今回のテーマは〈即興で速攻録音する〉です。
 ひと仕事終えて、次の仕事へ……の前に気分転換として遊んでみました。
 遊んでみました、ってギター上手い人が言うとかっこいいけど、わたしが言うとカッコツケにしか聞こえないですな。うははは。しょんもり。
 いいの。デジタルがどんだけ楽チンコで面白いかが伝われば良いんだから。

 あと、今回からカテゴリ「デジタルは楽チンコ」を作りましたよ。


 デジタルが如何に楽チンコかというと、まず
・仕事の合間にスイッチポン! で、良い音ですぐにギターが弾ける
・パソコンを立ち上げ、DAWソフトを走らせるとすぐに録音出来る
・トラックを重ねたり、削除したりも簡単
・トラックダウンもサクサクっ!

 ほら、楽チンコでしょ?

 んで、更に楽チンコなのは
・ギタープロセッサのプリセットを切り替えるだけで様々なアンプサウンドが出せる
・小音量でも、冷蔵庫みたいなアンプなみの音をモニタリングできる

 ってことでしょう。
 現代の住宅事情にマッチしております。いえーい。

 だから仕事と仕事の合間にこれだけ録音出来る訳なんですなあ。
 録音状況を簡単に説明すると……。

 ギター → ボリュームペダル → HXSTOMP → PC → DAW

 ギターは6弦で、全パート同じのを使っています。
 10ヶ月以上弦を換えていないので、汚れ&弦がサビサビ真っ黒くろすけべです。
 あ。一応各方面から怒られないよう、オリジナル曲となっております。
 うわ。かっこいい。オリジナル曲だって!
 曲想(!)としては〈多数のギターを重ねる〉〈なんだかメロディックに?〉
 ふんわり、薄ボンヤリとしておりますが、その計画に沿って弾きます。

 トラック1
 モデリングその1は、Fenderアンプを元にした奴で〈クリーンプリセット〉。
 コーラスを薄く掛けた状態で頭に浮かんだアルペジオを弾きます。
 これがトラック1。
 コード進行は多分ベタ、なんじゃないかなぁ。

 トラック2
 で、同じセッティングでもう一度同じフレーズを。
 ……今、気付きました。
 トラック1をまんまコピーしたらよかったのでは?

 トラック3
 次に同じセッティングのまま指弾きで別フレーズを。
 パーカッシブさが出るのです。

 トラック4
 この辺りでBognerのアンプモデリング。プリセットその2へ。
 ブースターだけ掛けています。
 ボリュームを絞ってクリーンに近いクランチにして、同じアルペジオフレーズ。

 トラック5
 トラック4と同じやり方でトラック5。
 やはりコピーでよかったよねぇ、ここも。

 トラック6
 クリーンに近いクランチでの指弾き。根音に比重を置いたやつ。
 今考えると、同じ指弾きでも他の方法使えば良かったかも。

 トラック7
 ボリュームを全開にしてロングトーンのフレーズ。
 単純明快なパートですが、これがないと全体の雰囲気が違うのです。

 トラック8
 そしてギターのピックアップをヘッド側に切り替えて、アドリブ。
 やはり今思うのは、リバーブかディレイくらい掛けててよかったのでは? と。
 ゴリゴリの生音すぎて生々しいところが。
 あ。頭の音を伸ばすところと、最後の音を伸ばすところは感触が違いますね。
 頭は滑らかに音を伸ばしたい。
 ラストは掠れるように、軋むように音を減衰させたい。
 そんな意識で弾いてみました。
 が、ワンテイク目で大失敗をやらかして2テイク目を生きにしましたよほほい。

 トラック9
 トラック8と同じものを〈自分で耳コピーして〉もう一回弾きました。
 だって元がアドリブなんですもの。覚えてないっちゅうね。
 考えてみればこれもトラック8をコピーしたら良かったのでは……。
 しかし驚きがないフレーズになりましたな。


 8トラック目以外はワンテイクであります。
 アドリブが微妙に型ハマリ臭くて大変申し訳なく。
 ミックスは各パートの音量バランスを取ったくらいで、荒いですな。

 

 

 なんだかデモテープみたい。
 アドリブ部分の音量は少し引っ込めた方がよかったかも。

 でも音を重ねると下手が誤魔化せるねっ! ぐへへへ。


 基本的に〈理論? なにそれ? 楽器なんか弾けなくてもええんや! 家に籠もって楽器練習する暇があったらライブして、対バンの頭、ベースでカチ割ったればええんや!〉なパンキッチュな人間なので、シンプルな構成でドシャメシャな演奏したいですね。ええ。
 パンクのラブソングみたいなタイトルで。


 話がずれた……。
 機材、音楽理論に疎い(と言うか知識皆無)な下手くそでも、これくらいの音で録音出来る、デジタル機材。
 とっても素晴らしいと思うのですが、いかがでしょうか?
 バイナウ!