11月16日の産経新聞;【直球&曲球】に掲載された戦場カメラマン宮嶋茂樹氏の
コラムは、小生には、とても興味深かったので、一部加筆の上で紹介しよう。 |
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不肖宮嶋が今、写真展を開催しとる会場の目と鼻の先に在日イスラエル大使館がある。
そばを練り歩くデモ隊のシュプレヒコールが、風に乗って聞こえてくるわ。欧米では
東京の比やないで。ロンドンでは30万人集まったって? 主催者発表でもスゴいわ。 |
しかしや、オノレらが連帯を表明し「命と自由と人権を守れ」と叫ぶパレスチナ人が
選挙で選んだ政権が「ハマス」なんや。イスラエル領内に、何千発ものロケット弾を
降らせ、1200人以上の丸腰のイスラエル人を殺戮(さつりく)し、200人以上
の人質をガザに拉致したハマスや。 |
「立派なテロ」やんけ。デモ隊の皆サマ、何でパレスチナへは「人質を解放せよ」と
は訴えんの? ハマスのテロは「善」でイスラエルの反撃は「悪」なんか? |
確かに、イスラエルの攻撃は情け容赦ない。そこに人質がいようが、病院やろうが、
ためらうこともない。それはハマス相手だけやないで。聖書の時代から迫害を受けて
きたユダヤの民は数千年かかって世界中に離散し、第二次大戦後にやっとパレスチナ
の地でイスラエル建国を果たしたのである。
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それで終わりやなかった。周りのアラブ諸国を「敵」に回してしもうた。安全保障で
ちょっとでも「弱み」を見せたらたちまち領土を奪回されて、食いつくされてしまう
状況やったのである。せやから、国民の安全と領土を守るためには、どんなことでも
やってきた。たとえ国際世論に何、言われてもや。 |
われらが岸田文雄首相、国民の生命、財産、安全を守り、領土を奪還するために世界
を敵に回しても戦う覚悟はおありか? |
いや到底ないわな。国際世論どころか、国内の「増税」世論にさえおびえ、中途半端
な核兵器でわが国や自由主義世界を恫喝(どうかつ)する北朝鮮に 新たな経済制裁を
科すこともできず、わが国の「EEZ(排他的経済水域)」内に仕掛けられた目障り、
危険極まりないブイひとつ、よう撤去できんやないか。あれが機雷やったら、どない
する? |
そのあたりだけでもイスラエルを見習うたらどうや? ちったぁ アンタらの支持率も
上がるんとちゃう? |