先日、知り合いの経営者と
話をしている中のこと。
誠に上手な話(作り話やお世辞)ばかりする
会社役員が営業に来たと名刺を見せられた。
会社自体は、歴史のある会社のようで
その経営者も取り扱っている商品に
少し興味があったそうだ。
しかし
その会社役員の営業は、
全く興味の湧かない話と会社の自慢話ばかりで
一体、何をしにきたのか
全く分からなかったという。
会社役員という立場としては
いささか思わしくない営業スタイルである。
そんなに立派な会社なら
企業リサーチで確かめてみてはどうだろう。
今やネットでだれもがその場で見ることができる
早速、社長室で取り寄せたところ
なんと数年に渡っての累積赤字（債務超過）
企業評点はこれ以下にはならない点数
赤字が続く中、これといった動きもないようで
その役員の名前も平然と連ねていた。
このような事実が判明した時点で
折角の営業もただの恥さらしと
なっていることはいうまでもない。
もし、わたしが
この会社の名刺を持たされて
営業するなら正直に
私の努力不足で会社の業績不振が続いています。
ほんの少しでも助けていただけませんか？
そう投げかけるでしょう。
同じ恥をさらすなら、正直な方が
見込みがあると思うからです。
とはいえ
このような会社の名刺は持ちたくない。
持つのが恥ずかしい
それが本音です。
