「犬鳴村〈小説版〉」の五刷が決まって、やれ嬉しや!
そして映画「犬鳴村」もBlu-ray & DVD ソフトとして発売されます。
小説版を副読本としてお側に置いて頂けたら、と思います。はい。
――ここまで枕――
今、テレビでやっている「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見ながら書いております。
うん。名作。っていうか、まだ終わってない。マーティがタッピングしているところあたり。
さて。皆様、映画はお好きでしょうか?
私は……好きだと胸を張って言えるほど見ていません。
有名どころですら全てチェックをしておりませんので。
それくらいのレベルですが映画見るのは好き、と言う感じです。
とはいえ、映画を見に行くこと、それにもの凄く心が躍ります。
事前に作品を選びに選んで、ネットで予約をして。
時間より早めに劇場ロビーへ足を踏み入れたときの昂揚感。
チケットを手に、パンフレットや様々なアイテムを買って。
いよいよシートに座ったら、ぐっと背もたれに身体を沈み込ませて。
封切り前の映画のPV。次はこれが見たいなと心にメモして。
そして――。
映画館でなければ味わえない幸福な体験です。
そもそも巨大なスクリーンに映し出された世界と、協力な音像は、幾ら自宅でシステムを組んでも再現不可能です。
映画館で映画を見る。
ただそれだけのことだとしても、やはり他に変えようがない特別な体験なのでしょう。
でも、レンタルビデオ全盛期からネット配信の躍進が始まるまで、なんだかんだで自宅で色々見ましたねー。
洋画も邦画も、ジャンルも何もかも無視して見たいものを見る!
ハリウッドの爽快な作品から、棚の片隅で眠っていた作品まで、何でもかんでも。
中にはテレビドラマシリーズとか、オリジナルビデオアニメ作品ありましたから、映画だけではなかったですけれどね。例えば、VとかXファイル、チェンジ! ゲッターロボとか。
雑食的に見続けたため、どれがどうだった、とか詳細は忘れておりまして、ただ「面白かった!」しか残っていないっていう。
ま、私、評論家ではないのでよいのです。自分が好きかどうかだけなので。
それに作品によってはひとりでじっくり没頭して見る、或いは何度も巻き戻して一つのシーンを繰り返し楽しむ。それか友人たちが来たときにワイワイ言いながら上映会をするのもまた楽しかった! こんなことが出来るのは自宅ならでは。
覚えているのは、自宅へ来る人誰彼構わず「呪怨」を見せながら、珈琲を飲む呪怨パーティをやりまくったこと。
そしてひとり「ニルヴァーナ」を見終えた後、高熱を出したこととか?
あの作品大好きなんですけれど、また熱を出したくないので再視聴せずに封印しました。
あ。あと「フレッチ・殺人方程式/フレッチ登場! 五つの顔を持つ男」の二本は……大好きです。特に殺人方程式のほう。
そして「スターシップトゥルーパーズ」とか――あ、以外と色々ありますね。
こんな感じにレンタルして自宅で見てきたわけですが、やはり劇場とは別物だという思いが余計に強くなったこともまた真実です。
映画はまず、劇場で見ないと。
そして気に入ったら後にソフトとか関連アイテムを買う。これだ!
一時期映画業界が斜陽となったと囁かれましたが、今は盛り返していると思います。
とはいえ今、劇場に出掛けることに制限が掛かったことが影響して、再び危機が訪れている可能性もあります。
それでも、映画を愛する人たちがいればなんとかなる! と信じているのです。
甘い考えだとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。
でも、「そのうちなんとーかぁー、なーるだーろぉおー」って植木等氏ばりに歌うポジティブささえ失わなければ、きっと大丈夫。そのうちなんとかなります。何の根拠もないですが、それでも、きっと。
これだけ沢山の人々が前向きに、力いっぱい頑張っているのですから。
もちろん、これを読んでいるあなたも、そして私も。
さあ、ご唱和下さい。
そのうちなんとーぉーかぁ、なーるだーろぉおー。(映画 ホラ吹き太閤記 主題歌 だまって俺についてこい より)