「47都道府県 本当にあった怖い話(あかね書房:刊)」を楽しみにして下さっている方も多いかと存じます。
 児童(小学校中学年)向けの一冊ですが、私ひとりの力で編まれたわけではありません。
 沢山の人たちの協力によって成り立った本です。
 例えば、47都道府県に渡って〈体験談を預けて下さった皆様〉。
 コラムや他企画ページの監修をして下さった〈監修協力者〉。
 図版や画像などの〈図版・画像提供者〉。
 また、本企画に共感し、こうして世に出して下さった版元である〈あかね書房〉様と、ご尽力&素晴らしい編集をして下さった編集様の存在もございます。
 もちろん、参加して下さった執筆者の皆様、イラストレーター様のお力添えあってこその部分も。
 
 ここで裏話を少々お話ししましょう。
 本書の執筆者を選ぶとき、真っ先に決めたことは「各界の専門家を招こう」ということでした。
「専門家たる先輩たちが子供達に語りかけ、自分の仕事に興味を持って貰う……イコール、子供たちが将来目指す道の選択肢を増やすヒントの一助として活用して貰う」というコンセプトからです。
 ですので、慎重に参加のお声がけをする顔ぶれの選定を進めました。
 日本の至る所でご活躍なさっている、伝統楽器職人、学者、学芸員、カウンセラー、フリーアナウンサー、俳優、僧侶、神職、映像ディレクター……他諸々。
 子供達が知らない、詳しくない世界を書いて(描いて)頂くための布陣です。
 私がどうしても参加して欲しいと望んだ方々、とも言えます。
 
 さて。今回の執筆陣は版元担当様との相談によって決定されました。
 なんと! 上記のご職業の方ではない専門家ばかりです(上記の方々には別の機会に参加して頂く予定です)。
 参加して下さったそれぞれの執筆者に対し、これから何回かに分けて、私がこのBlogでじわじわとご紹介をしていきます。
 多分、いえ、きっとラブレターのような感じになるでしょう。
 何故なら、先に記した方々含め、私が一方的に惚れ込んだ方々だからです。
 なので、結構、ゆるーい文体でのご紹介になります。
 ご了承下さると幸いです。
 
 そして、願わくばこれを読んだ方々の近くにいるお子様たち皆に、「こんな人たちが書いた(描いた)、不思議で怖い本があるよ」と紹介してみて下さい。
 子供たちに読んで貰うことが、この本の本懐だからです。
 それでは何卒宜しくお願い致します。
 
 〈久田樹生事務所Musth 所長・久田〉