『辛い感情も、感じ尽くすと消えていく…それってホント？』

毎週日曜、『自分プロデュース』のテーマを
はたのえりカウンセラー
真鍋純子カウンセラー

と４人交代でお届けしています

心理学に興味のあるみなさんなら、聞いたことがあるかもしれません。

「感情は感じ尽くすと消えていく」

ほんとなの？と疑ってました。カウンセラーになるまでは。

でも実際に日々心を扱い自分の心に向き合うことで、

やっぱり本当だ、感情って消えていくんだな、と思うようになりました。

消えると言っても、魔法のようにパーッとなくなる訳ではないんです。

感情が落ち着き大きなことではなくなって、段々片がついていく、終わっていくような感じです。

時間がかかることもあるけど、人の心に備わっている癒しの力なんだと思います。

でももし辛い感情がいつまでもなくならなくて

ずーっと引きずっているとしたら、こんなことが起きているんだと思います。

①感情につながれていない。

②感情を良い、悪いでジャッジしている。悪いと思った感情を抑え込んだり、無理にねじったりしている。

③起きた物事や相手のことをずっと頭で考えていて、感情を置き去りにしている。

感情が終わっていかず、辛いまま心に残って苦しいことでしょう。

そんな方にも楽になっていけるようにお話していきたいと思います。

まず今日は①について。あなたはご自分の感情につながれていますか？

感情にはたくさん種類があります。

イライラする、ムカつく、怒る…みたいなネガティブな感情もあれば、

楽しい、嬉しい、ときめく、幸せ…みたいなポジティブな感情もあります。

他にも、名前のつけようがないような繊細なもの、微妙で感覚的なものなど色々です。

「そうなの？自分の気持ちってよくわからない」…と言う方がいたら。こんな傾向はないでしょうか？

周りの人…例えばパートナーや友達や家族の感情が気になってしまう…

「あの人の機嫌が悪いのは、私のせい？」、そんな風に思えて相手の機嫌をとろうとしちゃう…

人と自分の感情の境界線がなく自分の感情がわからない…

また、辛いことが多くて感情を抑え殺して耐えていると、

感情が麻痺して何も感じなくなったり、感情の幅が狭くなってしまうこともあります。

「そんな傾向があるかも」と思われたら。

今日からはご自分の中にも、「本当はたくさんの感情があるのかも」と思ってみてください。

今までは抑えてきちゃったけど、「本当は色んな感情があったのかもしれないな」と思ってみてください。

感情の存在に関心を持ち問いかけてみる、耳を傾けてみることで、つながれるようになるからです。

感情につながり、あるがままに感じることができると、

自分を大事にできたような気がしてとても安心します。

自己受容できたことで癒され楽になれるのです。

そのためにもまずは、ご自分の感情に大事に想いを寄せてみてください。

これから思いつくままに感情の例を挙げてみます。

自分が感じるとしたらどんなだろう？ってイメージしてみてください。

今どんな感情があるか、ご自分への問いかけの参考になさってみてください。

こんなレッスンで、あなたの感情は広がります。

憎しみ、悔しさ、踏みにじられた感じ、焦り、不安、心配、

疲れた感じ、情けなさ、恥ずかしさ、消えたくなる気持ち、

物足りない気持ち、つまらなくて不満な感じ、空しい感じ…

劣等感、投げやりな気持ち、意地悪な気持ち、責めたくなるような気持ち、

駆り立てられるような気持ち、じっとしていられない気持ち、依存的な気持ち…

喜び、嬉しさ、心が躍るような気持ち、希望が持てる感じ、高揚感、

切なさ、恋しい気持ち、愛情があふれる感じ、愛おしくて大切な気持ち…

感謝、祈るような気持ち、暖かい気持ち、心が洗われる気持ち、癒される感じ、

安心、受け入れられている感じ、地に足がついて安定している感じ、

自信がある感じ、誇れる気持ち、自分を大切に思える感じ…

感情はまだまだ無数にあります。

どんなものだって意味のある大事なメッセージ、あなたの心が発しているメッセージです。

それらを受け入れることは、あなたを辛さから解放してくれたり、人生を味わい深く鮮やかにしてくれるでしょう。

もっと楽になっていけますように。心地よさや幸せを、たくさん味わえますように。

また引き続き、書いていきますね。よろしかったらおつきあいください。