次に、IgAという抗体です。
この抗体はIgE、IgGとは少し違い、
防御型の抗体です。
つまり、IgE、IgGが侵入してきた異物と
反応してマスト細胞を刺激して症状を
起こさせるのに対し、IgAは異物の侵入を
防ぐ抗体なんです。
つまり、他の抗体が多ければアレルギー
反応を起こしやすいですが、IgAは少ないと
異物の侵入を許して症状を引き起こすんです。
このIgAは、異物と体内の境目でバリアとして
働いています。
腸管、気管や鼻の粘膜などにIgAが多く含まれて
おり、花粉や食べ物の分解物を粘膜中で
捕まえ、それ以上体内に侵入させないようにしています。
このIgAは実は、生まれた時には体内にほとんどなく、
母乳から与えられる抗体です。
その後、3~4か月ぐらいから自分でIgAを作れるように
なってきて、3、4歳のころまでに一人前になります。
ですので、幼児の時に母乳で育てられていない子供や、
3歳ぐらいまでに卵や牛乳、肉、大豆、カニ、エビなどの
強力なアレルゲンを与えすぎると、アレルギー体質に
なりやすいといわれています。
花粉症やアレルギーの人は、健常者と比べると
IgAの量は半分ぐらいしかないといわれています。
それだけ、アレルゲンが侵入しやすく、症状を
発症しやすいんです。