「人を育てるなんて、まだ自分も未熟なのに…」
そんなふうに感じたことはありませんか？
けれど実は、人を育てようとするそのプロセスこそが、自分自身の成長を大きく加速させる原動力になるのです。
今回は、「なぜ人材育成が自己成長につながるのか？」という問いを、少し深く掘り下げてみたいと思います。
今日はちっと理屈っぽいです。悪しからず！
自分の内側と向き合う機会が増える
人を育てようとすると、まず直面するのが「自分自身の限界」です。
「うまく伝わらない」「相手の反応が薄い」「成果が出ない」——
そんな場面に出会ったとき、私たちは自然と考えます。
「どこに原因があるのか？」
「自分はどう関わったのか？」
「何を変えれば、よりよく伝わるのか？」
このような問いはすべて、自分自身を見つめ直す“内省”の機会になります。
内省は、成長のスタートライン。人材育成というフィールドに立つだけで、
私たちはその内省を繰り返すようになるのです。
相手の視点に立つことで、見える世界が変わる
自分とは異なる価値観、性格、背景を持つ人に向き合うことは、視野を広げる大きなチャンスです。
「どうしたらこの人は理解できるのか？」
「どんな言葉なら届くのか？」
「この人の“強み”は何だろう？」
こうした問いかけを重ねる中で、私たちは自然と“視点の転換”を経験します。
自分中心だった視点が、相手に広がる——その経験は、単なるコミュニケーションスキルの向上にとどまらず、
人間理解そのものを深める力へとつながります。
「教えること」は、自分の理解を深めること
「人に教えることほど、自分の学びになるものはない」——
これは多くの教育現場や指導者が口を揃えて言うことです。
誰かに伝えるためには、まず自分が理解していなければなりません。
言語化し、整理し、相手に合わせて再構成するプロセスは、自分の知識や経験を深く掘り下げる作業でもあります。
人を育てることは、実は自分自身に教えていることと同じ。
その過程で、自分の中にある「まだ見えていなかった可能性」が浮かび上がってくるのです。
自己成長の最大の鍵は、「誰かのために」
私たちが本気で自分を変えようと思えるとき。
それは「誰かのために役に立ちたい」と思えたときではないでしょうか。
人を育てる中で、「自分ももっとできるようになりたい」「もっと良い関わりをしたい」と願うようになる。
その気持ちが、学びを深め、視野を広げ、自分を磨いていく原動力になります。
つまり、人を育てようとすること自体が、最高の自己成長プログラムなのです。
人を育てるという行為は、与えるだけのものではありません。
それは、受け取ること以上の学びと気づきを、私たち自身にもたらしてくれます。
あなたが誰かの可能性を信じて育てようとするたび、
あなた自身の中にも、新たな可能性が芽生えているのかもしれません。
やってみよう！の精神でチャレンジしてみてね。
そして、いつもいつも、こんな難しことを
書いているわけではありません。
素の竹内和美は、こちらで会ってやってくださいね。
竹内和美の笑顔がいちばん！/キャリア迷子レスキューコーチをしています (ameblo.jp)
世界でいちばん美しい言葉
「ありがとう」と共に、今日もお元気にお過ごしくださいね。