終活カウンセラー検定、受験しました | 行政書士 しまだ法務事務所のブログ

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元リクルート(元リク)勤続23年で独立した男性所長と、これもまた元リク唎酒師(ききさけし)女性所員の日々を不定期更新で書きます。
仕事関連の出来事を中心に書きますが、クライアントに関係することは、少しぼかしちゃいます。勘弁してくださいね。

こんにちは。

行政書士しまだ法務事務所の行政書士

島田貴子です。


先日、終活カウンセラー検定を受講、受験しました。


当日、会場に着くとびっくり!本当にたくさんの方が!

100名以上が受講されていらっしゃいました。


『終活』ということに対する関心の高さを表しているなあと

思いました。


関心を抱かれる方も様々で、私は行政書士として、

相続支援に関わっていきたいという思いから

、実効性のある支援をしていきたく、

そのヒントとなるものを得たいと思い参加しました。


私のおとなりの席の方は、ごく最近ご自身の御身内を亡くされ、

その時の経験や後悔等、そして相続の手続きを自分たちが進めていくときに

悲しみに浸っている余裕もない程、煩雑な手続きに次々に追われ、

これでいいのか?と思って参加したということ。


もう御一方は、介護事業に携わりながらも、

介護保険法という法律に縛られた動きしかできないことにもどかしさを覚え、

もっとその人、一人一人にしっかり寄り添い理解したいという思いから、

参加されたということを話していらっしゃいました。




様々な方が様々な思いを抱いて参加された終活コンサルタント検定。

そもそも終活とは何かというお話、

相続、保険、年金、お葬式・供養、介護の各分野からの解説があり、

ものすごく濃い時間が過ぎました。


各分野でそれぞれポイントとして押さえておかなければならない点は

もちろんあります。


ただ、『終活』と一言で言っても、

たった一つの答えがあるわけではなく、

その人それぞれの終活があるんだと思いました。


これまでも、個々人で終活の捉え方も、

必要なことも違うと思っていましたが、

その思いが更に強くなりました。



そして、『終活』というのは『やり方』ではなくて、

その人の『あり方』を表すものなんです、

という言葉がとても響きました。


相続支援という観点から終活に関わりたい私は、

その人の『あり方』を表す『終活』を

その人が考えるように進めていく支援ができると、

その先にある相続についてもその人の生前の『あり方』が現れた相続に

つなげていけるのではないかと思いました。


その人がどんなことに興味を持ち、

どんなことを大事にして生きてきたのか、

家族とはどのように関わってきたのか、

誰にどんな思いを抱いてきたのか・・・等々

あり方を表すといっても簡単なことではないと思います。

自分のこれまでの人生を振り返り、一つ一つ紐解いていくこと、

その時に、側にいてその方の思いをお聴きする時間が

とても重要になるのではないでしょうか?


カウンセリングに従事していた頃の経験ですが、


カウンセリングの場面では、

カウンセラーはひたすらお話をお聴きします。


カウンセラーは最初に一言だけ問いかけます。


「今日はどうされましたか?」


相談に来られる方は

最初は一言、二言、ぽつぽつと言葉を発するので精いっぱいですが、

お聴きしているうちに、ご自分が発した言葉で

ご自分の気持ちや考えに気づき、整理していかれます。


そうすることで、自分で導き出した答えに

納得して前進することができるのです。


終活の相談をお受けする時も、

私はひたすら耳を傾け、

ご自身で納得できる結論を導ける、

そんな支援のできる行政書士で

終活カウンセラーになりたいと思った日曜日。


結果発表は6月24日☆彡