姉さん、事件です | SOHO歳時記

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ライターを目指すテープ起こし屋のSOHOな毎日。

次は証人喚問。

裁判関係の仕事も結構あるけれども、
証人喚問の現場を見たことがないためイメージが全然沸かない。
ドラマとかで見てるような感じで合っているんだろうか。
質問する人(←誰かすらわからん)が結構動き回って話をするようで、
資料提示の際には音声が最小になってしまう……うぅ。聞こえんっ。

昔は個人のお客様から盗聴(違法です)テープなどの起こしも承ったが、
今はリスキーなので個人からの受注は控えている。

神経すり減らす毎日だから当然といえば当然だが、
裁判をする当事者たちは常軌を逸している場合が多くて
録音内容がえぐいケースがあったりするし、
離婚訴訟なんか生々しくて聞いていられない。

精神衛生上非常によくない仕事だと思う。
が、起こしのニーズが存在していることも事実で、
受けるからには細心の注意で丁寧・公平に起こすわけだが、
心労軽減のためにもやはり後ろ盾は必須である。
法律事務所経由の仕事しか受けない理由はそこだ。

このたぐいの起こしは、心的疲労が激しい上に、
言いよどみや言い間違い、合間に発するつなぎの言葉、ため息等々、
全てを打ち込むためストローク数が格段に多くなり、
体力的にもなかなかつらいものがある。

もっとも今回は証人喚問なので罵倒シーンもなく平穏なのだが、
できれば早く終わりたいものだ……。