真実を受け取る2 ~リーダーシップ~
カウンセリングサービスの山田耕治(やまだこうじ)
です。
毎週水曜日の「キャリアアップ」を、みずがきひろみ
カウンセラーとともに担当しています。
今回はこれまでこだわってきた「受け取る」ということの実践編、「真実を受け取る」ことをリーダーシップという点から再度考えてみたいと思います。
「リーダーシップ」とは、私もそうでしたが、キャリアアップをめざすみなさんにはとても引き込まれる言葉だと思います。
「リーダーシップ」についてはいろんな定義があると思うのですが、今、私が思うのは「リーダーシップ」とは、実際のリーダーであるかどうかではなく、誰にとってもとても大切なものだと考えています。
なぜなら、「誰もが自分の人生のリーダーなのです」から。
「誰もが自分の人生のリーダー」と聞いてどんなことが感じられますか?
みなさんは、自分の人生をリードできていますか?
我慢していたり、犠牲を払っていたり、何かに振り回されたり、自分の思うような人生を生きることができないほど苦しくて、辛いことはありません。
ほかのものではなく、自分の心の中にあるものを聞いて、自分の思う人生を生きていきたいです。
そんな人生がもちろん楽しいですよね。
自分の人生を自分らしく楽しく生きようとすることがリーダーシップであり、そして、そんな風に生きる人の影響力がリーダーシップでもあると思うのです。
では、そんなリーダーシップはどうのように創られて行くのでしょうか。
その自分や他の人に発揮するためのリーダーシップの源泉となるものが「自分の真実を受け取ること」だと思うのです。
前回、「真実を受け取ること」は「新しい自分」になることであるとお伝えし、自分自身のことで考えてみましょうとご提案いたしました。
「自分の真実を受け取る」ことを意識していただけたんだと思います。たくさんの方からコメントやお電話など、ご意見をいただいております。本当にありがとうございました。
みなさんのその姿勢自体が、もうすでにリーダーシップなのだと思うのです。
今日は、「リーダーシップ」とはまず自分の心の中の真実を受け取ることなんだと意識して、もう一度、過去の自分、そして現在の自分を振り返ってみましょう。
ネガティブに見えるものに真実はありません。
あなたを幸せに導いてくれるもの、それこそが、「真実」です。
真実とは私たちに新しい学びや気づきを与え、喜びや幸せをもたらすものであり、ネガティブな状況はきっと大切な真実を伝えようとしています。
ネガティブな自分から自分の真実を受け取ります。
自らのネガティブな状況や問題に傷つき、罪悪感や無力感に陥って、動けなくなる、それは真実はありません。
真実=喜びや幸せをもたらす新しい学びや気づき、それを見出そうとする事、それを受け取ることが真実を受け取るということなのです。
「わかってほしい!助けてほしい!愛してほしい!」という心の叫びや、「愛したかった!与えたかった!」という愛の叫びが聞こえてきたのではないでしょうか。
私たちは愛を与え、愛を受け取る存在なんだということが見えてきませんか。
上手くいかなかったもしれません。でも、そんな存在でありたいと一生懸命であったことが見えてきませんか。
自らの「真実を受け取る」ことは、そんな自分に気づくことです。
そして今までの自分を責めたり、苦しんでいたネガティブな自分ではなく、その一生懸命にやってきたことを労って上げてほしいのです。
そのことでパワーアップした新しいレベルの自分に生まれ変わる事ができます。
その上で、今度は、これまでの苦しみを人々への共感へのエネルギーに代え、自分の真実が受け取れた、そのリーダーシップを発揮していきましょう。
今度は他の人のネガティブの中にもその人の真実を受け取ることができる自分になっているわけです。
もちろん、そんなに簡単なことではないでしょう。なかなか真実を受け取ることが難しいことも、実際にそれをチャレンジしたあなたならわかるはずです。それでも、真実を受け取ってもらえた他の人がどんな気持ちがするのか、自分の真実の気持ちを受け取ったあなたであれば理解できるはずです。
遅すぎると言うことはありません。今こそ、リーダーシップを発揮する時なのです。
そのことで、与える⇔受け取るの循環の中で「つながり」という信頼関係を築くことができるのです。
その信頼関係の上に、みなさんは人生を楽しく生きるモデルとなり、自然と他の人をリードしていくことになるのです。
「リーダーシップ」、「真実を受け取ること」はあなたにきっと喜びや幸せをもたらせてくれるはずです。
私が心理カウンセラーとして目指していることは、「ハートを強くする」カウンセリングです。実社会へしっかり繋いでいくことのできるカウンセリングを提供したいと常日頃から考えています。みなさんそれぞれのリーダーシップについて、一緒に考えてみませんか。ご連絡お待ちしております。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。