ママワーク研究所もイクボス宣言をし、中小企業同盟に参加しました。
昨日は福岡県主催のイクボスセミナーが行われ、ママワーク研究所とファザーリングジャパンとでお手伝いしてきました。
パネリストは超イクボスの3名。
アビスパの川森社長、拓新産業の藤河社長、そしてファシリテーターはコヂカラニッポン代表(つい先日まで三井物産グループ経営者)の川島さん。
イクボスセミナーは何度か受けていたけど、やっぱり現場のナマの声は本当に参考になりますね。
昨日は本当にたくさんの収穫がありました。
アビスパが昨年から主婦の「業務限定社員」を大量採用しているとは知りませんでした。
しかも「条件に合う人を探すのではなく、彼女たちの条件に合わせる努力をしている」なんて、もう感激です。
そうすることで、大して求人広告をださなくてもわんさか応募があるのだそう、
まさに私たちがいつも言ってることじゃん!!
拓新産業さんはもっとすごいです。
もう20年以上前から、週休二日、残業なし、育児休業当たり前という、建設業界では考えられないような就労条件を続けています。
そのためにはトップの確固たる覚悟が必要という言葉はズシリと重みがあります。
会社があるのは早良区の奥地。そんな場所にある小企業、しかも建設業に応募してくる学生がいるのか?
それがいるんですって。2.3人の募集に対して毎年200人くらいの応募があるんだそうです。氷河期には400人が殺到したとか。
藤河社長はキッパリ言います。
「企業は人なり。いい人材を採用することこそが企業が生き残る術。イクボスは誰のためでもなく企業のため。」
社員の仕事環境を守るためなら、理解のない取引先は切っていいと!
そして、その理解を求めるために取引先に話をしに行く専門の社員がいるのだそう。営業とは別にというのがミソです。
それでも大きな売り上げが目の前にぶら下がったら?という意地悪な質問の答えはこうです。
「一社当たりの取引量を減らしました。小さな取引先の数を増やし、なくなっても痛くない体制にした」と。
・・・ホンモノです。
徹底しています。
でも、藤河社長がステキなのは別にあります。以前飲みながら聞いたのです。
実際は自分が休みたいんだと。
社長の趣味は登山。山の天気は変わりやすく、明日が絶好!って時に気兼ねなく休みたいんだって(^.^)
最後に女性に一言という投げかけに対するアビスパ川森社長の言葉に、私は思わず膝を打ちました。何しろずっと私が言い続けていることだったから♪
女性は潔癖なところがある。しかも権力に対しても全く臆せず発言できるという特性。それを是非発揮してほしいと。
経営者や上司が間違ったことをしていたら指摘してくれと。そのままにして企業が潰れる前に、と!
いや、驚きました。川森社長一気にファンになりました♪
いやいや、勉強になりました。
イクボス、働き方改革、ますます頑張りたいです〜