→つづきです
一度はカウンセラーに
憧れたこともあったけど
大学院に行って
国家資格を取らないと
カウンセラーでは食べていけない
と思っていたので
勉強嫌いだったわたしは
どうせ無理だろうと
さっさと諦めて
会社員として働きました
新卒で入った会社も
それなりに充実はしているんだけど
なんだかつまらない
このまま一生この会社に
勤めるんだろうか？
もっとやりがいのある仕事が
あるんじゃないか
だけど何ができるかわからないし
やりたいことがわからない
という思いがずっとありました
そんな時に弟の突然の死
医療事故でした
親の期待に沿って生きようと
我慢し葛藤し苦しんでいた弟が
大学に通わなくなり
家で半分引きこもりのような状態
そんな中で突然死んでしまったことにより
両親への怒りが大きくなりました
真面目でいい子が
幸せになるわけじゃないじゃん
この世の中は不公平だ
そんな風に思い
毎日テレビと新聞読みに
会社に来て、人の揚げ足ばかりをとる職場のおじいさん達を見ては
殺意を覚えていました
わたしが生きる意味って
何なんだろう？
このまま何となく
毎日会社に行って
その辺の人と結婚して
何となく一生を終えるんだろうか
もっと自分の可能性を見てみたい
未来に希望が持てなかった弟に
あんたの死んだ後は
こんな面白い人生が待っていたよ
とドヤってやるんだ！
わたしが希望を見せてあげるんだ！
だけど何をしたいのか
自分の好きや得意がわからない
そんな状態でした
つづく
