香港のデモ隊が議場突入~警官隊が強制排除して… | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

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香港の中華人民共和国(中共)への返還22年を迎えた7月1日夜に、若者ら千人以上が

暴徒化して「立法会(議会)」の建物になだれ込み 議場に突入した。中共本土への容疑者

移送を可能とする「逃亡犯条例」改正案の完全撤回や、行政長官の辞任などを求めた。

香港警察は7月2日未明、催涙ガスを使って周辺に居座っていたデモ隊を強制排除した。

警官隊とデモ隊の大規模な衝突は6月12日以来。条例改正をめぐる抗議活動が平和的

なデモから議会占拠という過激な行為に発展したことで、事態の収束は見通せなくなった。

「口実を与える」とか、「言質を与える」という場合の「与える」は、相手にとっては 何よりの

プレゼントになるが、その逆は「デメリット」にもなって、時には「計り知れないダメージ」にも

なりかねない。

そのような観点からは、去る7月1日夜に行われた「香港のデモ(暴動)」に対しては、小生

は大きな疑問を感じざるを得ないのである。

この騒動をTV報道で見て、「中共本土への容疑者引き渡し」を可能にする「逃亡犯条例」

改正案が、香港住民の総意ともとれる200万人の大規模デモにより、撤回~廃案になる

可能性が高まったその期待を裏切るような結果が案じられてならなかったのである。

6月に行われたあの大規模デモが、「動かざること山の如きのような巨大な存在感」を示し

たからこそ、中共政府も力による封じ込めが出来なかったのであろう。だから、香港住民は

静かに次の展開を見守ることをもって「次善の策」としていた筈である。

 

ところが、7月1日の若者らによるデモは、暴徒化して立法会に乱入して、議場などを一時

占拠して建物や設備を破壊した。これに対して警察は催涙ガスなどで応戦して、その結果

双方に怪我人が出たものの、「このような暴動は、香港の一国二制度を守る足しになるど

ころか、その逆になることは明々白々」なのである。

つまり、これは「純粋な動機」というよりは、「ためにするもの」と見て良かろう。いうならば、

「反対運動を抑圧する口実を与える策動」の可能性が高いのである。

なにしろ彼の国は「孫氏の兵法」の国なのである。「デモを正当化させない為の秘策」など

いくらでもあるのだろう…。