【兵庫県内の不登校・ひきこもりの訪問支援】
Office Sabbyです。
前回の続き。
自己肯定感を上げるにはどうすればいいか。
私が思う自己肯定感の上げ方は簡単です。誰にでも無理なくできる方法。
言葉は必要ありません。
他人の自己肯定感を上げつつ、なおかつ自分の肯定感も上がります。
それは
「楽しい思い出を共有すること」。
どうです?結構普通でしょ?
一緒に遊んだり、一緒にどこかへ行ったりする。一緒に非日常を体験する。
でも別にそんな大層なことでなくても良いのです。
一緒に料理したり、内緒で買い食いしたり、好きな本をお互い貸しっこしたり、一緒に昼寝したり。
何でも良いんです。特別な行為である必要は全くありません。
一緒に失敗することだって自己肯定感はグッと上がります。
一緒に寝坊して、一緒に焦って、一緒に諦めて二度寝しても構わない。
そういう時は笑ってごまかしましょう。そんな体験が子どもたちの中にポジティブな記憶として積み重なっていきます。
楽しい記憶はあとから思い返すと幸せな気持ちになります。
そうすると自然と自分が大事にされている実感が湧いてきます。
一方褒められることだけでは、あとから思い返してもあまりプラスにはならない。
褒められたことを覚えている人は、褒められるという行為を覚えているのではなく、褒めてくれた相手がうれしそうだったということを覚えているのです。
それもあの人がうれしかったら自分もうれしいという感情が思い出として共有されているからなのです。
人と関わる時の基本は、その人のことをよく知ること。
この一点に尽きます。
よく知るためには、その人と時間と空間を共有しないと知ることができません。知る過程の中で、自然と思い出も共有されるのです。
自分のことを良く知ってくれている人にはどんな褒められ方であっても褒められるとうれしいものです。
逆に自分のことを良く知らない人に何と言われても心に響かないでしょう。
かけるのは言葉ではなく手間です。それを忘れたらあかんね。
ちなみに、このことに気づいて以来、私は支援者として子どもと関わる中で失敗したことはありません(と断言できるかどうかはとても不安ですが・・・)。
最後にもう一つ悪口を。
私が褒め方について考えることが嫌いなのは、どう褒めればいいかとか、褒め方を工夫するとかいうのは、しょせん褒める人を中心に据える考え方だからです。
大事なのは褒められる相手方がどう感じるかでしょう。
にもかかわらずなぜ褒める自分を中心に考えるのでしょう。
相手が子どもであってもちゃんと尊重してあげてください。
子どもと関わる大人はこの点を忘れがちです。
こちらが尊重した子どもは、たとえ叱っても怒っても信頼は揺らぎませんし、自己肯定感は高くなります。
答えは全部相手の中にあります。
大人たちは相手、特に子どもの話をよぉ~~~~~~く見て、よぉ~~~~~~く聞いてあげて下さい。できれば一緒に笑ってあげて下さい。
特に何かを言う必要はありません。
てなわけで自己肯定感の上げ方について書いてきました。
たまにはこういう内容を書いた方が良いのかな?
書いてる側としたら偉そうな感じだしあまり面白くないんですけど・・・。
私の周囲の方、また感想を聞かせて下さい。
好評だったら別のことも書きますが、特にネタもないのでリクエストがあれば言ってください。
面白そうだったら書きます。
ではでは、またまた。
Office Sabby代表
貞本範之