きょうのキャスティング | 写真家yukko*のVIVIDにゅ~す!

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わたしは、人は幸せでいるために生きていると思っています。
お洋服や写真を通じて自分を見つけ、あなたの幸せをVIVID(イキイキと鮮やかに)に生きようぜ♪

ひとつ前の記事で、悪魔だった話を書きましたが(笑
 
今日はそのあと、天使になった話を。
 
・・・・・・・・・・・・
 
私は西宮に住んでいて、阪急電車の神戸線を利用してるんだけど、
先日、電車に乗ろうとして
 
きょうはゆっくり座って行こうかな、と
いつもは乗らない普通電車のホームに行きました。
 
で、電車に乗ってやれやれと思ってて
電車が発車してからのアナウンス・・・
 
「ありがとうございますーこの電車はー雲雀丘花屋敷行きですー」
 
あれれ、間違えて宝塚線に乗っちゃったよ。
(全然違う方向ね)
 
はー、せっかく座れたのにすぐ次のターミナル駅の
十三駅で乗り換えなきゃ、と思って仕方なく電車を降りて
神戸線のホームに向かう・・・途中で、
 
ふと、ほんとにふと、
あ。十三で一杯呑んで帰ろ!
 
と駅を降りました。
そんなの思ったの初めてなんだけど。
 
じゃあどっか立ち飲み屋さんを探すかー、と
駅近くの小さい筋をぶらぶら物色。
 
あんまり暗すぎるとこもあれだし、
おしゃれすぎるのもなんかあれだし(←「あれ」ばっか笑
 
なんか常連さんぽい人が2人くらいで話し込んでるとこも入りづらい。ふーむ。
 
そしたら、ほどなく
「立ち飲み焼肉」の看板と
七輪が並んでる明るい店内が見えて、
お客さんは誰も入ってないとこがあって
 
あ、と思って反射的に入って
ミノとサガリを焼きつつ呑んでたら、
(美味しい肉だった・・・やっぱり食べ物屋に鼻が効く自分)
次に2人連れのお客さんが入ってきて。
 
いろいろ話してたら、話の流れで
そのうちの1人の若い男の子が
以前キャバクラでボーイをやってた、っていう話をしてくれたのね。
 
で、ずっと女の部屋に住んでて、
女が去ると家なくなるからどうしようかなとか思うんすよ、
とかいう話をしては
 
俺なんてクズっすから、
いつ死んだっていいんです。
とかいう。
 
でも、その人の目がとてもまっすぐだったから、
それを伝えて、
 
あのねえ、
何にもできなくっても、
何にも持ってなくってもね、
あなた、ちゃんと素晴らしいからねー!
 
って言ったら
その子の顔がみるみる変わっていったのね。
 
で、そろそろ帰る時間だったから
帰ろうとしたらとその彼が駅まで送ります、という。
 
で、駅までのみじかい道のりを歩きながら
 
「俺、最近ずっとそういうこと考えてたんです。」
 
と言って涙をポロリ。
 
ありゃ。
 
いろいろプレッシャーだったんだかね。
 
それで
その場で彼をぎゅーっとハグして
頭をなでなでしてあげたら
 
「あかんわ、あかん・・・」
 
って言いながら泣いてました、その彼。
 
(内心、ハグしながら
私も落ち込んでんだから私が慰められたいくらいだよ
・・・トホホーっ・・と思ったのは内緒)
 
そのあとバイバイ、って言って
電車乗って帰ってきましたけど。
 
こういう巡り合わせってあるんだよね。
 
人は、誰かが誰かの天使役になる時もあるし
悪魔役になることもある。
 
でもそれって、どっちも大きなとこで見ると
 
愛、なんだよね。
 
 
 
 
昨日から北海道なんだけど、
その前にちょこっと寄った東京行きの飛行機から。
 
空が綺麗だな、と思って撮ったら富士山が入ってた!!!
 
すべて、必然だよね。