気を遣って疲れてしまう人、そうでない人の違いって? | 恋と仕事の心理学@カウンセリングサービス

気を遣って疲れてしまう人、そうでない人の違いって?


日曜は「自分プロデュース」のテーマで、 大みぞなおみはたのえり、私・滝尾恵美子、紙谷まみの4名が交代でお届けしています。

 

虹  虹  虹

 
「人が好きなはずなのに、人といると疲れてしまう」
という方は結構多いものです。


あなたはどうですか?
誰かに会った後、ぐったり疲れてしまってはいませんか?
人に会うことが億劫に感じることはありませんか?
もしYESだとしたら、
あなたは人一倍気を遣いやすいタイプなのかもしれませんね。


知らず知らずのうちに気を遣ってしまうタイプの方は、
誰といても緊張状態が抜けず、疲れてしまいやすいんですよね。


私自身もそういうタイプでしたし、今もそういう所があります。
私の場合は、単に気を遣うだけでなく
かつて対人恐怖・緊張もかなり強かったので、
人前でまったく自然体でいることができず
常に強いストレス状態でした。
その頃は毎日がとにかくしんどかったです。


それでも、人って変われるものですね(^^)
今の私は、それほどしんどさを感じなくなれたんです。
先ほど書いたように、今も気を遣ってしまう所はあるのですが
それでもストレス量は、以前が10だとすると
今は2~3あたりにまで減っていますよ!


というわけで今日は、
気を遣ってしまう方が自然体で楽になるための方法について、
お話しますね。





気を遣う人とそうでない人の差って、何だと思いますか?


もともとの性格だと思いますか?
そうですね、それも一因としてあるかもしれませんね。


でも性格よりもっと大きな違いが存在します。
それは何かというと、
「意識がどちらの方向へ向いているか」の違いです。


気を遣う人と遣わない人とでは、
この意識の向きが明らかに違います。


★気を遣ってしまう人⇒意識が外ばかりに向いている
★自然体でいられる人⇒意識が内・外の両方にバランス良く向いている

こんな違いがあるのです。


気を遣ってしまう人の多くは、意識が外側にいつも向きまくりです。
全神経を集中して、その場の空気を読もうとします。
視覚を総動員して、周囲を観察しまくるという特徴もあります。
例えば、誰かに会っている間は相手の顔色を見っぱなしのことが多いです。
目を離したら、相手が気を悪くした瞬間を見逃してしまうかもしれないから
怖くて目を離せないんですね。


自分を襲う外敵の気配に耳をそばだてるウサギのように、
周囲を観察・警戒している状態なんですね。


この状態はしんどい上に、あまり報われることもないので、
あなたの大切なエネルギーを無駄遣いすることになってしまいます。


一方、気を遣いすぎない人は、
人といても、「相手の顔や空気」ばかりに注目してはいないんです。
よく観察するとわかりますが、こういう人は誰かと会っている時、
人の顔を見っぱなしということはあまりありません。
数秒おきに一度相手ので目を見る程度で、
じーっと相手の様子ばかりをうかがうように見てるわけではないのです。


相手にばかり注目していない代わり、
自分の今の気持ちに自然に意識を向けているのです。
なので、気を遣いすぎない人の心の中は
相手のこと半分、自分のこと半分くらいの割合であることが多いようです。
誰かといるときも半分は自分に意識を向けていられるので、
「疲れてきたら無理しない」という選択をすることも容易にできるのです。


一方、気を遣ってしまうあなたは、
相手の顔色や、周囲の雰囲気に注目しすぎているから
ついつい怖くなって気を遣ってしまう傾向があると思うのですね。
ですので、過剰に外に向きすぎている意識を
これからは、あなたの内側に振り分けてあげる必要があるでしょう。





意識の方向を変えるための第一歩としては、
以下に取り組んでみることをおすすめします。


(1)日常の中で、相手に意識を向けすぎている自分にできるだけ気づく。
(2)もっと自分に意識を向けようと心がける。


ちなみに、「自分に意識を向ける」というのがどういう状態かというと、
誰かといる時にも、頭の中を相手のことだけで一杯にせず
今自分がどんな気持ちを感じているか(快・不快・その他)にも
ちゃんと心を寄せている状態を指します。


文字で書くと簡単そうですが、これ、
すぐにできて当たり前とは思わないでくださいね・・・!!
できて当たり前だと思うと、挫折しやすいです(涙)。


なぜって、気を遣う人は、
ありのままの自分を拒絶された経験のある方が多いですから。
そんな自分を守るため身に付けた方法が「気を遣うこと」なので、
もうこういうのはやめたい、と思いつつも
これまでのやり方を捨てることへの恐怖がすごくあるはずなんです。


ですので、必要に応じてカウンセリングも用いながら、
「心の体質改善」として取り組んでいかれることをおすすめします。
私も実際、カウンセリングやセラピーの力も借りながら
一歩ずつ恐怖を取り除いていって、壁を超えて行ったんですよ。


おかげで今は、どんな環境であろうと周りに誰がいようと
自分に意識を向けられる、揺るがない自分になれました。
(もちろん、自分に意識向けるのをつい忘れて、一瞬グラつくこともありますけどね;;)
そんな自分になれた今、私史上最高にラクな人生を過ごしています!
 
 
対人関係で怖れや不安を感じやすい人は、
自分自身とのつながりが圧倒的に足りないのです。
いつも外にばかり目をむけて、自分を置き去りにしているのです。
だからこそ、本当に自分とつながれた時、ようやく心からの深い安心を得られるのです。
私は、これを読んでいるあなたにもその安心感を感じてほしい気持ちで一杯です。


一人では難しい時には、いつでもサポートを求めて下さい。
あなたの未来がもっともっと楽で自由なものになりますように♪


◇この記事の筆者、心理カウンセラー滝尾について◇

 

私・滝尾はかつてこんなタイプでした。

共感して頂ける方とのご縁がありますように。

 

★他人の目が気になる
★他人に干渉されやすい
★嫌われるのが怖い
★自信が持てない
★反論があっても言い返せない
★一人反省会するのがクセ
★失敗への怖れが強い
★ノーを言うのが苦手
★傷つきやすく、引きずりやすい
★まじめに頑張るわりに報われない
★人といると疲れる
★心を許した人に執着しがち
★恋愛で不安になりがち
★心理学を勉強しても変われない

 

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