小生が気になる「先週のニュースファイル」 | 尾張エクセルの「日々精進ブログ」

尾張エクセルの「日々精進ブログ」

木曽の清流に映え、心触れ合う躍動都市;愛知県一宮市に活動拠点を置く、尾張エクセルです。保守政権を応援しつつ、経済・社会・軍事防衛まで、地域や国内、海外の気になる出来事や話題を、独断と偏見溢れる一味違った目線でブログ提供します。

①【原子炉下に溶融燃料か 福島第1の3号機、東電がロボ調査】

東京電力は7月21日に、福島第一原子力発電所;3号機の内部を水中ロボットで調査し、

「原子炉から溶け落ちた核燃料とみられる溶融物を確認した」と発表。東電は、「原子炉

から出たのは間違いない」と述べ、溶融燃料の可能性が高いと説明した。事故を起こした

1~3号機内で溶融燃料をうかがわせる痕跡をはっきりと捉えたのは初めて。

 

②【オバマケア代案再び頓挫~トランプ氏;「非常に失望」、廃止法案を優先へ】

トランプ米大統領は、7月18日のホワイトハウスでの演説で、与党;共和党の「医療保険

制度改革法(オバマケア)代替法案が頓挫したことについて「非常に失望した」と述べた。

まず廃止法案を優先し、民主党の協力を得て成立をめざす考え。上院共和トップの「マコ

ネル院内総務」は同日、来週早々にも廃止法案を採決する方針を示した。トランプ氏は、

「複数の州で保険料が200%以上増加」と、オバマケアによる負担増の弊害を訴えた。

「オバマケアは失敗だ」と強調し、廃止法案を先行して成立させ代替制度を検討する方針

を示した。

 

③【稲田防衛相;防衛監察が聴取 PKO日報の疑惑、改めて否定】

南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報を陸上自衛隊が「廃棄した」と説明しながら

保管していた問題で、稲田朋美防衛相は7月21日「報告は受けていない」と改めて表明。

非公表にする方針も了承していないと語った。同日 約1時間実施された特別防衛監察の

聴取にも伝えた。監察結果は7月28日にも公表するが、7月24~25日に開く衆参両院

の予算委員会の閉会中審査でも争点になる。「南スーダン国連平和維持活動(PKO)部

隊」が作成した日報を、陸上自衛隊が「廃棄した」としながらも保管していた問題に関して

2月15日に岡部俊哉陸上幕僚長らと協議したことを明らかにした。あくまで日報データは

廃棄したとの説明を受けたとし、非公表を了承したことは否定した。一方、非公表の方針

は同じ日に黒江哲郎防衛次官ら同省幹部が別途協議し、決めたことも分かった。

 

④【蓮舫民進党代表;戸籍謄本一部を公開~「台湾籍有さないと分かる資料」と強調】

民進党の蓮舫代表は7月18日夕刻、党本部で記者会見を行い、台湾籍と日本国籍との

「二重国籍」問題をめぐり、日本国籍の選択宣言をしたことを証明するために戸籍謄本の

一部など関係書類を公開した。「台湾籍を有していないことが分かる資料だ」と強調した。

蓮舫氏は、日本国籍の選択宣言日が「平成28年10月7日」と明記された東京都目黒区

役所発行の戸籍謄本、台湾の行政府が発行した台湾籍の離脱証明書、今回離脱手続き

のため台湾側に提出した台湾のパスポートなど数点を公開。書類はいずれも写しだった。

 

⑤【韓国;7月21日軍事会談提案~対北朝鮮への対話路線鮮明に 】

韓国国防省は7月17日、北朝鮮に対し、軍当局による会談を7月21日に開催することを

提案した。南北軍事境界線がある板門店の北朝鮮側で実施して 境界線付近での政治宣

伝放送など「敵対行為」の中止を議題にする。北朝鮮が 核・ミサイル開発を強行する中で

対話路線に傾斜する「文在寅(ムン・ジェイン)政権」の姿勢が鮮明となった。

 

⑥【日銀決定会合;金融緩和は維持、物価2%目標は1年先送り「2019年度頃に」】

日銀は7月20日まで開いた金融政策決定会合で、物価上昇率が安定的に2%に達する

時期について「2019年度ごろ」とし 従来予想から1年先送りすることを決めた。先送りは

2013年4月に異次元緩和を始めて以来、6回目となる。物価が上昇に向かうシナリオは

維持されているとし、追加的な金融緩和策は打たず、物価動向を見極める。日銀の物価

目標2%達成は「2019年度ごろ」に先送りの手詰まり感が…。

 

⑦【防衛費来年度予算、過去最高~4年連続5兆円超要求へ】

防衛省は2018年度予算の概算要求で、5兆円超を計上する方針だ。5兆円超の要求は

4年連続で、2017年度当初予算より増やし、過去最大の要求額となる見通しだ。核・ミサ

イル開発を進める北朝鮮脅威への対応や、対中国を念頭に置く離島防衛を重点とする。

中国やロシアが開発に力を入れる探知しにくい最新鋭ステルス機に対応して 次世代レー

ダーの開発にも着手する方向だ。8月末までに詳細を詰める。2017年度予算は、米軍再

編費などを含め5兆1685億円を要求し、当初予算は5兆1251億円だった。

 

⑧【「5G」;世界で規格統一、日・米・欧・中・韓;20年めど「IoT」の普及後押し】

次世代の超高速無線通信「第5世代(5G)」で 日本と米国・欧州・中国・韓国が通信規格

を統一する。2020年をめどに周波数などの仕様で合意し、世界の市場で共通の機器や

サービスを広げる。「5G」はあらゆるモノがネットにつながる「IoT」の核となる技術。各国

は企業が世界の市場で対等に競う環境を整え、機器やサービスの導入を後押しする。

 

⑨【米中;赤字削減策示せず、初の経済対話~物別れ】

米中両政府が初めて開いた閣僚級の包括経済対話は7月19日に、米国側が「貿易赤字

削減という共通目標を中国も認識した」などとする声明を発表して終了した。ただし、鉄鋼

分野など具体的な赤字削減策は示せず、協議は平行線に終わった。トランプ米大統領が

同日、鉄鋼の輸入制限に改めて言及し、両国の通商摩擦の懸念が再び強まりそうだ。

 

⑩【2020年度の基礎的財政収支;高成長でも8.2兆円赤字】

内閣府は7月18日、「国と地方の基礎的財政収支(PB)が、黒字化を目指す2020年

度も8.2兆円の赤字になる」との見通しを示した。技術の進歩で、バブル経済期並みに

生産性が向上し、名目3%以上の経済成長が続く楽観的なシナリオでも2020年度の

黒字化は絶望的。慎重推計なら10兆円以上の赤字になる計算で、成長頼みの「現実

離れ」した試算は財政の緩みにつながる。

 

⑪【経済財政白書;「人手不足、脱デフレの好機」~賃金上昇促す】

石原伸晃経済財政・再生相は、7月21日の閣議に「2017年度の年次経済財政報告

(経済財政白書)」を提出。景気は緩やかな回復が続くが、物価を押し上げる力は弱ま

っていると分析した。バブル期を超える人手不足は、日本経済成長の制約である一方

生産性向上やデフレ脱却に向けたチャンスと指摘。企業が働き方改革や技術革新を

進める重要性を訴えた。

 

⑫【ビットコイン取引;一時停止へ】

仮想通貨「ビットコイン」が分裂の危機に直面している。利用者の急増で取引に時間が

かかっている問題の解消に向けて、2つの案が浮上。8月1日に導入する動きが出て

いるためだ。混乱の収拾に向けて、導入を先延ばししようという第3の案も出てきた。

議論の行方次第では利用者がビットコインを失う可能性もある。

 

⑬【中共のGDP成長:横這い6.9%】

中華人民共和国(中共)国家統計局が7月17日発表した2017年4~6月期の国内総

生産(GDP)は、物価の変動を除いた実質で前年同期比;6.9%増加した。成長率は、

1~3月期から横這いである。インフラ投資の拡大と好調な個人消費が牽引した。引き

締め気味の金融政策で不動産の投資や販売が鈍り、年後半は減速する可能性も。

 

⑭【聖路加国際病院名誉院長;日野原重明氏が死去105歳】

「生活習慣病」という言葉をつくり、予防医療や終末期医療の普及に尽くした「聖路加国

際病院名誉院長の日野原重明(ひのはら・しげあき)氏」が7月18日午前6時33分に、

呼吸不全のため東京都内の自宅で死去した。105歳であった。告別式は7月29日午後

1時から東京・青山葬儀所。喪主は長男、明夫氏。

 

⑮【米;IBM、クラウドで後手、21四半期連続で減収】

米国「IBM」社が7月18日発表した4~6月期決算は売上高が前年同期比;4.6%減の

192億8900万$(2兆1600億円)と、21四半期連続減収だった。純利益も6.9%減

の23億3100万$ル。クラウド事業で「アマゾン・ドット・コム」など競合の勢いに弾みが

つき、IBMの従来型のハードウエアや、IT(情報技術)サービスの収入減少に歯止めが

かからない。米IBMの業績不振に見るAmazon Effectの脅威は凄まじいものがある。

 

※【ダイムラー;欧州で300万台を無償修理~不正疑惑の中で】

ドイツ;「ダイムラー」社は7月18日、「欧州でディーゼル車;300万台以上を無償で修理

する」と発表した。ここ数年で欧州で販売したほぼ全ての「メルセデス・ベンツ」ブランドの

車両が対象となる。費用は2億2千万ユーロ(約280億円)の見込みだとう。同社は先週

100万台以上のディーゼル車で違法な排ガス操作をした疑いを報じられていた。早期に

対策を打ち出すことで、事態の沈静化を急ぐ。

 

※【法制審の試案;配偶者に配慮し遺産分割から住居除く】

法制審議会(法相の諮問機関)の部会は7月18日、亡くなった人の遺産を分け合う遺産

分割の規定を見直す試案をまとめた。婚姻期間が20年以上の夫婦のどちらかが死亡し

た場合、「配偶者に贈与された住居は遺産分割の対象にしない」というものである。今は

住居も相続人で分け合う遺産であり 住居を売却し配偶者が住まいを失う問題があった。

 

※【海自・呉総監部;戦時下の地下司令部を公開へ】

大東亜(太平洋)戦争時に旧日本海軍呉鎮守府(広島県呉市)が使用した地下壕が、7月

29日に初めて一般公開されるのを前に、報道関係者向け視察会が7月17日開かれた。

海上自衛隊呉地方総監部によると、当時の技術の粋を集めて、アーチ型の天井や厚さ約

1.5mの壁に覆われた作戦室は実際に各基地への作戦司令に使用されたという。

 

※【民進党;来月にも役員人事~都議選総括で野田幹事長の交代論相次ぐ】

民進党は7月18日、東京都議選敗北を総括するための所属議員への意見聴取を終えた。

執行部と距離を置く議員を中心に、「野田佳彦幹事長を含む執行部の刷新」を求める声が

相次ぎ、蓮舫代表は早ければ8月にも党役員人事に踏み切る意向の由。昨年の就任時に

党内の反対を押し切って起用した野田氏をどう処遇するか。党内情勢を睨みながら難しい

判断を迫られる。ひょっとして代表も交代になるのかも…?

 

※【関東・東海・近畿など梅雨明け~平年より2日早く】

気象庁は7月19日、「中国(山口県を除く)、近畿、東海、関東甲信地方が梅雨明けしたと

みられる」と発表した。いずれの地方も平年より2日早く、関東甲信では昨年より10日早く、

近畿では昨年より1日遅い梅雨明けとなった。