巷(ちまた)で流行(はや)る「意地悪大喜利」 | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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4月11日の産経新聞コラム;【直球&曲球】に掲載された落語家の春風亭一之輔
師匠の「意地悪大喜利」は、小生には興味深かったので、一部加筆の上で紹介する。
子供の頃 「人にやさしく、意地悪はしてはいけない」と教わってきた。でも世の中
には「意地悪」があふれている。ある人にとって便利なモノは、案外 それ以外の人
には「意地悪」なものが多い。

 
私にとって 「現金は使えません」は、なかなか意地悪である。レジに並んだ末での
「キャッシュお断り」は身体にこたえます。そのせいで クレジットカードを作って
しまった。意地悪のおかげで前進したのかもしれない。

 
あと、スマホでQRコードを読み取って注文する飲食店。年配の方が マゴマゴして
いるのもかわいそうだし、それにブチギレた客に怒られてる店員さんもかわいそう。
公園のベンチの形状がとやかく言われている。座面が背もたれ無しのアーチ形だっ
たり、横になれないように等間隔の肘掛けがガッチリついていたり。駅のホームの
はりにトゲトゲを敷き詰めて、ハトがとまれないようにするのにも近い。「そこに
長居するなよ」、「寝転がったりするなよ」ということなのだろう。

 
「そんなやつらを どーにかしろよ」という苦情が来たので、こんな形は いかがで
しょう…。要するに意地悪大喜利。
「居座る人を排除する意図は ないんですけどね、こんな斬新なデザインのベンチは
いかがですかね?」なんて調子のいい言葉の裏に意地悪がチラつくのが嫌な感じ。
だったら「ホームレス対策だよ! 文句あるかよっ!」や、「このカタチなら 寝っ
転がれねえだろ! まいったか!」、或いは「座り心地はイマイチだけど、ないより
もましだろ。ちょっと休んだら、どっか行ってくれよな!」と ハッキリ言ってくれ
た方がまだ潔い。

 
強情なハトはトゲトゲの間をぬって無理矢理とまってたりするけども、人間は そう
はいかないからなあ。ハトは他に行き場があるけど、落ち着いてベンチで休みたい
人はどこに行けばいいですかね。地べたにムシロを敷いて横になったら、なおさら
邪魔者扱いだし。「みんなが幸せになる最良のカタチ」ってのはないんでしょうか。