「礼に始まって、乱に終わる」なかれ | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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「エネオスHD」の斉藤猛社長が12月19日に解任された。懇親の場にて 酒に
酔い、同席していた女性に抱きつくという、「経営トップ」による女性に対する
不適切行為のための辞任であった。
石油元売り最大手「エネオスホールディングス(HD)」は12月19日、女性に
セクハラ行為をしたとして、斉藤猛社長(61歳)を解任したと発表。 同社では、
昨年も前会長がセクハラ行為で辞任しており、「2代続けて経営トップが女性への
不適切行為で辞任する」という異例の事態となった。
 
「酒は、礼に始まって乱に終わる」という言葉がある。宴会が始まってしばらくは
礼儀正しく飲んでいるものの、酔うにつれて理性を失ってしまい、大きな混乱のう
ちに宴(うたげ)が終わることを指す。
本日は、2023年の大晦日である。2023(令和5)年も、いよいよ押し迫っ
てきており、忘年会のピークはとっくに過ぎた感がある。
ただ、「年が明ければ新年会が待っている」という方も多いだろう。外で酒を飲む
機会が増える時期に合わせて、厚生労働省が「短時間に大量の酒を飲まない」よう、
注意を呼びかけている。
英語にて表現すると、度を越して飲む意味の「ビンジドリンキング(短時間に大量
のお酒を飲むこと)」を言う。「ビンジ」は英語で「過度に、過剰に」という意味
の言葉であって、「一度に純アルコール量60グラム以上の飲み方」が該当する。
ビール中瓶で3本、日本酒は3合、ウイスキーならダブルで3杯が目安になる
厚労省の目安によると、ビール(アルコール度数5%)350ミリリットルのもの
で14グラム。日本酒(アルコール度数15%)1合で22グラム。ワイン(アル
コール度数12%)1杯で12グラムとしている。つまり、缶ビールを5本飲むと、
60グラムを超えてしまう計算になるのだ。
続いて「短時間」とは、どれほどの時間なのだろうか。どうやら、「2時間程度」
が目安だと言う。
つまり、「2時間で純アルコール量60グラム以上のお酒を飲む」と「ビンジドリン
キング」に当てはまり、急性アルコール中毒などのリスクが高まるのである。
先輩らから言われたら、一気飲みでグラスを空けるのは当たり前の時代もあった。
「今は昔…」とばかり思っていたら、必ずしもそうでもないようである。「目安」
を忘れず、「礼に始まって礼に終わる」ようにしたいものである。