こんにちは。
家庭問題解決カウンセラーのふーみんこと、工藤史惠です😊
家庭問題相談の事例を紹介しています。
※事例は何年も前の話を参考にしており、所在地・イニシャル等は全て架空です。
今回は埼玉県在住・45歳・女性(Sさん)のご相談です。
息子さん・娘さんとの4人家族です。
付き合っているときも、結婚当初も優しい人でしたが、5年を過ぎた頃から喧嘩の度に手を上げるようになりました。
幸い、息子や娘に手を上げることはないので今すぐ離婚は考えていませんが、これからエスカレートしないかと心配です。
先日は、喧嘩の途中でかなり感情的になり、突然2階から飛び降りるようなこともしました。
怪我はなかったのですが、近所にも聞こえたかもしれず、色々なことが気になります。
以前のような優しい夫に戻って欲しいのですが、どうしたらいいでしょうか。
本人もDVをやめたいのにカッとすると手が出てしまうと悩んでいます。
今回は、奥様からのご相談でしたが、ご主人も自分のDVを治したいと悩まれていると伺ったので、夫婦カウンセリングを受けていただきました。
個別にお話を伺ったら、まず喧嘩が度重なっているのは、お互いに新婚当時の優しさを失くしてしまっているのが原因でした。
ご主人は元々、そんなに短気な人ではなかったんですよね。
なのに、仕事でもストレスが増えて、それを発散するところがなく、そうしているうちに喧嘩をすると手が出るようになってしまったとのことでした。
DVの対応は、夫婦状況やお互いの性格などで色々変えなければいけませんが、こちらの夫婦の場合は、お互いまだまだ夫婦としてやって行きたい気持ちはあるし、手が出てしまうよになったのが結婚当初からではなく、しばらく経ってからということだったので、まずは忘れてしまった最初の頃の思いやりや労りの気持ちをお互いに思い出すようにして、極力、喧嘩をしない環境を作ることを提案しました。
すると、なんとこのご夫婦の場合、一度のカウンセリングで喧嘩もDVも治まったという報告が!
そう。
DVもカウンセリングがうまく行き、お二人がきちんとアドバイスを忘れずに過ごしてくださると、一度のカウンセリングで効果が出るのです。
ただ残念なことに人間は忘れる動物でもあり……
ちょうど1年後にご主人の暴力が再発してしまったと、またヘルプの要請が来ました。
そしてまた夫婦カウンセリング……。
で、お話したことは1年前と同じこと(笑)
「え? 同じことを?」って思うでしょ?
でも、私は仕事なので伺ったお話も、アドバイスしたことも覚えているのですが(カルテにも書いてあるしね)、日常生活を送っている方々は、1年前のアドバイスなんてすっかり忘れてしまっているのが現状なんです。
なので本当は、継続的にカウンセリングを受けてもらって、頭の底にこびりつかせることって大切なことなんですけれどね。
そのカウンセリングでまたこのご主人のDVはパタッと治まりました(笑)
DVでもモラハラでも、している本人が治そうという気持ちがあれば治ります。
ただ、ほとんどは自分が悪いという意識はあっても、自分が悪いと認められず、治したいというところまでは行かない方が多いので、離婚まで行ってしまうケースが多いんですよね。
問題は真剣に向き合えば必ず解決します。
何から考えていいのか、どう進んで行けばいいのかわからなくなったら、どうぞご相談ください。
テレビや週刊誌などのメディアにも出演実績のあるカウンセラーが、あなたと一緒にあなたの進む道を考えますよ😊。