくなります。
私だって頑張っているんだから、あなたもそれくらい頑張りなさいよ、と言いたくなります。

逆に、自分の気持ちに寄り添っていくと、相手に不満を抱え続けなくてすみます。そして、自分に優しくできると、相手にも優しさを向けやすくなります。

みなさんが、ご自身にも、周りの大切な人たちにも良い気分で過ごせますように。

来週6/4(土)は、にしだしおカウンセラーです
お楽しみに！

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