「尖閣は中国領」と報じたNHKの問題放送に猛省を! | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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8月19日の「NHKラジオ国際放送」の中国語ニュース番組で、尖閣諸島(沖縄県
石垣市)を「中国領」と述べるなど「虚偽の不適切な発言」が放送されてしまった。
問題の発言は8月19日午後1時頃から放送された「ラジオ国際放送と、ラジオ第2
放送の中国語ニュース」の中であった。中国籍の男性スタッフが「靖国神社に落書き
があった」というニュースを読んだ後に、「尖閣諸島は 中国の領土である」などと、
ニュース原稿にない発言を約20秒にわたって行った
という。
これは、「公共放送が乗っ取りされる=ジャックされる」という、あってはならない
犯罪である。「公的な謝罪」,「経緯などの究明」と「再発防止の徹底」が必要だ。
このスタッフは、NHK関連団体が業務委託契約を結んでいる中国籍の40代男性で、
2002(平成14)年から「日本語のニュースを中国語に翻訳し 読み上げる業務」
を担当していた。
番組制作スタッフが気づいて、この問題が発覚した。NHKは関連団体を通じて男性
スタッフに厳重抗議して、関連団体は「この男性スタッフとの契約を解除する方針」
というが、果たしてそれだけで十分なのか。
「NHK会長は公的な場で謝罪」をすべきであり、この男性スタッフ及び業務委託先
の関係団体管理者らを懲戒解雇して、更に訴えるべきであろう。
尖閣は日本固有の領土であって、「中共側が宣伝する虚偽が発信された」ことは看過
できない。石垣市がNHKに対して再発防止を要請したのはもっともである。
NHKは同日夜に、「ニュースとは無関係の発言が放送されたことは不適切であって、
深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
NHK幹部は8月21日、ラジオの国際放送で「尖閣諸島を『中国の領土』と伝えた
問題」を受けた対応として、①関係役職者の処分。②録音放送やAI(人工知能)ア
ナウンサーの導入など事前チェックの強化。③38億円の国費が投じられる国際放送
全体の在り方の見直し、の方針を明らかにした。
再発防止のために「事前収録などを検討する」とはいうが、決してお詫びや 小手先の
防止策で済まさずに、不適切発言が放送された責任を重く受け止めるべきだ。

 
国民民主党の玉木雄一郎代表が、この件を取り上げて 追及したことに対して、説明を
したことを8月22日に「X(旧ツイッター)」で経緯を明らかにした。
玉木氏は、NHK幹部に対して「二度と同じことが起きないように厳正な対処を要請」
した上で、「『尖閣が中国の領土』であるとの放送は、単なる『不適切な放送』では
なく、わが国の主張に反する『間違った放送』だ」と指摘して、NHK側は、「今後
『不適切な放送』という言い方はしない」と約束したという。
しかし、この問題を政府やマスコミが大きく報道せずに、また自民党議員からも 全く
問題視せずに放置して、国民民主党の玉木代表が取り上げたという点を 小生は思わず
考えこんでしまう。