孤独を感じた時は
こんにちは！
カウンセリングサービスのすのせさちこです。
毎週月曜日「仕事の心理学」のコーナーは、山田耕治カウンセラー、大西三千男カウンセラーと私すのせが隔週でお届けしています。
どうぞよろしくお願いします。
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新型コロナウイルスの影響で、テレワークになったり、人と会う機会が減ったりする中で、孤独を感じる方も多いと思います。
この孤独感というのは、関わる人数や人との物理的距離ではなく、感情的なつながりが大きく影響しています。
例えば大人数の職場で働いていても、自分の味方や理解者がいなければ孤独を感じます。
反対にテレワークで一人で仕事をしていても、自分の状況や気持ちを理解してくれる人がいれば、孤独は感じにくいのではないでしょうか。
とはいえ、やはり人と接する機会が少なくなれば、感情的なつながりを感じにくくなるのは無理もないことです。
感情は感じてしまうものなので、孤独を感じること自体は悪いことではありません。
しかし「自分がダメな人間だから孤独なんだ」「自分は誰にも愛される価値がないから孤独なんだ」と孤独を感じる理由を自分の無価値感や自己否定と結びつけてしまい、孤独を感じる自分を批判してしまっていることが苦しいのです。
孤独は大なり小なり皆感じるものです。
コロナ禍においてはなおさらです。
孤独感を感じた時は、まずそんな自分を「孤独を感じるのも無理もないよね」と受け止めてあげましょう。
自分で受け止めるのが難しい時は、誰かに受け止めてもらいましょう。
家族でも友人でも私たちカウンセラーでも構いません。
あなたの孤独感や寂しさを受け止めてくれる人は必ずいます。
「寂しい」と言うことに恥ずかしさを感じたり、「この気持ちをわかってもらえないのではないか」という不安を感じたりするかもしれません。
その恥ずかしさや不安が、誰かと繋がることにブレーキをかけてしまい、余計に孤独感を増すことにつながりかねません。
孤独を感じることも、それで恥ずかしさや不安を感じることも、自然なことです。
そう感じるのはあなただけではないことを、誰かに話すことで実感してほしいと思います。
孤独を感じている時は、自らをひとりぼっちの状況に追い込んでしまいがちになるので、ちょっぴり勇気を出して自分から誰かと繋がってみてくださいね。
自分から誰かと繋がるのが難しい場合は、あなたのことを大事に思ってくれている人、可愛がってくれていた人を思い浮かべてみてください。
家族でも友人でも、亡くなった方でも構いません。
思い浮かべた人があなたの気持ちを受け止め、なんと声をかけてくれるか想像してみてください。
あなたを大事に思ってくれている人なら、きっと優しい言葉をかけてくれることでしょう。
実際に連絡を取ったり、直接会ったり関わったりしなくても、イメージだけでつながりを感じられるのは人間のなせる技です。
もし「誰も私を大事に思ってくれている人なんていない」と思われる場合は、私たちカウンセラーにあなたとつながらせてくださいね。
孤独を感じることは自然なことですが、それを長期間感じることは心身に大きな負担を与えてしまいます。
深刻な状況になる前に、どんな形であれ誰かとつながれることを思い出していただけるといいなと思います。
「誰かがいつも君を見ている 今日もどこかで君のこと想ってる」
（小田正和の「今日もどこかで」という曲の一節より）
あなたの孤独感が、つながりを感じるきっかけとなりますように！
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次週は、大西三千男カウンセラーがお届けします。
お楽しみに♪
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