集合住宅の賃貸管理を20年間営んできて、「金持ち大家さん」を目指す小生が、
常日頃感じている「こだわり」を金言集として綴る。
2024(令和6)年の第20弾である。 |
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今回のテーマは「終活及び相続対の心構え」である。 |
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・終活や相続対策は明るく前向きに |
小生は、三年余り前の2020(令和2)年に「多発性骨髄腫」という血液がん
の診断を受けてから、三か月の入院治療を経て、定期的に通院しながら自宅での
闘病生活をするとともに、終活を続けてきた。 |
「終活」は決して死に支度ではないと思う。既に遺言書を作成した小生であるが、
決して後悔はしていない。 |
むしろ、心がスッキリとして、心の計案を安らぎを得られて、与えらえた寿命を
生きながらえることができるだろうとさえ感じる。 |
自然に、愛妻や子供たちの笑顔が浮かんでくるし、ゆくゆくは円満な家族たちを
天国から見守ることが出来るのだと信じる。今でもそう思う。
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・遺言書作成に当たって… |
小生は、「公正証書遺言」を公証役場において作成した。これに対して利用しや
すい「自筆遺言」もあるが、法務局での保管制度も出来てお勧めかもしれない。 |
ところで、遺言書を作成するためには、資産の確認をすることが絶対必要である。
相続対策を通じて、愛妻や子どもたちの相続税負担を軽減する案を 遺言書に盛り
込むことにより、家族の笑顔が目に浮かんでくる。 |
さらに、自分や残された愛妻はじめ子どもたちの生活設計を確信し、終末医療や
終の棲家などの検討も行う。 |
また、遺言書には「付言事項」を十二分に書き加えて、家族の在り方や絆、先祖
や子孫への感謝などを「最後の愛のメッセージ」として伝えておくことも重要だ。 |
なお 遺言書には「遺言執行者(遺言書の内容を実現する人)」も定めておくべき
であろう。税理士や弁護士,司法書士ではなく、長男などの家族でも十分である。
信託銀行に依頼するのは、費用もたいへん嵩むためにおすすめはできない。 |