犬の夏バテによる食欲不振にお勧めの「東洋医学アロマ精油」の紹介 | 犬のための手作り食[ぐり通信]公式BLOG

犬の夏バテによる食欲不振にお勧めの「東洋医学アロマ精油」の紹介

こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。

さて、今日も前回に引き続き

●東洋医学アロマセラピーを犬の健康管理に応用する

というテーマでお届けします。

 

前回は東洋医学の基礎についてお話をしました。



●犬の東洋医学アロマセラピー:東洋医学の基礎編
http://www.officeguri.com/archives/5410

 

基本の話はとても大切なので、新しいテーマをお話しする際には
必ず触れることにしていますが
理論の部分が入ってくるので、どうしても

「ちょっと理解するのが難しいなあ」

という方も多いと思います。

 

そこで今日は、

「東洋医学とアロマセラピーを組み合わせると
 こういう考え方になって
 こういう風に家庭でのケアができますよ」

という事例を挙げてご紹介していこうと思います。

 

東洋医学アロマセラピーは
飼い主さん自身の手で、愛犬の健康をサポートし
大きな病気から守ってあげたい、という場合に力を発揮できるホームケアです。

 

もちろん、病気には様々な原因がありますし
100%家庭で予防できる、というようなことを
申し上げる気は私自身もありません。

 

しかしながら、生活習慣を見直し体のバランスの崩れを調整したり
不調を小さなうちから見つけてケアをする
必要に応じて初期の段階で獣医師に相談するなどの対策を
心がけることで、予防につなげることはできます。

 

大きな病気になる前の段階で、
対策を考えることもできるようになります。

 

病気というと、何か青天の霹靂というか
ある日突然降ってわくもの、コントロールがまったく効かないもの、
というイメージを持たれているケースもありますが、
最近では人間の健康や医療の世界でも

「予防医学」

が注目されています。

 

このことは、病気の中には普段の生活の中で
ちょっと工夫したり、気を付けることで
回避できるものもたくさんある、ということを意味しています。

 

病気の専門家であるお医者さんが
一般向けの市民公開講座などで
生活の中で心がけてほしいことなどをレクチャーする機会も増えてきています。

 

犬の場合は、まだそこまで「予防医学」について
認知されたり、学ぶ機会が多くはありませんが
飼い主さんが積極的にそういう情報に触れたり、学ぶことで
犬も

「予防医学」

の恩恵は十分に受けられる、と私自身は考えています。

 

その点、東洋医学アロマセラピーの考え方は
必要とされている飼い主さんのお役に立てると思いますので
ぜひ今回の事例も、チェックしてみてくださいね。





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●夏バテによる食欲不振、胃腸の調子の悪いとき
 東洋医学アロマセラピーではどう考える?

 何をする?

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夏になると犬の食欲が落ちるので心配です…というご相談は
実は毎年、夏の初め、そして夏の真っ最中に
たくさんメールでいただきます。

 

東洋医学では、梅雨の時期や湿度が高く「むし!」と蒸す気候を

・湿(しつ)

と呼びますが、この「湿」が胃腸を弱らせ
消化・吸収機能を低下させる、と考えます。

 

 

この場合、まずは胃腸を休ませるのが先決ですので
東洋医学の考え方では、無理してスタミナのあるものを食べる、ということは
勧めていません。

 

むしろ、あっさりとした体が受け入れやすい食事を
体が今欲している分だけ無理のない範囲で摂ることを勧めます。

 

では、こういう状態の体をケアするには
東洋医学アロマセラピーをどう活用したらいいのでしょうか?

 

お勧めのアロマ精油の代表は以下の2つです

・レモン
・ペパーミント
(ただし、てんかんの犬の場合はペパーミントは使用しないことをお勧めします)

 

 

レモンは消化器に働きかける香りで
東洋医学的な言い方をすると

「滞った気(き)を流し、胃腸のつかえを解消する作用が強い精油」

とされています。

 

気、というのはここでは簡単に
生命活動を営むのに必要な代謝のためのエネルギーととらえてください。

 

イメージとしては、何となく活動が鈍って元気のない胃腸のエネルギーのめぐりを良くし
スカッと滞りを解消するような感じです。

 

ペパーミントもレモン同様、消化器に働きかけ
気の流れを良くする精油と考えられています。

 

では、このアロマ精油をどのように犬に使用するのか?を紹介します。

 





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●手軽な芳香浴が初心者の方にはおすすめです

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レモン、またはペパーミント精油を1~2滴ティッシュに垂らし
それを犬の鼻に近づけて、まずは匂いをかがせてあげるだけでも
アロマの効果を感じることができます。

 

もし、ディフューザーなどの専用の機械をおもちであれば
それを使って香りを部屋で拡散させるのもおすすめです。

 

*我が家では無印良品の超音波ディフューザーを使用しています。
よく「諸橋さんが使っているディフューザーはどういうものですか?紹介してください」
というメールもいただくので、この機会にご紹介しておきますね。

大・小2種類のディフューザーを部屋の広さに合わせて使い分けています。



●無印良品:超音波ディフューザー
http://www.muji.net/store/campaign/detail/C11090201

 

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●お腹のマッサージとツボの指圧を併用すると
 さらに効果的です!

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アロマの香りを犬にかいでもらいながら
マッサージとツボ指圧を併用すると、さらに効果的でお勧めです。

 

お腹のマッサージは、おへそを中心にてのひらで
やさしくなでる円マッサージを。

ツボは、

・三陰交
http://www.officeguri.com/wp-content/uploads/saninkou.png

・足三里
http://www.officeguri.com/wp-content/uploads/sanri.png

の刺激がお勧めです。

 

 

三陰交、足三里のツボの場所ですが
こちらももし、動画でツボの探し方解説を視聴したい、という方がいらっしゃいましたら
お手数ですが2015年7月27日(月)23:59までに
下記のURLをクリックしておいてください。



(リアルタイムでこのメルマガを受け取っている方だけが
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バックナンバー閲覧サイトではご利用になれません)

 

クリック数が一定数を超えましたら
クリックしていただいた方限定で
後日動画データをメールでお知らせしようと思います。

 

*普段は有料のオンライン講座受講者の方にのみ公開している動画データにつき
期日内にクリックをしてくださった方にのみ
視聴URLを後日お知らせさせていただきます。
あしからずご了承ください。

 



 

いかがでしょうか?

香りの効果、そしてマッサージやツボ指圧をプラスすることによって
犬の体全体の調子を整えるのが

●東洋医学アロマセラピー

です。

 

食欲不振というと、普通は食事を工夫する、
整腸剤を飲んで様子を見る、という対応方法が多いと思います。

 

もちろん、そういう対応方法も大切ですし
効果があります。

 

しかしながら、もしそういう方法にプラスして

「アロマの力も活用できる」

「マッサージやツボ指圧も選択肢として入れることができる」

としたら…。

 

しかもその方法は、犬にとっても心地よく
飼い主さんにとっても香りを一緒に楽しめるなど
わくわくしながらできることなのです。

 

さらに東洋医学のいいところは
体の不調を整える際に

「体のバランスを回復する」

というのがベースになっている点です。

 

食欲不振なので、もちろん胃腸のケアを中心に考えるのですが
マッサージや指圧、香りの効果は
トラブルを起こしている個所のみではなく
体全体を元気づける、ストレスに働きかけ、リラクゼーションを促し
精神と体の不調和も調整する働きが期待できます。

 

今回は夏バテによる食欲不振のケースを取り上げましたが
食欲不振には色々な原因があります。

 

体の他の部分の不調の影響を受けている場合もありますし
精神的なものが影響している場合もあります。

 

東洋医学では、そういう部分も含めて全体で健康というものを考えます。

 

そのため、東洋医学的なケアは
トラブルが起きている個所を見つめながら
結果として、体全体が崩れたバランスを取り戻し
元気な方向へ向かうようなケアになります。

 

家庭で、飼い主さん自身の手で
東洋医学的なアロマセラピーのケア、
効果的なマッサージなどを行えるとしたら…。

 

こうしたことを「習慣」として愛犬に行うような生活になれば
これこそが最強の「家庭の予防医学」だと私は考えていますが
●●さんはどう思われますか?

 

今日はここまでです。

 

次号のメールは明後日、27日の月曜日配信予定ですので
楽しみにしていてくださいね。

 

Office Guri
諸橋直子

(終)

 




 

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