30日23時ころ双子座にて火星が逆行となりました。ここ2，3日感情が揺さぶられる経験をしている方も多いのでは？今年火星は【風の時代】への本格移行をサポートするかのように【風エレメント】の双子座に長期滞在。今回の逆行はその「総仕上げ」とも言えそう…。この期間どのようなことに注意して過ごすべき？ホロスコープとサビアン・シンボルからお伝えします。
火星の足どり
通常5週間前後で
次のサイン（星座）に
動くことが多い火星。
ですが今回は
8月20日に双子座入りから
既にこの時点で2か月を過ぎ…
更にここから逆行し
また双子座を逆戻り。
順行に戻るのは
2023年1月13日。
そして次のサイン蟹座に入るのは
2023年3月24日です。
実に8か月ものあいだ双子座に滞在するのです。
火星のエネルギーとは
火星はそのマーク ♂ が表すように
「男性性」を表す天体です。
つまり「積極性」や
「外側へ向かうエネルギー」。
自分を表現したり
個性を発揮したり
言葉を喋る
行動するといった
「内に秘められた自分を
社会の中に押し出していく」
そんなチカラを与えてくれます。
SNSの発信なんかにも
必要なエネルギーですよね
双子座の火星とは
双子座に滞在する間
火星の本能的なパワーが
「知性」「情報収集」「コミュニケーション」
といった面で
発揮されると考えられます。
言語力・自己発信力が活発になる。
また思考と知性が働く時なので
この先どう動いたらいいかを
計算・分析できる。
もうひとつ…
「好奇心
」も
双子座のキーワード。
「興味を持ったこと」
「やってみたいこと」
に即座に
どんどん取り組んでゆく行動力も
双子座の火星のエネルギー。
逆行中の火星のエネルギー
来年3月に蟹座に移るまでは
基本的にはこのような
「双子座火星」のエネルギーが
発揮される時なのですが…
何せここから逆行！
逆行とは地球から見て
天体が逆方向に
進んでいるように見える現象です。
この期間は天体のエネルギーが
スムーズに働きにくくなる
と言われています。
約2年に1度逆行するのですが
前回は2020年9月。
その頃のことを思い出してみると
イメージが湧きやすいかも…？
（この時は牡羊座に長期滞在していました）
例えていうなら
タロット・カードの
「逆位置」のようなイメージ
双子座の火星がいつもなら
好奇心のままにあれこれ情報を集め
ワクワクしたことを誰かに伝えたい！と
あちこちのSNSで
こんなことがあったよーと発信…
といったことが
う～ん今日はちょっといいかなあ…とか
あれ～あのセミナー面白そう！と思って
即座に申し込んだんだけど
なんか面倒になっちゃたな…
なーんてことも起こり得そう
これまで
いろんな「学び」に熱心だったけど
そろそろどれが
「ほんとに自分に合っているのか」
「必要なのか」を見定めなきゃな…
という心境に
逆行中の「見直し」
そう。じぶんが
ホントウにやりたいこと
興味がわくこと
ココロの底からワクワクすること
熱心に活動できること
…が何なのかを「見直す」時期
といえそうです。
また
「手法」の見直しもあり
「今までやっていたやり方」を
少しひねって考えて
別のもっと良い形にできないか…
といった具合。
つまり
いったん今までの「あれこれ」を
一つに絞ってみて
それに向けての方向性・やり方を
修正してみる
のがおすすめです。
「フォーカス」は 
例えば…
「行動」の焦点はどこにあったか
「やる気」に合致していたか
自分の中で一番大切なものに基づいていたか
「手法」は 例えば…
過去の行動のパターンの
「やり方」「実行方法」は最適だったか
もっと良いやり方はなかったか
もっと自分なりに
しっくりくるものに作り替えられないか
オリジナルなものを編み出せないか
…などなど…
火星逆行中はここ注意‼
ただし上記を行うにしても
この時期
一気にグワーん
…とは進まない可能性が大
「やらなきゃ！」
「動かなきゃ」
「行動しなきゃ」と
みょう～に
気が急くかもしれませんが
火星が逆行することで
ものごとの「推進力」が
そもそも失われるので
気持ちに反して
スムーズに前に進まず
空回りするような状況が
起こりやすいかも…
そこから感情が乱れたり
怒りが湧いたり…
更に逆行が
「スムーズな自己表現力」も
抑えこんでしまうので
いつもだったら
笑って言えるようなことなのに
妙に遠慮して
グッとこらえてしまい
すると強いエネルギーが
マグマのように
内側に溜まって…
あるきっかけで爆発する
そんな懸念も…大です
それでなくても
双子座火星は
言葉がシャープになりやすい時なので…
皆さまくれぐれも
気をつけましょう…
火星逆行中の対処方法
こんな時は
焦らないことが大切です
「ともかく動きたい」
「動き出したい」という衝動を
ひとまずは深呼吸。
はい、ゆっくりはいて～
吸って～
またはいて～
そして少し落ち着いたら
先にお伝えした
そもそもそれを
「何のために」やりたかったんだっけ
という「そもそも」のところを
「一歩引いた視点」で
見直してみて下さい。
また火星は牡羊座
の支配星。
「わたしは」という素直さが
逆行でマイナスに出ると…
「みんなで一緒に一つのものを創り上げる」
という視点も失われがちに。
「全体の中では、これはどうなの」
というポジショニング思想も
視野に入れてゆくと
問題の糸口が見えて
気持ちが切り替えやすく
なるかもしれません。
以上のように
火星逆行中は
お試しを小出しにして
データを集めておき
「行動計画」を練っておく
そして来年の「順行」以降に
ここで
フォーカスを絞った
目標&手法
で大きく勝負に出る
フォーカスを絞り込む
特に今回の逆行では、この
フォーカスを絞る
がとっても強調されています
何故なら来年1月
ようやく順行に戻る時のサビアンが
双子座9度
「矢で満たされた矢筒」。
的を突き通す弓矢のような
「意志」の強さ
すさまじい集中力をもって
目標を一点突破する…
つまり
目標が絞られているということ。
言わば
逆行火星の目指す終着点
がこのシンボル。
双子座8度あたりまでは
「外側の人々の欲望や価値観」
に煽られ
じぶんを見失いそうになっていた双子座が
もっと「自分の目標」を
ハッキリさせようとするのです。
空白の中に見えるもの
そして今回の逆行スタート時の
サビアンは
双子座26度「森の中の冬霜」
です。
凍てつくような空気の中
樹々は全ての葉を落として
枝のみが残っています。
その根元の土には
ただ霜が降りている…
ここで持ちこたえるために
頼りになるのは
木そのものが持っている
生命力…。
でも…
何故樹々は自身を装う
美しい葉を
すべて落として
しまったのでしょうか
それは春を迎えた時に
新しい命の芽を吹く「種」に
エネルギーを集めるため。
葉をすべて振り落とすからこそ
種に栄養分が送られるのです。
「種」＝いちばん大切なもの
だけを残し
新しく生まれ変わって
新しい時間を生きていくのです。
つまりこちらのサビアンは
もう一度
「じぶんのあり方」の原点
を見つめ直す…
そんなシンボルなのです。
「枝葉は捨て去る」
ということは
「周りからの目」や
「世俗的な価値」を捨て去る…
という風にも考えられます。
つまり「じぶんの内面的な価値」
「ほんとのところは、どうなの」
というところに
気が付いていくということ。
あれこれを切り落とし
最終的に残ったものが
「わたし」にとって
もっとも重要な価値のあるもの。
そこに
「じぶんの本質」
「じぶんの原点」が見えてくる…
そんなシンボルです。
「本質」以外は手放す
また
この度数の一つ手前は
双子座25度
「パームの枝を刈る男」
です。
「枝葉」を剪定し
じぶんの意図する形（理想像）
に整えていくシンボル。
こちらは9月にも
強調されていました。
だから
この26度や25度を行き過ぎる
11月中旬くらいまでは
双子座と言っても
軽～いノリの雰囲気より
少し真剣に
自分に向き合わなければならない時間
となるかもしれません。
10月25日の蠍座新月・日食
11月7日の牡牛座満月・月食
の「変容」エネルギーも相まって
この時期はとても
重要な時期となりそうですね
お仕事・・人間関係・お家の環境…など
どちらかと言うと
増やすことよりも
減らすことに
エネルギーを注ぐことに
（そう言えば現在天王星もこちら）
そのように必要最小限の中に
ご自分を置いてみることで
「迷いが晴れる」こともあるかも
また
28日から木星が魚座入りしていますので
「こころの断捨離」となる出来事も
起こってくるかもしれません
つまり今本当にいろんな方面から
「手放し」と
「本質の見極め」が促されている…
それだけめっちゃ
大事な時だってコトではないでしょうか。
そうした中で
自然と淘汰され
「残っていくもの」…が
あなたにとっての「大切なもの」。
そして
樹々が自分の生命力でのみ
冬をもちこたえるように
「一人の力」では
「どこまでできるのか」を見極める
ことが必要になってくるかもしれません。
つまり自分の才能や能力、力量
…といったものを
じぶんでどれだけ信じられるか
が試されるということ
「新しい時代」への架け橋
ここでもう一度
双子座第6グループ
について考えてみましょう。
双子座から蟹座に向かう
「双子座第6グループ」は
双子座で培った
「個人の最大限の可能性」を
蟹座に向かって整えるところ。
「蟹座」とは集団のサインであり
「蟹座」の支配星である「月」は
「無意識」を表す天体です。
つまり「蟹座」とは
わたしたちの「集合無意識」を
表すサインとも言えそうです。
来年1月13日火星が順行に転じる瞬間
この「月」が「目指す方向性」を表す
天頂近くに位置しています。
（ホロスコープを無料で作成さん）
そして火星が蟹座に移動する3月25日…
その前日に
冥王星が水瓶座に移動
します。
そして火星が逆行に入る瞬間の
ホロスコープがこちら。
火星は「11ハウス」。
つまり
「水瓶座」のナチュラル・ハウス
に位置しているのです。
つまり今回の逆行を含む
火星の双子座長期滞在は
私たち「個人」の意識や
可能性を引き上げ
冥王星の移動で本格化する
【水瓶座時代】の「集合無意識」へ
バージョンアップが望まれている
…と言えるのではないでしょうか。
19世紀の新印象派
「“点描”画家の創始者」と言われる
スーラという画家がおられます。
Georges Seurat, Public domain, via Wikimedia Commons
さまざまなカラーの
「ドット（点描）」が
一つ一つの個性を発揮することで
「全体像」が描かれる…。
わたしたちが
じぶん自身を変えていくことで
「全体」もいつかは変わっていく。
それは、永い永い道のりかも知れませんが…。
そのために今は「私たち自身」を
しっかりと形づくっていく。
双子座の好奇心を満開にして
「興味のあること」を
いろいろやってみる
行動する
コミュニケーションの中から
情報を集めたりする。
その上で選別し切り捨て
「本当にやるべきこと」を
精査していく…。
「新しい時代」の
「集合無意識」における
「あなたの役割」に向けて。
火星順行までの約2か月半…
そして火星の蟹座入りまでの約5か月。
どうぞ「枝葉」（過去からの囚われ）は切り落とし
これ！と言えるような
「あなたの本質」と
出逢ってゆきましょう
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