『難しいオトコに惹かれてしまう理由』

毎週水曜日は「素敵な愛の育て方」というテーマで、
東条正貴、私・中山塁、高見綾、の3人が交替でお届けしております。

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カウンセリングでは、

「今、お付き合いをいている彼と上手くやっていきたい」という

お話をお聴きする機会は非常に多いのですが、
そのお付き合いの中で彼に振り回され、
少なからず犠牲的な苦労をされている方もいらっしゃいます。

それで友人や周囲に相談しても「彼はあなたとは合わない」とか、
「絶対、止めておいた方が良いと思うよ」など、
彼について散々な評価が付いて回ったりすることもあり、

心を痛めてしまうこともあるようです。

それでもあなたにとっての彼は、どこか魅力的。
自分でも頭では別れた方が良いのかもしれないと考えてはいても、
気持ち的には別れたいとは思っていないような・・・。
そういった狭間で悩んでしまうこともあるでしょう。

そうした状況に変化を――、ということで、
今回は難しい男性ばかりを選んでしまう理由の一例について、
ヒントにして頂ければと思います。

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たとえば、あなたが恋愛で悩んでいるのを知った知人が、
「知り合いですごく良い人がいるから会ってみない？」などと、
素敵な男性を紹介してくれたとします。

それで「会ってみるだけなら」と、しぶしぶ会いに行くと、
確かにいろいろな面で好印象を受ける男性で、
あなたから見ても良い人だな～、なんて思えたりするのです。
良い人・・・なんだけれど、でもやっぱりピンと来ないので、
それっきりで終わってしまったりします。

それで、どこが気に入らなかったの？と訊かれると、
「何となく“つまらなかった”んだよね。」という感想を抱いたり・・・。

この“つまらない”というのはパートナー候補から落ちる理由として、
割と少なくないものかと思いますが、この“つまらない”をざっくり要約すると、
男性として惹かれないという意味合いのようなんですね。

少なからずとも好印象を受ける男性には惹かれず、
難しめな男性に惹かれるとしたら、
あなたはその男性の、どの辺の魅力に惹かれているのでしょうね。

もしかするとその辺の事情には、
あなたのお父さんが関係しているのかもしれません。

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◆異性としての代表

私達が生まれて初めて異性として意識する相手って、
おそらく、親（父親・母親）だったはずなんですね。

小さい頃、私達は本当に無垢な存在だったので、
お父さん（お母さん）を無条件に愛していたようなんですね。
そしてその“お父さんらしさ”を見て、感じて、
良くも悪くも「男性としての魅力」を受け取っていたのです。

そこで「こういう人こそが“男の人”なんだ～」という認識が生まれたのですね。

つまり心理的には、男の人＝お父さんみたいな人であり、

お父さんみたいじゃない人には、異性を感じにくいということになるんです。

たとえば、お父さんが良い人だったなら、
良い人に「異性としての意識」を感じやすくなります。

一方で、お父さんが悪めな人だったなら、
悪めな人に「異性としての意識」を感じやすくなるようなんですね。
仮に、良い人があなたの前に現れたとしても、
「悪めなお父さんとは違う＝男性っぽくない」となるので、
異性としてピンと来ない可能性があるかもしれません。

そして、これらは深層心理で感じているものなので、
頭で考えていることとは全然違うんです。

ですから私達が大人になってから、

お父さんみたいな人だけは絶対にイヤ！と頭では思っていたのに、
結局お父さんみたいなところのある人とお付き合いしているという方は、
もしかしたら、こうした由来があってのことなのかもしれません。

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それじゃあ、自分はこの先も素敵な人には魅力を感じられないの？と、
そんな不安に陥ってしまわれるかもしれませんが、
そんなことはありませんので大丈夫でございます。

お父さんっぽい人以外にも魅力を感じられるようになるために、
お父さんの魅力を再発見していけば良いのです。
当時は気付かなかったこと、
今なら解ることなど、たくさんの発見があるかもしれません。

思考を覆すのはとても難しいのですが、
心のイメージは新しく塗り替えることが出来てしまうのです。
心って、真偽に関して無頓着なんですよ。

ですから、もし何らかの理由でお父さん（＝男性）のイメージが悪いのであれば、
もっと良いお父さんの魅力を心で感じ、受け取り、
あなたの男性観を塗り替えてしまいましょう。

それを繰り返していくことで、
きっと男性の魅力を感じる幅を広げられるようになるはずです。
つまり、良い人にもピンと来るようになるということです！