男性はあなたの知らない内に“罪悪感で”ヘコんでいたりする
こんにちは、カウンセリングサービスの中山塁です。
明けましておめでとうございます。
本年も素敵な愛を育てるためにも男性心理の記事を書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
毎週水曜日は「素敵な愛の育て方」というテーマで、
東条正貴、私・中山塁、平島愛深、北原さゆりの4人が交替でお届けして参ります。
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何かマズイことをした訳でもないはずなのに、彼の態度が変わった。
そんな経験ってありませんか?
そういうことがあった時は、女性の皆さまが知らずの内に、
彼の心や自信を傷付けてしまっていた場合があったりすることもあります。
今回、お話するのはその内のひとつのケースですが、
それは普段の会話などの内容に原因がある場合が少なくないようです。
ということで、あなたの知らない内に彼(パートナー)がヘコんでしまうかもしれない話題について、お話してみたいと思います。
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その前に、いきなりですが男性心理をひとつご紹介したいと思います。
それは、ほとんどの男性はなぜか「罪悪感を持っている」ということです。
まあ、そこについてはいろんな説があるようですが、
その中でも私が一番分かり易いなと思っている説に、
「男性は自分の力(強さ)に恐れを感じている」というものがあります。
たとえば、男性ならその力で意図せずとも誰かを傷付けたり何かを壊してしまったことがあったり、逆に、力が無くて誰かを助けられなかったり、守れなかったりしたこともあったと思います。
そうした経験で生まれてしまった自分を責める意識や罪の意識といったものは、
都度、癒されたり許されたりしていくことでやがて消えていくものなのですが、
そうでない場合は意識の表面ではなく、
意識の奥の方(無意識)に蓄積されて残っていったりします。
ただ現実的に考えると「癒し」や「許し」って、そうそう経験出来なかったりしませんか?ですから男性とは、無意識の中に少なからずも「罪悪感を持っている」人達なのかもしれないと思ってみてあげてくださいね。
それでは本題に入りたいと思います。
さて、信じられないかもしれませんが、
ほとんどの男性は好きな人を幸せにしてあげたいと思っています。
・・・・・思っているんですよ(^^)
あなたの彼はきっと、あなたを世界一の幸せ者にしてあげたいと思っていることでしょう。大きく出たな!と思われるかもしれませんが、気持ち的にはそんな思いを抱いていても何らおかしくはないものなのでございます。
しかしですね。
実際に「パートナーを幸せに出来ている」と自信を持って答えられる男性が、
世の中にどれほどいるのでしょうかね。
自分はあなたが望むものの全てを与えられているのだろうか。
自分はあなたの期待通りの存在になれているのだろうか。
自分は男としての務めを立派に果たせているのだろうか。
いろんな部分で私達男性も自信を揺さぶられるところがあるものなんですよね。
そうした中で自分に欠けているものがあると感じたりすると、
無意識の中に残っていた“いつかの罪悪感”達がささやいてきたりするんです。
「お前なんかと関わってしまった彼女は不憫な人だよ」とか、
「お前は悪人なんだから幸せになっていいはずが無いだろう」とか。
男性にはまさに“影”のように罪悪感という感情がつきまとっていたりすることもあるようなんです。心に少し陰が差せば、飲みこまれそうになってしまうくらいに近い距離なのです。
ですから、男性の“自信”が揺さぶられるような話題が出てきたりしてしまうと、
罪悪感のささやきによって(勝手に)ヘコんでしまったりする場合があるのです。
ではどんな話題がヘコみにつながりやすいかと言いますと、
それは「彼の前で他の男性を褒める」というものだったりします。
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まあ・・・意外性も何も無いかもしれませんが、そういうところだったりするんですよね。何気のない、ただその日にあったことのお話だったり、日常の会話の流れとして、
「私の友人の彼は彼女に○○してくれるんだって。そういう男性って素敵だよね。」
「私の上司(男性)なんだけど、すごく仕事が出来て頼れるしカッコイイの。」
彼とのお話の中でこういった話題があがってもおかしくないと思うんですよね。
で、彼の方も「へぇー、それはすごいね。」なんて答えたりするのですが、
実はそこで罪悪感とつながっているかもしれません。
「俺はその人達と比べると全然ダメだ」とか、
「その人の彼女や奥さんのように幸せに出来ていなくて申し訳ない」みたいな。
あなたからすれば「そんな意味で言ってないよ~」なのだと思います。
でもそれが通じるほどネガティブな感情は甘くないものなのでございます。
そうした彼の気持ちに気付けず(気付けないと思います)に、
「彼の前で他の異性を褒める」を続けていると、彼の罪悪感はどんどん膨れ上がっていき、やがて限界を突破してしまうことがあります。
すると、彼の態度が変わるのです。
「だったらソイツと付き合えば(結婚すれば)良かっただろ!」とか、
「ハイハイ、どうせ俺はダメな男ですよ。」みたいなことを口走ったり。
こういうことを言われてしまうと、パートナーであるあなたはうんざりしてしまうかもしれませんね。でもこうした態度のほとんどは、あなたを幸せに出来ていないという罪悪感から生まれているのです。
彼はその時、「幸せに出来ていなくてゴメン」という罪悪感の塊だったりします。
ですから本当は、こんなことを言いたいんじゃないと思います。
本当に言いたいのはきっと、
「こんな俺といても幸せだと思ってくれていますか?」なのでしょう。
ただ、男性はそんな弱音のような気持ちはなかなか晒せないものです。
ですから、もしそんな気持ちを伝えてくれる彼なのだとしたら、
あなたにかなり心を開いてくれている男性なんじゃないかと思いますよ。
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ということで、男性は罪悪感ゆえにヘコみやすいポイントがあるというお話でした。
ちょっと意識してあげてみてくださいね。
そして、罪悪感というのは“詫びれば治まる”というものではありません。
それが消えるには、癒しや許しが与えられることが必要になるのです。
では彼の罪悪感が癒されたり、許されるにはどうしたらいいのでしょう?
答えは簡単ですね。
あなたの愛が、彼に癒しと許しを与えるのです。
その一歩として、あなたから彼に「あなたが一番だよ」と、
さりげなく伝え続けてあげるのも良いかと思いますよ。
お読みいただきありがとうございました。
来週は平島愛深カウンセラーが担当致します♪お楽しみに!
ちょっとした補足追記あります。