自分も優先してあげたい
こんにちは。カウンセリングサービスの平島愛深です。
【恋と仕事の心理学】毎週水曜日は「素敵な恋の育て方」というテーマで、
東条正貴、中山塁、私・平島と北原さゆりの4人が交替でお届けします。
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自分の欲しいものを人に譲ったり、自分のこと後回しにしたりすることってありませんか?
私が以前いた会社でのことですが、社長が社員への差し入れに大判焼きを一人2個ずつ買ってきてくれたことがありました。つぶあん、チョコ、カスタード、抹茶、白あん5種類ほどあったと思います。
私は、いつもお菓子などの頂き物を社員みんなに配って回る係だったので、今回もみんなに「社長からの差し入れです。2個ずつどうぞ。」と配って回りました。
で、だんだん数が少なくなっていき、「これは・・・」だんだん、不安な気持ちになっていったのです。
というのも、みんなの好みって偏っていて、ダントツ白あんが残っていたのです。
私も白あんはちょっと・・・って感じだったのです。(白あんさん、ごめんなさい)
そして、みんなに配り終え残ったのが、白あんが2個。。。
「あ~、私、白あん2個なんだ。。。」と本当に泣きそうになってしまいました。
それに気づいた社長が、1個交換してくれたんですけどね。(社長ありがとう(T_T))
初めに1個だけでも、自分の好きな大判焼きをとっておけばよかったのに、そういうのができなかったのです。
他にも、ケーキを買ってきて、みんなで選ぶ時も、「残り物には福がある。」とか言いながら、みんなに先に選んでもらったり、
友人と同じ人のことを好きになって、それが言えなくて友人と好きな人の仲を取り持とうとしたり、
そんなことばかりしていました。
だって、一番先に好きなの選んだら、「ズルい」「図々しい」「厚かましい」と思われるんじゃないかと思っていたし、
自分の好きを言うのは、恥ずかしかったし、選ばれないとショックだから。
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「お先にどうぞ。」などの遠慮や譲り合いって、日本の美しい文化だと思います。
これが、自分の喜びと繋がっているのならいいのですが、後に残る感情が、「悲しい」とか「ガッカリ」とか「ショボーン」とか、なにかネガティブなものなら、それは“我慢”や“犠牲”をしているのかもしれませんね。
こういうパターンは、彼との間にも起こります。
彼に「何食べたい?」と聞かれても、「あなたは何が食べたい?」と自分の意見を言うのではなく、相手の意見を聞き返したりしてしまいます。
譲ってばかりだと、だんだん我慢しているような気もしたりしてきますよね。
そして、自分が何が好きなのか、何がしたいのか、何が欲しいのかが分からなくなってしまうのです。
そういう自分に魅力を感じられるわけもなく、自分を表現することが益々できなくなってしまい、自信もどんどんなくなってしまいます。
自分を表現できなくなったのは、大切な誰かを守るためだったかもしれないし、大切な誰かを助けたかったからなのかもしれません。
でも、あなたの我慢や犠牲をしている姿を、あなたを大切に思う人が見たとしたら、その人は心を痛めるのではないでしょうか。
あなたを大切に思う人は、あなたが喜ぶ顔が見たいですし、あなたの幸せを願っているのです。
あなたが自分を喜ばせ、幸せにしていくためには、少し“勇気”が必要になってきます。
自分を主張したら受け容れてもらえるだろうか。という不安を乗り越える勇気です。
そして何よりも、自分の気持ちに耳を傾け、自分の本当の気持ちを聞いてあげることが必要になってきます。
自分が他の人に受け容れてもらうために、まずは、自分自身が自分を受け容れてあげてほしいのです。
良いとか悪いとかジャッジする必要はありません。
ただただ、今のあなたの気持ちを「そうなんだね」と受け容れてあげてほしいのです。
今までずっと、自分を後回しにしてきたのですもの、自分の気持ちを優先してあげてもいいと思うのです。
自分の気持ちに目を向け、勇気を出して誰かに自分を表現してみませんか?
少し、見える世界が違ってくるかもしれませんよ。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
来週は、北原さゆりカウンセラーが担当いたします。
どうぞお楽しみに♪
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