子供から 愛を 奪う… | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

子供から 愛を 奪う…

miyoshi

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毎週土曜日に配信させていただいております
《イキイキハッピーライフ》
今回から岸本桐佳が加わりまして
獄きよみ、岸本桐佳、中村陽子、三好成子
の4名でお届けしてまいります。

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子供から愛を奪う…という少し衝撃的なタイトルになってしまいました。

私の子育てを振り返ってみて、あまりにも反省する点が多くて、書いておかなければならないとずっと思っていることでした。

 

これは親と子どちらの立場の人にも読めるように書いていますが、ぜひ親の立場の人に読んでいただきたいと思っています。

 

 

 

二人の子を持つ親である私は、

『過去の事を責められても、どうする事も出来ないの。

だからもうこれ以上責めないでよ!』と思っていた時代がありました

 

 

この時点でまだ、子供から愛を奪おうとしていたんですね。

 

 

『そうか、辛かったよね。悪かったね。ごめんね。』

ただ、辛かった事を分かってもらいたいだけなのに、自分を守りたいばっかりに言い訳したり、時には逆ギレしてみたり。

傷つけて.傷から立ち直ろうとする子に、なおまだ分かってもらおうとする親でした。


 

これは、奪ってやろう!という自分の意思というよりも、無意識で子供が親に与える側になっている事が多いのです。習慣として親が子供から与えてもらう…というサイクルが出来上がってしまっていることが多いのです。


だって、子供というのは愛のかたまりなんですもの。

 

 

その愛のかたまりから愛を奪うサイクルが出来上がってしまったのは全て親の問題です。

親の問題と言うのは、親が育ってきた環境や作られてきた観念などで作り上げてしまった自分の弱さ、価値の低さ、不甲斐なさなどです。

 

 

それらのものが目の前に現れた完全な愛の存在を見て、そこから愛をもらいたいと思ってしまった事が始まりで…

 

 

生まれたばかりの子供たちはある程度の年齢になるまでは、この世にある水や草や虫や光から愛を得る事が出来るので、親が子供から愛を吸い取ったところで、すぐに満タンにすることができます。

どれほど怒っても、キツい事を言ったとしても、すぐに忘れて『パパ〜。ママ〜』って走り寄って来ます。

 

 

それくらい愛で満たされています。

 

 

でも、私たちも、そうでしたが、いろんな経験を重ねて傷つく事も覚え始めた頃から、水や草や虫や光から愛を受け取る力が減っていきます。

万能感で満たされていたあの頃と違って、出来ない事があると思い込み始めているからです。

 


 

水や草や虫や光から愛を受け取る力が薄れてくると、親からの愛を求めたいと思うのですが、もうすでに出来てしまった《子供から愛を奪う親》のサイクルに打ちのめされ、子供は愛の無い世界の住人になってしまいます。


 


 


 

人は自分の中に愛があるという事は気づきにくいものです。

気づきにくいから、与えるものではなくもらうものだと思いこんでいます。


 

私たち全員、愛を与える側にいました。

与えても与えても幸せになってくれない人を見て、自分には愛が無いと思い込んでしまいました。

いくら与えてもまだ欲しい、まだ欲しいと言われ続ける間に、自分の愛の価値を低くしてしまいました。


 

 

枯渇という言葉があります。

枯れてしまった井戸はもう自分から水を湧き上がらせようという気力がありません。

奪うしか無いと思ってしまいます。こうして奪う愛は連鎖していくのでしょう。

 


 

私たちは愛の存在でした。

たくさんのものからいくらでも愛を感じ、水や草や虫や光から毎回毎回たっぷりの愛を吸収していました。



 

それは、湧き出る泉、枯れない井戸のように、常に吸収し、与え、湧き上がらせていました。

欲しいと思った時から私たちは、水や草や虫や光から愛される事をやめました。

目の前の、与えるべき人から与えてもらうべきだと…それ以外はいらないと決めました。

 


 

枯渇したその人から奪おうとし始めました。

こうして愛の奪い合いが始まりました。

 

 

 

手放すという言葉があります。

 

 

奪われた愛を奪い返そうという計画を手放してみましょう。

そして、自分の中にある愛を、枯渇した井戸を蘇らせましょう。

 

 

そのためにあなたが出来る事、あなたは手を広げて、水や草や虫や光から、鳥や海や空や山から、この世界のあらゆるものから愛を与えてもらっている事に気づきましょう。


 

もうすでに、与えられ続けているのです。

森羅万象全てのものがあなたを愛したくて愛したくて、気付いてくれるのを待っています。

 

 

奪われた愛にこだわりは持ちますが、そこからもらわなくても、あなたには湧き上がらせる事ができます。


遠い過去に、あなたが与えようとしていた愛はあなたが思っている以上に美しく、大きなものでした。
あなたの愛は大きな価値がありました。今もその大きな愛はあなたの中に今か今かと出る時を待っています。


《誘い水》という言葉があります。
井戸が枯れた時、少しの水を与えると、その水を頼って眠っていた水脈が開くというものです。


あなたにとっての《誘い水》は何でしょう?
自分が愛されていると感じられる瞬間は何でしょう?
もし、感じにくいと思うのならば、あなたはあの頃と同じように水や草や虫や光から愛を受け取ろうとしてください。


私たちがもがき苦しんでいる間も、水や草や虫や光たちは私たちを愛し続けてくれていました。
そのことを思い出して、水や草や虫や光から愛を受け取ってみてください。


私たちはみんな子供でした。
みんな水や草や虫や光から愛を受け取る力を持っています。
何も言わずただただ愛を送り続けてくれているものに気付き、受け取り、誘い水としてください。


そして、あなたの周りを愛で満たしていってください。

生きとし生けるものが幸せでありますように。

 

 


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