「こどもの日」に思う… | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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本日;5月5日「こどもの日」であり、「こどもの健全な発達を願う日」である。
「祝日法」によれば、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに 母に
感謝をする」ことが趣旨であり 1948(昭和23)年に制定された。ゴールデン・
ウイークを構成する日の一つである。
「こどもは 7歳までは 神様の預かりもの」とされていたので、神仏への「お供え物」
などの「そなえ」、「供する」という意味の常用漢字の「供」を使用し、「子供」と
表記されていたという。
しかし、一部の団体からは、「供」という漢字は「大人の手下」という感じがする…
という声が上がったために、「ひらがな表記」にしたそうである。また一説によれば、
こどもにも読めるように「ひらがな」にしたともいわれている。
古来から、5月5日は「端午の節句」として、「男子の健やかな成長を願う行事」が
行われていた。かつては、5月5日が祝祭日であり3月3日(上巳の節句、雛祭り)
が祝祭日でないことについて「男女差別」とする見方があったもという。

 
総務省は、5月5日の「こどもの日」を前に人口推計から算出した子どもの数を発表。
15歳未満の男女は、4月1日時点で前年よりも33万人少ない1401万人である。
43年連続で減少し、比較可能な1950(昭和25)年以降の最少記録を更新した。
また、総人口に占める比率は 0.2ポイント低下の11.3%で「過去最低」となった。
15歳未満の子どもの割合は、「第1次ベビーブーム」後の1950年は、35.4%
にのぼった。しかし その後は低下傾向が続き、1997(平成0)年には65歳以上
の割合(15.7%)が15歳未満の割合(15.3%)を超えた。

子どもの数を3歳毎の区分でみると年齢が低い程 少なくなっている。12~14歳は

317万人で 0~2歳は235万人となった。出生率が低下傾向にあり、子どもの数

は減少が続くとみられる。

1950(昭和25)年に 子どもの数は総人口の3分の1を超えていた。その割合は

1975(昭和50)年から50年連続で低下して、過去最低となった。

一方で、65歳以上の高齢者の割合は29.2%であり、最も高い。ちなみに高齢者は
1950年には4.9%だった。少子高齢化の影響で、その割合は上昇を続けており、
1997(平成9)年には子どもの数より多くなった。
 

日本の子どもの比率は、諸外国と比べて著しく低い。「国連人口統計年鑑」によると、

推計時点は異なるものの、人口4千万人以上の37か国のうち、子どもの比率が日本を

下回るのは11.2%の韓国だけ。そのほかは、ドイツが14.0%,中共が16.8%,

米国が17.7%,インドが24.9%などとなっている。

 
わが国の将来のことを考えてみると、「実に由々しき事態である」と小生は憂慮する。