寒い季節に犬の体を温めるおすすめの「アレ」
こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。
さて今日は、毎年このシーズンになると必ずお話ししている「アレ」について書きます。
ちょっと長いです。
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●寒い季節、犬だって体を温めたい。
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前回のメールで「寒い時期は犬の体調管理も注意が必要」という話をしました。
やっぱり外気温が低いと調子がでなくなりますからね。
私自身、寒くなるとやっぱり体の調子は今ひとつです。
特に朝。寒いとベッドから出たくなくなりますし、朝は室温が低いので暖房で温度が上がるまでは結構ぼーっとしてしまいます。
体にエンジンがかからない感じですね。
ようやく空気がぬるく暖まってきて、熱いコーヒでも飲んで体の内側から燃料投下して
頭が動き出す感じですね。それから仕事です。
こんな風に私たち人間は、温かいものを飲んだり食べたり、あとは服を重ね着して体を温めるすべを色々持っています。
温泉に入るとかね。
犬はどうでしょうか?
室温を上げる、ホットカーペットを使う、防寒着の着用など、できることもいくつかありますが
「体そのものの血行を良くして、内側からぽかぽか温めるやり方」
となると意外と少ない。
犬はちょっと熱めのスープをフーフー言いながら飲む、とかできないですからね。
せいぜい室温の調整くらいでしょうか。
でももし、犬にも体を「内側から」ポカポカ温める方法があるとしたら…。
今メールをお読みのあなたご自身は興味がありますか?という話。
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●犬の体、お灸でポカポカにしよう!
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はい、そういうわけでこの時期私がメルマガ読者の皆さんにオススメするのが
「犬にお灸をしませんか?」
です。
えー!犬にお灸って!やけどしたらどーするの!危ない!
そう思ったそこのあなた。お灸が暑くて危険、というのはもう古い時代の考え方なのです。
お灸自体は中国伝統医学に基づくものですから2,000年以上に歴史があります。
でも今のお灸は、熱くなく、火傷の心配もいらず、なおかつおしゃれ。
女性向けの「アロマのお灸」なんていうものも存在します。
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アロマと謳っている時点で女性がターゲットですが、最近はセルフケアとして体のちょっとした不調を「お灸」でケアする人が増えています。
セルフケアの対象となる症状は
・肩こり
・腰痛
・息切れ
・胃腸の不調
・血行不良
など様々。
病気、というほどではないけどなんかだるいなあ、とか調子出ないな、という時に
「お灸」
を体に当てて、その熱で血行を促進し、体の調子を整えるというのがセルフケアとしてのお灸です。
で、このお灸。
冒頭でも言いましたが実は「犬」にもとても良いものなんですよ。
我が家の犬たちは、かれこれもう6年以上お灸の愛好家です。
↓
●犬にお灸?!ぐり、せんねん灸をエンジョイする。
https://officeguri.com/BLOG/archives/1950
お灸で雑誌に載ったこともある。
↓
●フリーペーパーに掲載されました。
https://officeguri.com/BLOG/archives/3141
あと実家の犬:カンナが膀胱炎になった際、通院、薬にプラスして「膀胱」につながるツボにお灸をしたりもしました。
↓
●カンナ、膀胱炎でお灸
こんな風に、健康な時のセルケアとして、病気の時の家での手当として我が家では犬にお灸を割と普通に使っています。
お灸の良いところ。
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まず体が温まりますよね。
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これ、自分でやると分かりますが、本当にぽっかぽかになります。
心地の良い暖かさで指先の冷えなんかも取れますし、我が家の犬たちもお灸は気持ち良いらしく、黙ってお灸をされています。
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悩み別、体調管理に使える。
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お灸は「ツボ」に当てて温める自然療法です。
「ツボ」には色々な謎が多いのですが、最近の研究では
「ツボは神経や血管が集まっている箇所が多い」
ことがわかっています。
こうした神経や血管が集まっているポイントを温めることによって緊張をほぐす、血行を促す、といった効果が狙えると考えられています。
なので悩み別に、こういう時にはこういうツボ、というのがある程度絞れます。
胃腸の不調にはこのツボ、膀胱炎の時はここ、腎臓、肝臓、大腸、小腸などと関連が深いツボなどそれぞれの体の部位に対応したツボが、犬の体にも存在します。
そこをお灸で優しく温めるわけですね。
お灸の温熱効果で体が温まり、血行を促進。
神経をリラックスさせ、緊張をほぐすのがお灸です。
*
いかがでしょうか?
「へー、犬にお灸っていいんだ」
そんな風に今回は思っていただければ幸いです。
次号のメールでは、犬のお灸に興味を持った方向けに
「犬にも安全に使えるおすすめのお灸」
をご紹介しますね。
是非楽しみにしていてください。
Office Guri
諸橋直子
(終)
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12月!犬の冬の『トラブル3つ』とその対策に注意しよう!
こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。
さて、気温が低くなり犬の健康のためにも「温度管理」が重要な時期になってきました。
全然関係ない話になりますが、歌には雪が降ると「犬は喜び庭駆け回り」とありますが、我が家の犬たちに限ると、雪が降った日に庭に出しても全然喜びません。
むしろ
「足の裏冷てえ…早く家に入れろや!人間!」
と入り口のガラス戸を前足でガリガリやり、中に入れろ!と催促してきます。
…犬だって、やっぱり寒いの嫌なんですよね。
というわけで今回は、寒い時期の犬の体調管理で重要なポイント、起こりやすいトラブルをまとめます。
↓
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【1】乾燥による呼吸器・目のトラブル
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寒くなるので暖房を入れる。これは正解。
一方で、暖房を入れると空気が乾燥します。
その影響で「犬の呼吸器」のトラブルが増えます。
咳をする、痰が絡み吐くような動作をする、などですね。
暖房を入れると同時にこのような症状がみられたら、加湿器の利用を検討しましょう。
我が家ではパナソニックのこのタイプを使用しています。
↓
●パナソニック FE-KXS05-W ヒーターレス気化式加湿機 ナノイー搭載
この加湿器は「のど・肌モード」という設定ができます。
この設定にすると、やや高めの湿度約60~65%を目安に自動運転してくれるので便利ですよ。
目やにの量が増える、というのも乾燥によるトラブルの可能性大。
目の粘膜や眼球などが赤くなっていないか?もチェックして腫れがあるようなら動物病院へ相談です。
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【2】乾燥による肌トラブル
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空気が乾燥し、暖房が入る時期になると犬の肌が乾燥し、フケが大量に出る!という場合があります。
フケが出ると「シャンプーしなきゃ!」とすぐ洗うことを考えがちですが、乾燥して肌の角質がポロポロ向けている状態だと逆効果です。
まずは犬の肌の「保湿」を考えましょう。
自宅で手軽にできるのは「グリセリンスプレー」ですね。
グリセリンは医薬部外品の保湿剤です。薬局で数百円で買えますよ。
↓
リンク先は500MLの製品ですが薬局に行けば、もっと小さいサイズで売っています。
少量ですごく潤うので、でっかいサイズを買う必要はありません。ミニサイズで十分。
このグリセリンを100MLの水に対し2~3滴入れてよく振る。これをスプレーボトルに入れて犬のスキンケアミストとして毛や肌にかけてなじませます。
グリセリンは空気中の水分を引き寄せる性質があるので保湿効果が非常に高い。
使いすぎるとベタベタするので、まずは少量からスタートしてください。
グリセリン自体は医療現場でもよく使用されます。犬が口にしても、基本的に無害です。
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【3】ホットカーペット、床暖房による「低温やけど」
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意外に多いです。注意しましょう。
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【4】暖かい室内から急に寒い屋外へ!寒暖差による体調不良にも注意。
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暖かい室内から、急に寒い屋外へ出て散歩…という際に体の不調を訴える犬もいます。
可能であれば、ウォームアップをしてから外に出る。防寒具の着用などの対策を。
*
●まとめ:
犬だって寒いのは嫌ですよ。
寒いと体調だって崩します。それは人間も一緒。
ところで、寒い季節といえばぴったりな「アレ」の季節なのですが、今年もそろそろ「アレ」をご紹介しようと思います。
犬の体が、まるで温泉に入ったようにポカポカと温まる心地よい「アレ」です。
勘の良い方は、もうこの言い方でわかったかもですが、次号のメールで「アレ」についてご紹介しますね。
気になる方は是非、楽しみにしていてください。
Office Guri
諸橋直子
(終)
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犬の薬膳講座、たくさんのご参加ありがとうございました!
こんにちは。Office Guriの諸橋直子です。
さて、今日はまずお礼から…。
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●御礼:犬の薬膳基礎講座:たくさんのご参加ありがとうございました!
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昨日いっぱいで受付を締め切った「犬の薬膳基礎講座オンライン版」。今期もたくさんのお申し込みをいただきありがとうございました。
薬膳を学ぶことで、受講生の皆さんの愛犬家が抱える体の悩みを解決する突破口が開けるよう願っています。
薬膳を学ぶことは楽しいです。
そして薬膳をやってみて、もし余力があってご興味があればぜひ、栄養学や犬の体の仕組みの基本も学んでみてください。
薬膳は2000年以上の歴史がある、実体験をベースにした使える「食事療法」です。
それに現代の知恵である「栄養学」や「犬の体の生理学」の知識もあると鬼に金棒。
何と言っても、2000年の歴史を持つ膨大な知恵と、現代科学の最先端の知識である栄養学や生理学はお互いを補える存在です。
いわば車の両輪みたいなもの。
薬膳をきっかけに、犬の体のこと、栄養のこと、犬の健康を守るために広い視点を持つことの大切さを体感していただくきっかけになれば、私もとても嬉しいです。
是非楽しみながら学んでいってくださいね。
あと、実際に薬膳お家で是非作ってみてください。
犬が喜んで食べてくれたら、メールでお知らせいただけると私もとても嬉しいです!
というわけで、講座満員のお礼のメールでした。
またメールさせていただきます。
Office Guri
諸橋直子
(終)
■追伸1:
犬の健康に関して学びの順番モデルコース、個人的なオススメをいうと:
1:手作りごはんに興味を持った → 食べさせてはいけないもの、塩分など基本事項を学ぶ
2:食事から栄養に興味を持った → 栄養学を学ぶ
3:栄養を学んで、犬の体でどう栄養が使われるか?に興味を持った → 犬の体の仕組み、生理学を学ぶ
こんな感じで進むと、食事から犬の体の基本的な仕組みまでを自然な流れで学べます。
ご飯をもっと深めたい、という場合には薬膳を学ぶと楽しい。
体のことをもっと知りたい、という場合は、犬の体の基礎+よくある病気も合わせて学べるとなお良し。
まずは興味のあるところから始めてそこから範囲を広げていくやり方がおすすめです。
何れにせよ、何はさておき「基本」をしっかりやることが大切です。
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