浮気が原因で喧嘩になるときは | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

浮気が原因で喧嘩になるときは

 

こんにちは。

カウンセリングサービス吉村ひろえです。

 

火曜日の「うまくいくコミュニケーション」は、ワタクシ吉村ひろえと、樋掛豪カウンセラー成宮千織カウンセラー中村きよのカウンセラーの4人でお届けします。


 

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◆浮気という問題を乗り越える

「パートナーの浮気が原因で喧嘩になってしまいます」
というご相談をよくいただきます。

浮気のことが直接の原因ではなくても浮気という事実があったなら
それを元にいろんなことに派生して喧嘩になってしまうことも多いかと思います。

私も経験がありますが、それまでは気にならなかった
「今日は飲みに行くから遅くなる」の言動に「女性と会うのでは?」という疑いがムクムクと湧いてきて喧嘩になってしまったり

または
「相手の女性はきっと魅力的で気が利いて・・・」
考えたくもないのにグルグルとそんなことばかりが頭の中を駆け巡り、惨めな気持ちになってそのイライラモヤモヤを元夫にぶつけて喧嘩になってしまっていました。

渦中に在るときは辛くて悲しくて、まるで永久に出ることのないトンネルに入ってしまったように感じるかもしれません。

が、パートナーの浮気という大きな問題は二人の関係性を新たなステージへと向かわせる大きな起爆剤となり得ます。
辛い感情もたくさん感じるかと思いますが、よりよい人生を創ってゆくために丁寧に向き合っていきたいところです。


◆浮気が発覚したときの心の状態  

夫(妻)の浮気を知ってしまったら平常心ではいられないかと思います。
多くは怒りや悲しみ、寂しさや不安を感じます。

また、人によっては感情の麻痺、茫然自失といった ”何も感じない” というある種のショック状態に陥り無感覚になることもあります。

私たちはあまりに辛い感情は感じないように抑圧します。
それは、心が壊れないように防衛しようとするからなんですね。

けれど、いくら辛い感情を抑圧してもパートナーの浮気は現実にあったことで受け止めざるを得なくなります。
感情の抑圧は出来てもその辛い感情が無くなることはありません。

また、それだけ苦しい感情を抱えながら、自分自身を責めてちっぽけに扱ってしまっていることに気づいている方は少ないかもしれません。

「私があのとき、こうしていれば」
「私があのとき、ああ言っていれば」
「私に魅力が無いから浮気されたんだ」
「私が女性っぽくないから浮気したんだ」

パートナーの浮気を知った時点で心は相当なショックを受け傷ついているにもかかわらず、浮気をされてしまった側は
・自分が悪いからこんな事態を招いたのだ
・私には愛される価値はないのだ
という罪悪感や無価値感を感じていたりします。

そして、私たちはこの罪悪感という感情を強く感じれば感じるほど相手を責めてしまいます。
なぜなら、相手を責めているときのみ自分を責めずにいれるから。

パートナーの浮気という事実は「私は愛されない存在」という無価値感を否応なく感じます。
この感情は強く持てば持つほど頑張りすぎたり我慢しすぎたりします。
また、見捨てられるような不安も大いに感じるかもしれません。


◆余裕を取り戻そう

浮気をされた側も罪悪感や無価値感でいっぱいいっぱいで、そして浮気をしてしまった相手も罪悪感や場合によっては無価値感、無力感、孤独感を感じていたりします。(そうは見えないことの方が圧倒的に多いのですが)

お互いに心の余裕がない、そんな状態では円滑なコミュニケーションは難しいかと思います。

浮気をされてしまった方は深い悲しみの中に在り混乱状態です。
「私は本当にパートナーに愛されているのか?」
「私は本当にパートナーを愛しているのか?」
自分のパートナーへの思いもわからなくなることも珍しくありません。

浮気をしてしまった方も
「自分は責められる」という思いがあるので、常に恐れを感じていたり
「自分は悪くない!」と開き直っているような態度を取っていることもあるので、お互い口を開けば喧嘩に発展してしまうということが多いようです。


◆投影と思い込みを外したコミュニケーション

私たちは無意識に投影や思い込みをしていることがよくあります。
投影とは ”自分のフィルター(感じ方や考え方)を通して外側の世界を見る”ということです。

たとえば、よくあるクライアントさんとの会話です。

ク:「どうせ夫は若い子が好きだから・・・」
ク:「どうせ若い子の方が可愛いし・・・」
吉:「ご主人の浮気相手が若い女性というのはどうやってわかったんですか?」
ク:「え?きっと若いだろうと思います」
吉:「思う、ということは確かめたわけではない?」
ク:「確かめてはいないです」

なんだかね、会話の途中で違和感を感じることがあるのですよ。
どうも、相手の女性は若い、という思い込みがあるのでは?と。

この会話から、クライアントさんは「若くない私は魅力が無い」というフィルター(自己イメージ)をお持ちなのかな、ということが推察されます。

さらに「そんな私の夫の浮気相手は若い女性」という思い込みもお持ちなのだな、と考えることが出来ます。

「私は若くないから浮気されたのだ」
「夫は若い女性が好きなのだ」
この投影と思い込みを持って浮気したご主人と話し合いをしようとしたらほぼ喧嘩になるかと思います。

なぜなら今の年齢の自分を受け容れられず常に自分で自分にダメ出しをしている状態で、心の中は苦しさと悲しみでいっぱいだから。

「浮気するつもりはなかった」
というご主人の言葉を聞き入れるスペースが心の中にないのです。
そして
「そんなわけないでしょ、するつもりがなくても実際には浮気してるじゃないの!」
そんな言葉をつい発してしまったりします。

すると、ご主人からしてみたら
「何を言っても信じてもらえない」と口を閉ざしてしまうか
「お前はそうやっていつも怒るから嫌なんだ!」
と逆切れされる、ということが多いようです。


浮気の問題が起こったときは喧嘩になってしまうこともある意味、仕方のないことだと思います。
頭では冷静にならなければと思っていても大きく感情が揺さぶられることも事実ですものね。

でも、喧嘩ばかりが繰り返されるとどんどん2人の距離が離れていくようで焦りを感じたり、相手や自分を追い詰めて疲れ果ててしまうかと思います。

なので、なるべく早い段階で
・自分はどんな自己イメージを持っているのか?
・思い込みをしていることはないのか?
ということを探ってゆくとよいと思います。

そして間違った自己イメージや思い込みは手放してゆくこと。
どんな自分も許し受け容れようとしてること。

そこに取り組み、自分自身を愛し受け容れることが出来るとパートナーのことも理解し自分との違いを受け容れ尊重しようとする気持ちが芽生えてきます。

喧嘩にならずに ”対等な話し合い” が出来るようになります。
そうすると
・本当は自分がどうしたいか?
・この人とこの先どういう関係を築いていきたいか?
が見えてくるようになります。

「明けない夜はない」といいます。
いまが辛くても必ず乗り越えられる日が来ます。

ひとりで辛い時は頼りにしてくださいね。
あなたの新しい人生のステージへ進むためのお手伝いをさせて頂きます。

 

 

クローバー

 


 来週5月11日(火)は 樋掛豪カウンセラーが担当いたします。
お楽しみに音符

 

 

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