①「人間たちはもう時間がなくなりすぎて、本当には何も知ることができないでいる」 |
「多発性骨髄腫」というがんとの闘病を3年間続けてきて、「この先、病気はどうなって
いくのだろうか?」と、一抹の心配で塞ぎ込んいる小生のような患者さんたちに対して、
贈りたい言葉である。 |
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「時間がない」なんてことはない。今、生きているこの一瞬がどんなに輝いて、素晴ら
しいことであるかに気付いた立春の午後である。 |
みんなやりたいこと、やらなくちゃいけないこと、そうだと思っていることに毎日追わ
れている。 |
だからゆっくりと考えることも、心で感じ取ることもできなくなって、目に見えるもの
だけを知ったと思ってしまう。 |
一度立ち止まってゆっくりと深呼吸をして、ハートで大切なものを見ようとする時間を
作りたいものである。 |
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②「君のバラをかけがいのないものにしたのは、君がバラのために費やした時間だ…」 |
「君がバラの為に使った時間が長ければ長いほど、バラは君にとって大切な存在になる」 |
不安がいっぱいあるだろうけれども、力を振り絞って一歩踏み出すことによって、違う
世界が見えてくる。 |
怖がらないで、信じて、一歩踏み出す勇気を持ち続けていたい。 |
その先には、素晴らしい世界が舞っていることを信じて…。 |
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③「きちんと決めてあるから、ある一日がほかの日と異なる。ある時間が、ほかの時間と
異なる。そういうことなんだ」 |
誰か大切な人と約束したその時間。家族との時間、恋人とのデートの約束、特別なことを
すると決めたある日。 |
それって同じ時間でも、そこだけ特別なものになる。 |
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④「君は僕にとって、世界でひとりだけの人になる。僕も君にとって、世界で一匹だけの
キツネになる」 |
思いやり、愛情から育まれるもの、そういう目に見えないことを意識することが大切だ。 |
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⑤「物事は、偏見や固定観念を捨てて、意識を白紙状態にして見なければならない」。 |
「これは 大人にとっては特に難しいことであるが、でもそうしなければ、物事の本当の姿
を見ることはできません」 |
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⑥「心で見なければものごとはよく見えないってこと。 大切なことは目に見えないんだ」 |
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⑦「星々が美しいのは、ここから見えない花がどこかで一輪咲いているからだね」 |
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