【人事トラブル】残業命令を無視した社員 | ハーレー社労士@横浜のブログ

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人事のトラブルを円満に解決する【人の専門家】のハーレー社労士が、人事で起こりうるトラブルを解説します。

【ご相談】
先日ある社員が仕事でミスを起こし、お客様からのクレームで、かの全員が残業して対応しないと、会社に多大な損害が生じる事態となりました。A課長は、部下全員に残業を命じました。ところが部下の一人から「自分のミスではないので、帰ります」と言ってかえってしまいました。会社として、処分できますか?

【ワンポイントアドバイス】
ご相談の残業が、どういうものかわかりませんが、8時間を超える労働時間の指すものとして、考えます。会社は、就業規則に残業があることを規定し、36協定など所定の手続きを行った上で、社員い残業を命じることができます。会社は無意味で不合理でなければ、社員の同意なく残業を命じることができます。
ご相談のケースで、この残業は不合理と言えるものではないと考えると、残業を拒否して帰った社員の態度は問題あります。
就業規則に違反する条項があれば、それを根拠に処罰することは可能でしょう。
以後は、職場で協力して問題を解決するように、普段から職場マネジメント(部下の指導など)をしていくこともお願いします。

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