夏も盛りで猛暑日が続いています、みなさん楽しい夏休み、元気に過ごしてますか!

 

 今回は絵本がテーマです。マママのプレイルームにはかごいっぱいの絵本があり、待ち時間に自由に読むことができます。

 つみきBOOKの中級に取組んでいる恥ずかしがり屋のMくんが最近お気に入りなのが、『ぼくのるすばん』という絵本です。最近スタッフがプレイルームに入ると、その絵本を持ってにこにこしています(^^♪ 
 


 

 絵本を使う課題はいくつかあるのですが、Mくんはこの間までその中の一つ「共同注視」に取り組んでいました。目合わせから始まるこの課題の最後の方に、絵本のページをめくりながら好きなものなどが出てきたら指さして、一緒に絵本を見ていた大人と目を合わせて共感する、というものがあります。
 

 Mくんはこの絵本を使った目合わせできるようになっていたので、もう一歩進んで絵本の読み聞かせに取り組むことにしました。
 

 最初は目合わせ課題の時と同じように、机を挟んで対面で始めました。絵本の文を大人が指でなぞりながら読んであげ、子どもが大人の指先  つまり文を目で追うようにします。つまり文字に気づかせていきます。別のところを見ていたらトントンと叩いて注意をひきつけます。上手に目で追えたら、文に対応する絵のところを指さして、子どもと目が合った瞬間にやさしく微笑んで「○○だ~」「△△だね~」と共感の言葉をかけます。

 これをMくんのお母さんにも同じようにやってもらい、場所や姿勢を変えていきました(般化)。今ではお母さんのお膝に座って、絵本を読んでもらいながら好きなシーンで振り返ってお母さんと目を合わせる(なんと振り返って!^^)という行動まで見られるようになりました。絵本の種類も広げているところです (*^-^*)

 

 なかなかじっとしていられなかったり、マイペースにページをめくりたがったりと、絵本の読み聞かせが難しい子どもはたくさんいます。

 目合わせの課題に基礎から取り組んで、そしてお気に入りの一冊を見つけることができたら、Mくんのように絵本の読み聞かせができるようになるかもしれません。

 目が合った時に微笑みかけるという基本を忘れずに、これからも課題に取り組んでいきたいです。