今回ご紹介するのは、初めて獲得する論理型式でしょうか、順接の「だから」と逆接の「だけど」です。 
 

 普段何気なく使っているこれらの接続詞ですが、初めて習う方からは、言葉で聞いても分かりません。 
 

 使うのはコップと水、お盆です。まずコップに少し水を入れ、セラピストがそれを持って歩いて……コテッと転びます!するとコップから水がこぼれます。 「転んだ」、「だから」、「こぼれた」と。 
 

 一連の動作を見せ、三つの文でお話しできるようにします。 
 

  1. 先生がコップを持って歩いていた。 

  1. 先生が転んだ。 

  1. だから、水がこぼれた。 
     

 次は、「だけど」です。教材は積木とボールを使います。積み木を積んでタワーにしておき、そこに向かってボールを転がします。ボールが当たって積木が崩れたら、ボールが当たった、「だから」積木が崩れたわけです。しかし、ボールが当たっても積木が崩れなかったら? このときは、ボールが当たった、「だけど」積木は崩れなかったとなるわけです。 
 

 Kくんは最初の頃この課題に苦戦していたのですが、少しずつできるようになっていきました。そこで、なにか楽しい、笑っちゃうような教材を考えまいした。 
 
 
じゃーん!! 写真のホースと短い丸棒のつみきです。 
 
 ホースに積み木を入れたら出てくるという当然の結果「だから」をずっとやり、突然、逆さにし(ここは机の下で見せません、ちょっと仕掛けをしています)、出てこない場面を見せます。 アレっ?、、、「だけど」積木は出てこなかった。。 
 
笑って楽しくできました(^^)/♪ 

入れるよ~、、、あれ?出てこない! 

 

とてもこの課題が好きになったkくん、「だ!、け!、ど!!」と楽しそうに大きな声で言います。


実際の動作や物事を例に練習しながら、いろんな場面で使えるようにして行こうね、Kくん!

意味不明の発話も減るかな、、、^^;

 

何より、家庭で般化です!(^^) /